「田中文科相は、3大学認可見送りを直ちに撤回せよ!!!」について

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7日、衆院文部科学委員会で吉田統彦民主党議員の質問を聞く田中文科相

田中文科相は、3大学認可見送りを直ちに撤回せよ!!!」について
これまでの経過を振り返ってみると、
①田中文科相は、11月2日午後、秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)の3大学の開設認可を見送る旨を発表した。
②これは、既に文科省から、設立認可の内諾を得ていた上記3大学にとっては、寝耳に水の大衝撃であった。このため角設立予定大学は、特に政界を中心として巻き返しの必死の運動を始め、自民党ばかりではなく、民主党の中でも3大学に同情する声が上がっていた。特に自民党の文部科学部会では、3大学の認可見送りの撤回を求める意見が相次いだ。
③これに対して、田中文科相は、一歩下がって、『来年春に新設予定大学の中で、認可を見送ったの3つの大学について、新たな基準で再審査をし、認可するかもしれない』と表明した。筆者は、これに対し、「田中文科相は、3大学認可見送りを直ちに撤回せよ!!!」の中で、
これは如何にも、持っ回った言い方である。新たな基準とは何か? 新たな基準で再審査され、そこで不合格となれば、それでは困るのである。そして新たな基準での審査で合格したとしても、前の審査で合格した大学との間に、新たな格差を思わせる一種の差別感が生まれる。 この手法は尤も愚劣で、かつ人を愚弄した手法である。
と強調した。
④11月7日の午前中の衆議院の文部科学部会で、民主党の吉田統彦氏、自民党の村博文・衆院議員や馳浩衆院議員から認可見送りの撤回を求める意見が相次いだ。さらに笠浩史文科副大臣は田中文科相の2日の「不認可」表明について、事前相談がなかったと明らかにした。
予測したように田中文科相は、副大臣や政務官に何も相談することなく、勿論、事務次官には一片相談も無買ったと思われるが、独断で大臣権限として、不認可の決定を下したのである。ここまで来ると田中眞紀子氏の官僚嫌いと独断専行には度を越えたものがある。
⑤11月7日の午前中の衆議院での批判が流石に身に応えたのであろうか、田中文科相 一転して『3大学認可へ』の舵を切った。
⑥11月8日の正午過ぎ、文科省は正式に、3大学へ認可を伝えた。

田中文科省の大学のレベルを下げたくはないと云う気持ちはよく分かる。しかしそれにしては時間が無さ過ぎた。それに官僚を無視した独断専行の行為が目に余った。

今回の騒動は、余りにも人騒がせな騒動であった。このような騒動を起こした民主党・野田政権の責任は重い。

なおこの記事を書くに当たり、『(参考1)』を参照にした。

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(参考1)大学新設「不認可処分していない」 田中文科相が答弁 (朝日新聞デジタル 2012年11月7日13時10分)
 来春に開学予定だった3大学の新設が「不認可」とされた問題で、田中真紀子文部科学相は7日の衆院文部科学委員会で「現時点で不認可の処分を行っていない」と強調した。野党議員の追及に、苦しい答弁に終始した。民主党内からも批判の声があがっている。
 田中文科相は答弁の中で、3大学が不認可と報じられたことについて「(取材が)廊下での立ち話だったから正確なことを申し上げられなかった。事務方も真意をくみ取れず、誤解を招いた」と説明。「現在、不認可という処分は行っていない」と繰り返した。
 そのうえで、新たな設置基準を設け、3大学を改めて審査する考えを表明。自民党の下村博文・衆院議員が「現行のルールに基づいて申請しているのに、そのルールを認めないのは大臣の暴走、横暴だ」と批判すると、「認可には大臣の政策的判断の余地がある」と答弁。「批判は覚悟のうえでやっている」と述べた。
 さらに自民党の馳浩衆院議員の質問には、「教育まで規制緩和してしまったためにこんな問題が起こっている。どこかで見直さないといけない。ですから大英断をせざるをえなかった」などと判断の正当性を強調した。
 一方、民主党は7日朝には文科部門会議を開き、早急な認可を求めていくことを決めた。座長の鈴木寛参院議員は記者団に「新設を心待ちにしてきた学生の立場に立つと、学生にとって大変にゆゆしき事態」と話し、設置認可の仕組みの見直しについて「(大学側からの設置申請後に)別のルールを持ち込むのは、法の遡及(そきゅう)、事後法の禁止という法治主義の基本にも抵触するおそれがある」と批判した。
 笠浩史文科副大臣は田中文科相の2日の「不認可」表明について、事前相談がなかったと明らかにした。
 また、藤村修官房長官はこの日の衆院内閣委員会で、「(文科省側に)『すでに様々な審査の経過があり、ある意味では、マラソンで言えば42キロぐらいまできたらゴールでなくなったような、そういう状態は困るのではないか』と申し上げたことがある」と述べた。公明党の高木美智代衆院議員からの質問に答えた。
■3大学関係者、民自幹部に要望
 設置を不認可とされた3大学の関係者は7日午前、国会内で、輿石東民主党幹事長と面会。即時の認可を求める要望書を手渡した。秋田公立美術大を新設予定だった秋田市の穂積志市長や、岡崎女子大の新設が予定されていた愛知県の大村秀章知事が同行した。  関係者らはその後、自民党本部に移動。安倍晋三総裁と石破茂幹事長にも会い、協力を求めた。同日夕には、文部科学省を訪れ、笠浩史副大臣、板東久美子高等教育局長に、認可の要望書を手渡す予定。

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