河野談話を是認する一部の自民党総裁候補

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14日の自民党総裁選の共同記者会見で、河野談話の話が出たそうである。(参考1)がその内容を述べている。

安倍晋三元首相は、「私たちの子孫にこの不名誉(慰安婦強制連行)を背負わせるわけにはいかない。国内、国外に対し、新たな談話を出すべきだ」と主張し、さらに自身の首相時代に、「強制連行を直接示すような資料はない」と閣議決定したことにも言及した。

これに対し、石原伸晃幹事長は、河野談話が韓国に配慮してあいまいな書きぶりとなっている点を称賛し、「河野談話はすごくよくできている。談話を読む限りでは、広義においては強制連行もあったんではないかとうかが伺える文面になっている。そこに知恵があった」と主張し、安倍元首相と石原幹事長の意見は真っ向から対立した。それ以上、話は、進まなかったようである。

この『広義においては強制性があったのではないかと取れる点が、非常によくできている』という指摘は、石原幹事長が、明らかに、「河野談話が慰安婦問題の強制性を肯定している」と認める発言である。これは、
①最近の実際には強制性はなかったという一般の指摘と、この指摘に対する裏付け、
②慰安婦問題の誇大宣伝の元になった種々の虚言と、それらが虚言である事の実証を試みようとする動き、
③この慰安婦問題を誇大に宣伝しすぎた特定マスコミへの謝罪要求、
などを封じ込めようとする底意があると思われてもやむを得ない。


さらには、石原幹事長がここまで言うのであれば、限りなく続く慰安婦問題への韓国の謝罪要求を、どうするかという視点おの解説がなされねばならない。

ただ単に、「河野談話は非常に良く出来ている」だけでは、答えになっていない。その点で、この石原幹事長の発言は、現在の問題点に答える回答としては、零点である。

こう言う人が、自民党の総裁に選出され、あわよくば、我が国の総理となるものとすれば、とてもこれは許されるものではない。


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(参考1a)河野談話、靖国、尖閣で各候補の違い浮き彫り2012.9.14 23:52 (1/2ページ) 産経http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120914/stt12091423530023-n1.htm
 自民党総裁選の共同記者会見では、5候補全員が保守政治家を自任するだけに政策の大きな方向性についてはおおむね一致してみえた。だが「河野談話」「靖国神社」「尖閣諸島」など個別の分野になると、主張や政治姿勢の相違が浮き上がった。
 資料的裏付けも日本側証言者も見つからないまま、政治判断で慰安婦募集の強制性を認めたのが平成5年の河野洋平官房長官談話だ。韓国の李明博大統領の島根県・竹島上陸や天皇陛下への謝罪要求をきっかけに、この談話の見直し機運が再び高まっている。
 「私たちの子孫にこの不名誉(慰安婦強制連行)を背負わせるわけにはいかない。国内、国外に対し、新たな談話を出すべきだ」
 こう明確に主張したのは安倍晋三元首相だ。安倍氏は自身の首相時代に、「強制連行を直接示すような資料はない」と閣議決定したことにも言及した。
 対照的に、石原伸晃幹事長は河野談話が韓国に配慮してあいまいな書きぶりとなっている点を称賛した。
 「河野談話はすごくよくできていた。談話を読む限りでは、広義においてはそういうこと(強制連行)もあったんではないかとうかがえる文面になっている。そこに知恵があった」
 町村信孝元官房長官も「当時の官房長官の一つの知恵として出された。全面否定するつもりはない」と一定の評価を与えた。

(参考1b)河野談話、靖国、尖閣で各候補の違い浮き彫り 2012.9.14 23:52 (2/2ページ) 産経http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120914/stt12091423530023-n2.htm
 首相となった場合に靖国神社に参拝するかについては、石破茂前政調会長と石原氏は直接答えず、異口同音にこう語った。
 「天皇陛下のご親(しん)拝(ぱい)が実現するために務めるのが政治の使命だ」(石破氏)
 「天皇陛下がご参拝できるような靖国神社にすることも大切だ」(石原氏)
 両氏とも、いわゆる「A級戦犯」の分(ぶん)祀(し)などによる環境整備が先決だとの考えを示唆したとみられる。
 林芳正政調会長代理は「参拝するかしないかを言うのは差し控える」と述べ、町村氏は「行くかどうかは、首相になって考える」と結論を先送りした。
 一方、安倍氏は「国の指導者が参拝し、英霊に尊崇の念を表するのは当然だ。首相在任中に参拝できなかったのは痛恨の極みだ。今言ったことから考えてほしい」と事実上、参拝する考えを表明した。
 尖閣諸島問題に関しては安倍氏が「国家管理をさらに進める」、石破氏が「実効支配をさらに強める」と述べたのに対し、町村氏はこう懸念を示した。
 「実効支配を強めるために施設をつくる話は、そう簡単に考えてよいものか」
 林氏は「中国とは大国間の大人の関係を目指していくべきだ」と指摘し、石原氏は尖閣諸島を国有化した野田政権の手法を批判してこう強調した。
 「政府は『虎の尾を踏む』と言っては過言かもしれないが、十分な話が中国とできていなかった。事前に、中国との打ち合わせがあってしかるべきだった」
 近隣諸国に対する各候補の姿勢の違いは、総裁選の重要な争点となりそうだ。(阿比留瑠比)





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