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昨日のネット報道や今朝の新聞は、挙って麻生首相による『医者の「社会的常識欠如発言」』を取り上げている。(参考1)は、このことについて、昨晩、ネット報道され、今朝の朝刊に掲載された朝日新聞の記事である。麻生首相の発言は次のようなものである。 (1)医師には社会的常識がかなり欠落している人が多い。 (2)医師不足が激しくなったのは、医者の数が多すぎるから減らせと言った医師側にも責任がある。今になって医者自身が医師不足を云々するのはおかしい。 (3)臨床研修医制度の見直しを検討する。 (4)まともなお医者さんが不快な思いしたのであれば、申し訳ない。 これらの発言の各項目について述べると長くなるので、(1)の項目のみについて筆者の経験をまじえて、見解を述べたい。 ○筆者は、病院探しで大変な思いをしたことがある。今から10数年前のことであった。遠くの故郷の兄の入院を見舞って帰宅した翌朝のことである。突然、閉尿と痔疾患を併発した。それまで救急車を呼ぶということを経験したことがなかったので、筆者の住むF市内の病院をタクシーで訪ね歩いた。 最初、JTN病院(仮名)へ行った。女医さんが出て来た。病状を告げると、彼女は、突然嫌な迷惑そうな顔をした。実は彼女では処置できなかったのである。そこへ院長が出てきた。そして居丈高になって彼は、「お前のかかりつけの医者はどこだ。そこへ行け」と、鬼のような恐い顔をして俗悪な言葉で怒鳴り散らした。眼鏡をかけた恰幅の良い白衣を着た院長であった。まるで訪問したこちらが悪いとひどく腹を立てている様子に見えた。やむなくそこから比較的近いYMU病院(仮名)へ行き、結局はBPU外科病院で、非常勤の東大の医局員の2人の先生に助けられた。 ○一般に、筆者のかかった医師の中には、ひどく言葉使いの悪い人がいる。患者を対等よりもひどく格下に見る言葉使いをする人が比較的多い。中には露骨に粗悪な言葉を使い、極端に見下げた態度を取る人が事実いる。こういう医師が、医師全体の品位を落としている。そして慇懃無礼の医者もいた。丁寧な言葉使いではあるが、実は僕を暗に愚弄した。患者はこういう医者に診てもらうとかえって治る病も治らなくなってしまう。これらの医者は、病には精神的治癒効果があることを知っていないようである。 ○他の患者の見ている前で平気で贈り物を受け取ったり、他の患者の聞いている前で、贈物のお礼を言っていたりする。患者に贈り物を要求しているように見える。医師は患者から治療費を受け取っており、差額は健康保険によって国から支払われる。患者から贈り物や謝礼を受けたりするのは、違法である。 ○最近は、医師は患者を診察しながらパソコンに診察結果を入力する。パソコンが導入される前でも碌に患者の顔も見ないで診察していた医者がいた。それがパソコンを使うことになって、ますます激しくなった。そして入力している内容がデスプレイ上に現れる。そこには、時として患者の診察内容には関係のない「感情的な内容」が含まれ、それが患者に見える。筆者の場合、事実それがあった。それ以降、同じ診療科の別の医師に変えてしまった。僕を中傷するようなことを書いた医師は、筆者とは30年以上年齢差のある若い人であった。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 昔、筆者の育った頃には(旧制)高等学校というのがあった。3年制であり、大部分が当時の旧制帝国大学へ進学した。旧制高校の課程は文科甲類、文化乙類、理科甲類および理科乙類に分かれていた。聞くところによると、理科甲類は主に大学の理学部、工学部へ進学し、理科乙類は医学部へ進学したそうである。その頃の人の話からは、理科甲類の学生が、乙類の学生よりも劣るということは全く聞いていない。むしろその逆だった可能性すらあるように聞いている。 それが、いつの時代からか、大学の医学系へ進む学生は偏差値が最高であり、理工学系進学者は医学系進学者のそれを凌ぐことはできないという誤った考え方が定着してしまったかのように思える。このような誤った考え方を、医学系の学生やその卒業生が本気になって受け入れたところに、彼等の増長と慢心が生じた。