南シナ海に関する安倍首相の呼びかけに賛同する!!!

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筆者は、2年前の当ブログ記事『南シナ海問題の解決を、いかにして促進するか! (作成日時 : 2011/07/21 14:13 ) 深山飛水の思いつくまま日記http://mikitogo.at.webry.info/201107/article_32.html)』の中で、
2002年にASEANー中国間で署名された「南シナ海行動宣言」があり、この宣言の内容を、いかにして実行に移すかという行動計画を策定し、アセアンと中国との間で、その計画に合意する協定内容を取り決めようとして努力中であるにもかかわらず、9年経った今になっても、この「南シナ海行動宣言」が、実施に移されないのは、何故であろうか?
と問題提起をしている。この行動宣言は、
①;『南シナ海におけるASEANと中国の友好的環境の促進を計る、
②この海域に関し、国連憲章、海洋法、東南アジア友好協力条約を遵守する、
③主権・領土保全等を相互に尊重する、
④外圧に拠らずに国家として存在する権利を持つ、
③締約国相互間で内政には干渉しない、
④紛争は平和的手段によって解決する、
⑤武力による威嚇または行使を放棄する、
と謳っている。しかしこの行動宣言が、なかなか実施に移されないのは、中国の猛烈な反対と、経済援助と言う懐柔工作に起因する。アセアン諸国には、必ずしも各国の考え方が一致し難いと云う重大な弱点がある。さらに中国と利害を異にするにもかかわらず、これらの国々の中には、意外に経済基盤の弱い国がある。そして直接には南シナ海には面していない国々にとっては、間近の生活を豊かにしたいという強い欲求がある。中国はそこに目を付けている。これらの国々にとっては、いずれは中国に領土を侵犯される可能性があることなどは、ニの次である。

フイリッピンやベトナムは、現実に中国に自国の島々を侵略されている。或いは侵略されようとしている。したがってこの2国は、「南シナ海行動宣言」の実施に積極的であるが、経済援助で中国に懐柔された国は、消極的である。
そしてさらに困ったことは、中国に完全に敵対関係にあった、このベトナムまでが、最近、中国に懐柔されかねない状況になっていることである。14日の読売新聞によれば、
ベトナムと中国は、南シナ海問題の解決に向け、「海上の共同開発」を協議する作業グループを設置し、年内に始動させることで合意した。陸上交通網の整備や、通貨スワップ協定などの金融面でも、それぞれ作業グループを発足させ、協力策を探る。
とある。

この共同開発なるものが曲者である。我が国は、東シナ海でのガス田の共同開発について、中国と合意したが、中国に先を越され、手が打てない。中国は南シナ海でも同じようなことをしようとしているように見える。

さらに悪いことには、アセアンの中には、率先して他の国の意見を統一して中国に対抗しようと云う有力国家が存在しない。このような時に当って、東シナ海で、中国から同じような侵略を受けようとしている日本が、アセアン諸国と共同歩調を採って、中国による海洋侵略を防ごうとすることは、真に意味深いことである。その意味でも、(参考2)に示すように、
安倍首相は沖縄・尖閣諸島をめぐり、中国との間で緊張関係が続いていることについて、「毅然(きぜん)として冷静に対応している」と各国首脳に説明した。その上で、フィリピンなど一部の国が中国との間で南シナ海での領有権をめぐり、対立していることについて、「力による現状変更の動きを大変懸念している。日本とASEANの共通の課題として連携していきたい」と呼びかけた。
ことは、大いに意義のある行為である。賛同して今後の動きに注目したい。

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(参考1)中国とベトナム、海上共同開発協議へ…南シナ海 (2013年10月14日21時37分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131014-OYT1T00199.htm?from=ylist
 【北京=牧野田亨】新華社電によると、中国の李克強リークォーチャン首相は13日、ベトナムの首都ハノイを訪れ、グエン・タン・ズン首相と会談した。
 両首相は、双方が領有権を主張する南シナ海問題の解決に向け、「海上の共同開発」を協議する作業グループを設置し、年内に始動させることで合意した。陸上交通網の整備や、通貨スワップ協定などの金融面でも、それぞれ作業グループを発足させ、協力策を探る。
 両国は領有権問題で激しく対立していたが、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席が訪中した6月から協調姿勢に転じていた。(2013年10月14日21時37分 読売新聞)

(参考2)安倍首相、フィリピン・アキノ大統領と会談 ( 2013年10月10日 4:55 ) 日テレNews24http://www.news24.jp/articles/2013/10/10/04237983.html
 ブルネイを訪問している安倍首相は9日、ASEAN(=東南アジア諸国連合)との首脳会議に出席し、日中が対立している沖縄・尖閣諸島の問題などについて説明した。
 安倍首相「私は就任以来、ASEANの国々を歴訪してまいりました。このブルネイで8か国目となります。これは日本のASEAN重視の証しにほかなりません」
 安倍首相は沖縄・尖閣諸島をめぐり、中国との間で緊張関係が続いていることについて、「毅然(きぜん)として冷静に対応している」と各国首脳に説明した。その上で、フィリピンなど一部の国が中国との間で南シナ海での領有権をめぐり、対立していることについて、「力による現状変更の動きを大変懸念している。日本とASEANの共通の課題として連携していきたい」と呼びかけた。ASEANとの連携を図ることで、尖閣諸島も含め、中国の挑発的な行動をけん制する狙いがあるとみられる。
 その後、フィリピンのアキノ大統領との首脳会談でも「紛争は国際法に基づいて、平和的に解決されるべき」との考えで一致した。
 安倍首相は10日、中国や韓国の首脳も出席する国際会議で、改めて自らの考えを述べることにしている。

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この記事へのコメント

深山飛水
2013年11月17日 20:52
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