収容した障害者を虐待する施設運営最高責任者の異常?

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社会福祉法人と言えば、社会福祉施設を運営するための法人であろう。そして社会福祉施設と言えば、社会福祉を受けるに足る人々を収容して、その人々に社会福祉を施す施設である。

今回、その社会福祉を受けるべき人々が、逆に虐待を受けた。しかもそれが施設の最高責任者による虐待であった。何かが狂っている。具体的には、この事件は、30日の毎日新聞の記事『(参考1)』が示している。すなわち
 山下洋子理事長(70)が運営する社会福祉法人「愛と光の会」(東京都荒川区)に属する千葉県の「ふるさとホーム白浜」は昨年3月開設された。26日付の勧告によると、山下理事長は、次のような全く社会福祉に悖る行為を行った。
①9月上旬、このホームへの女性入所者(50)を孫の手でたたき、全治10日の怪我を負わせ、「出て行け」、「生活保護を打ち切る」など暴言を浴びせた。
②他の入所者にも、頭を何度も床に打ちつけさせたり、入所者同士でけんかをさせたりしていた。
③作業が終わるまで食事をさせない
④福祉サービスとはかけ離れた多数の不当な行為があった。
▽節約を理由に水風呂に入れる。
▽根拠不明な「借用書」を書かせ金銭を徴収する。

このような虐待行為が、福祉を与えるべき最高責任者自らの手によって、一度だけではなく、日常的に、福祉を受ける弱者に対して行われた。前代未聞の出来事である。常識を通り越した、あってはならない事件である。幸いに同じホームの職員や元職員の通報によって、これが発覚した。

それにしても、千葉県の福祉関係部門は、管轄下の県内の福祉施設への監督が甘かったのではないか。さらに管轄官庁の厚生省自体の責任も問われるべきである。社会福祉法人の設立許可は厚生省にあるのではないか。

弱者が、強者によって虐待される。これが、それを防がねばならない機関の長によって行われた。この行為は絶対に許されてはならない。責任者と実行者は、厳しい罰によって報いられねばならない。

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(参考1)障害者施設:理事長の虐待 千葉県が確認 (毎日新聞 2012年10月30日 03時00分http://mainichi.jp/select/news/20121030k0000m040091000c.html
 千葉県南房総市の精神障害者施設「ふるさとホーム白浜」で入所者が虐待されていると通報があった問題で、県は29日までに、運営する社会福祉法人の理事長が今年9月に入所者数人に虐待を繰り返していたことを確認、現理事長が関与しない新たな運営体制の整備などを法人側に勧告していたことが分かった。厚生労働省によると、10月に施行した障害者虐待防止法の通報がきっかけになった都道府県の改善勧告は「把握する限り初のケース」という。
 運営する社会福祉法人は山下洋子理事長(70)がトップを務める「愛と光の会」(東京都荒川区)。東京都や栃木県でも同種の施設を複数運営しており、所管する厚労省も調査を進めている。
 26日付の勧告によると、山下理事長は9月上旬、女性入所者(50)を孫の手でたたき全治10日のけがをさせ、「出て行け」「生活保護を打ち切る」など暴言を浴びせた。他の入所者にも、頭を何度も床に打ちつけさせたり、入所者同士でけんかをさせたりしていた。さらに、作業が終わるまで食事をさせない▽節約を理由に水風呂に入れる▽根拠不明な「借用書」を書かせ金銭を徴収する−−など多くの「福祉サービスとはかけ離れた不当な行為」があったという。
 「ふるさとホーム白浜」は昨年3月開設。現在9人が入所するが、今年になり職員から「入所者に深夜労働を強制している」と訴えがあり、県は5月にも立ち入り調査。10月1日の防止法施行初日には元職員から理事長による虐待の通報があった。負傷した女性入所者は9月に県警館山署に被害届を出し、同署が捜査を進めている。
 県は同法人に対し、11月19日までに問題点を改善し、26日までに報告書を出すよう求めている。厚労省障害福祉課地域移行・障害児支援室は「改善状況を見た上で、他県の施設の現状も把握し、国も必要な対応にあたる」としている。
 東京都荒川区にある「愛と光の会」法人本部は29日、毎日新聞の取材に「理事長が不在でわからない」と話した。【中島章隆、斎川瞳、野倉恵】

(参考2)南房総の障害者施設入所者虐待:「行政対応遅かった」 通報者保護規定、職員が次々証言 8毎日新聞 2012年10月04日 地方版I)(http://mainichi.jp/area/chiba/news/20121004ddlk12040053000c.html)
 「理事長による虐待は日常的だった」。 障害者虐待防止法が1日施行されたことに伴い、元職員が通報した南房総市白浜町の精神障害者施設「ふるさとホーム白浜」を運営する社会福祉法人「愛と光の会」の山下洋子理事長(70)自らによる女性入所者(50)への虐待疑惑。3日に県の調査が入り、これまで沈黙を守ってきた職員の口から虐待に関する具体的な証言が明らかになったが、理事長は全面的に虐待を否定しており、県の調査の行方が注目される。
 同法施行で、障害者への虐待を知った施設職員らは、市町村の虐待防止センターへの通報が義務づけられた
 今回は施設の元職員による、南房総市への電話通報が調査のきっかけとなったが、同法は、通報者が解雇などの不利益を受けることのないよう「通報者保護」の規定も盛り込まれている。3日の県の調査で、複数の施設職員が、理事長の虐待について証言した背景にはこうした事情もあるとみられる。
 ただ、県に理事長の虐待を証言した職員たちは、「県や警察は虐待の疑いに気付きながら、動きが遅かった」との不満もぶつけたという。県や県警は「不作為」を問われない速やかな対応が求められている。【中島章隆】

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