これが卒業後まで引き継がれ、この結果、医学系学科を卒業して医師となった人々には、他の人よりは並外れた頭脳の持ち主であるという奢り高ぶりが、常に付きまとっているように思える。 この奢り高ぶりを取り外し、『医師も他の人と同等の人間であり、同じ人間の生命を守り、病を癒す崇高な使命を持っており、さらに他の人を侮ったり、おとしめることは医師としては許されない』という倫理観を、医師になった人々に植え付けない限り、日本の医療は改善されまい。 医師の教育には、専門教育のみではなく、奢り、高ぶりを矯正する倫理教育が必要である。医師の国家試験に、人格試験も導入すべきであると考える。そうしないと、医師の数だけ増やしても、又、奢り高ぶって俗悪な医師が増えるばかりである。 ********************(終わり)********************* 世論調査.net (参考1)首相「医者は社会的常識欠落した人多い」 会議後に謝罪 (2008年11月19日22時45分) 麻生首相は19日の全国知事会議で、地方の医師確保策についての見解を問われ、「自分が病院を経営しているから言うわけじゃないけれど、大変ですよ。はっきり言って社会的常識がかなり欠落している人が多い」と語った。 首相はさらに「(医師不足が)これだけ激しくなってくれば、責任はお宅ら(医師)の話ではないですかと。しかも『医者の数を減らせ減らせ、多すぎる』と言ったのはどなたでした、という話を党としても激しく申しあげた記憶がある」と続けた。その上で、医師不足の一因とされる臨床研修制度の見直しなどに取り組む考えを示した。 首相は会議後、記者団に発言の真意を問われ、「まともなお医者さんが不快な思いしたっていうんであれば、申し訳ありません」と謝罪した。首相の地元・福岡県飯塚市には、親族が経営する麻生グループ傘下の飯塚病院がある。 首相の発言に対し、日本医師会の中川俊男常任理事は記者会見で「信じられない。総理がそんなことを言うとは思えない」と語った。日本医師会の政治団体「日本医師連盟」は自民党の支持団体。ただでさえ、診療報酬などをめぐり両者の距離が広がっていると指摘されるだけに、党内には総選挙への影響を危惧(きぐ)する声も出ている。 |
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米流時評 2008/11/21 20:40 |
「麻生首相としては全く的を射た発言。その通りだ!!!」について
「麻生首相としては全く的を射た発言。その通りだ!!!」について ...続きを見る |
東郷 幹夫の思いつくまま日記 2008/11/29 10:18 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
おっしゃる通りです! |
まうちゃん 2008/11/20 18:38 |
医者の非常識は事実です。 |
ダイジン 2008/11/20 18:48 |
悪徳医師はネットでどしどし実名を公表しましょう。 |
中田 2008/11/20 18:52 |
まうちゃん様 |
東郷 幹夫 2008/11/21 09:30 |
中田様 |
東郷 幹夫 2008/11/21 10:14 |
ダイジン様 |
東郷幹夫 2008/11/21 10:48 |
この頃、医師は科学者ではなく、技能者であると思っています。高級職人です。 |
水蛍 2008/11/23 13:27 |
水蛍 様 |
東郷 幹夫 2008/11/24 03:10 |
麻生首相の「医師には社会的常識がかなり欠落している人が多い」発言をめぐって、いまだにマスコミなどに非常識発言だとする意見が多い。麻生首相は、「一般社会には、社会的常識に欠ける人がいる。医師の社会でもこの傾向は免れない」とでも言っておけばよかった。ちょっとした言葉のアヤを掴んで、特に野党の民主党やマスコミは、重箱の隅を楊枝でつつくように悪い方に誇張して責め立てる。この傾向は良くない。 |
東郷幹夫 2008/11/29 07:22 |
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