筆者の記事『宮崎1区候補への自民党・選対副委員長の不見識な発言!!! (作成日時 : 2008/10/06 08:30 ) 』で、筆者は次のことを訴えた。次期衆議院議員選出のための総選挙で、宮崎1区の自民党候補として立候補するために、 東国原・宮崎県知事の周辺あるいは同知事自身による雰囲気醸成のための選挙潜行運動があったと仮定し場合、もしこの雰囲気醸成に協力する者がいるとすれば、これは、県政のために汗をかいてもらおうとして、東国原氏を県知事に選出した県民、議会、県職員への重大な裏切り行為である。このような意見は、何も筆者に限ったことではない。(参考1)によれば、民主党の鳩山由紀夫幹事長は、東国原氏擁立の動きに対し、4日午後、福岡県大牟田市での記者会見で「1期目で投げてしまうような知事なら、県民は評価しない。国政に転出すれば県民の落胆は計り知れないものがある」と語ったそうである。 また社民党の福島瑞穂党首も、兵庫県尼崎市での記者会見で、東国原氏の宮崎1区を踏み台にして立候補することにに反対を表明した。 宮崎県知事として、任期が2年3か月も余っているのに、「どげんかせんといかん」ねばならないのは、国政出馬ではまたなくて、宮崎県政ではないのか。 (参考2)によれば、東国原氏は5日に、宮崎県の都城市で政治資金パーティーを開いた。県知事を 1期勤めるのに、何故、政治資金が必要なのであろうか。筆者はこのパーティイーの開催自体に反対である。このパーティーで 東国原氏が国政に出ることに反対する意見が多かったそうである。その一例として、「宮崎を踏み台にするようなことはやめてほしい。『宮崎をどげんかせんといかん』という言葉に感動して1票を入れたのだから、その約束を果たしてほしい」と語った女性がいたそうである。 また、(参考3)によれば、宮崎県のホームページには6日までに200件超のメールが寄せられ、うち9割超が東国原知事の衆院出馬に反対の内容だったそうである。 にもかかわらず、東国原氏の言動には煮え切らないものがある。「出ない」と言って見せておきながら、その言葉の裏で、出馬を断念したわけではないと臭わす。どうやら出馬雰囲気醸成の潜行運動は着々進んでいるらしい。反対する人はこれに全く気づいていない。気づいた時には、もう遅く、その時には反対できない雰囲気が醸成されてしまっている。 ここのところ、東国原氏のテレビなどへの出演が多すぎる。こういう人物がテレビ会社には、また非常に魅力的らしい。昔、「たけし不良軍団」の不良芸人の一員だったことがそれほど魅力的なのだろうか。古い昔には、芸人などは河原乞食と呼んで、軽蔑されたものであるが、今は全く違うようだ。テレビ局には、東国原氏は重要なタレントになってしまっている。 ところで、宮崎県政はどうなっているのか。県知事がタレント的活動をすることをどれだけ許しているのか。宮崎県の宣伝になるとは言うが、テレビに出てはしゃぎ回ることは、東国原氏の自己宣伝にはなるが、宮崎県の宣伝にはなっていない。東国原氏は宮崎県の宣伝マンのような顔をして実は自己宣伝を行っているのだ。これを許している宮崎県民の良識が疑われる。 東国原氏は、6日のPM7時からのテレビ朝日の番組「たけしのTVタックル」に自民党側として出演した。一体これは、何を意味しているのか。「たけし」が「そのまんま東」を呼びつけて出演させ、宮崎1区からの出演をPRさせたかったのだろうか。番組編成の裏は筆者には分からない。この番組が文字通り、烏合の衆の集まりで、それぞれ怒鳴り散らして言いたい放題のことを言っている。何を言っているのか、何が正論なのか全く分からない。テレビ朝日にはこういう無意味な番組が多いのである。結局、東国原氏はこの番組の中では余り多くを語らず、存在感が薄かった。東国原氏の目的は達成されなかったのではないか。東国原氏が自民党新派であることを、一般に認知させるまでには至らなかったと思われる。 筆者は東国原氏に右顧左眄することなく、宮崎県政にのみ精励されることを希望する。「国政のため」という美名に隠れて地方政治をないがしろにすることは宜しくない。いやしくも宮崎県民の県政に対する負託を受けて県知事になった人が、途中で投げ出して国政に転向しようという行為は、宮崎県民に対する裏切り行為である。悪くすると自分の政治生命を失うことになる。 ****************(終わり)******************* (参考1)「東国原さん、あなたも投げ出しか」 民主・鳩山幹事長が批判 2008.10.5 16:18「せんたく八策」の発表記者会見で質問に答える宮崎県の東国原英夫知事(右)=28日、東京都内のホテル 民主党の鳩山由紀夫幹事長は5日、茨城県鹿嶋市で記者会見し、次期衆院選宮崎1区での東国原英夫宮崎県知事の擁立論について「福田康夫前首相も、中山成彬前国土交通相も、途中で投げ出した。『東国原さん、あなたもですか』という話になる」と指摘し、東国原氏の出馬をあらためてけん制した。 鳩山氏は「宮崎を売り込むことに成功してきたが、知事としてまだまだ大きな仕事をしなければならないと、県民が望んでいる」と強調した。 宮崎県出身の福島瑞穂社民党党首は、兵庫県尼崎市での会見で「宮崎を踏み台にするのはいかがなものか。『どげんかせんといかん』のは自民党政治であって、それを補強してどうするのか」と指摘した。 (参考2)東国原知事、転身に触れず 地元講演、支援者から反発も2008年10月6日6時17分 次の総選挙への立候補を取りやめた宮崎1区の中山成彬前国交相の後継として浮上している東国原英夫・宮崎県知事は5日、生まれ故郷の同県都城市と三股町で講演した。東国原氏は、ここ数日「県民、県議会、県職員の意見を聞いて判断したい」との発言を繰り返していたが、講演では国政転身については全く触れなかった。一方で出席した支援者からは反発の声が相次いだ。 東国原氏は都城市の政治資金パーティーでの講演で、県政のこぼれ話などを披露し、会場を沸かせた。だが、国政転身については「メディアが多くてどこまでしゃべっていいか困っている」と述べるにとどめた。 これに対し、パーティーで中締めのあいさつに立った地元商工会幹部の男性(80)は「知事が他の方へ行くという話もありますが、やはり1期はがんばっていただきたい」とくぎを刺した。この男性はマイクを置いた後、「国政に行ったら、今のような形で宮崎の宣伝をする機会が少なくなる。周りもみんなそう言っている」と漏らした。 都城市で美容院を経営する野口ヨミ子さん(61)は「宮崎を踏み台にするようなことはやめてほしい。『宮崎をどげんかせんといかん』という言葉に感動して1票を入れたのだから、その約束を果たしてほしい」と語った。同市の会社社長、種子田義男さん(51)は「まだ駄目だ。県政でやりきっていない」と述べたが、「国政にいつかは出てほしい気持ちもある。国が変わらないと地方は変わらないから」とも付け加えた。 一方、東国原氏はテレビでは雄弁だった。5日午前の日本テレビの番組では、総選挙で自民党から立候補することについて「現時点ではない」と繰り返す一方で「可能性は排除できない」と含みを持たせた。ただし、「出たはよいけども、何のポストもない、何の権限もない、何の発言力もない、ということもありうるんですよ」と語り、自民党が敗れ、自身が国政で重要な立場を担う機会が失われれば、国政に転じる意味合いは薄れるとの考えを示した。 (参考3)東国原知事「今は不出馬」 県民9割 転身反対 衆院宮崎1区 (2008年10月7日 01:30) 宮崎県の東国原英夫知事(51)は6日午前、次期衆院選宮崎1区から出馬しない意向をいったん表明したが、午後には「『公示になっても今のところ(出馬が)ありません』が、イコール不出馬なのか(ということにはならない)」と述べ、出馬に含みを残した。国政への転身について「いつかはある」とも話し、情勢の変化によっては出馬へ転じる可能性もあるとの認識を示唆した。 知事は同日午前、記者団に「(衆院が)解散されても、(衆院選が)公示されても今のところありません、と言う」と不出馬を表明した。 宮崎県のホームページには6日までに200件超のメールが寄せられ、うち9割超が衆院出馬に反対の内容だった。 知事は「県民の意見を重視するのが私の政治姿勢。重く受け止めたい」と話し、県民世論を重視して不出馬を決めたことを明らかにした。 しかし、知事不出馬の報道が駆けめぐると、記者団に「不出馬宣言ではない」と打ち消しに躍起になり、「今のところはない」と何度も繰り返した。=2008/10/07付 西日本新聞朝刊= |
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本質 2008/10/07 20:36 |
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