ベトナムの『原子力への日本信頼』に応えよ!

21日の朝日新聞や産経新聞の記事『(参考1)、(参考2)』は、ベトナムのグエン・タン・ズン首相が日本記者クラブで語った内容を伝えている。

筆者はグエン・タン・ズン首相の語った内容を読んで、少なからぬ感動を覚え、稀に視る優れた指導者であることを実感した。その理由は、同氏が
①強固な信念の持ち主で、右顧左眄しない人に見えること、
②日本の原子力技術に絶対の信頼を置いており、そして福島第一原発の事故によって日本への信頼を失墜するのではなく、逆にその経験を生かした技術的信頼性の向上を期待していること、
③大国の理不尽な国際法に悖る行為に断固として戦う姿勢を見せていること、
などに起因する。

ベトナムは、現在、北から、中国という露骨に侵略的で、自国の利益しか考えない国によって、強力な圧力をかけてられているにもかかわらず、断固としてこれを撥ね退けている。この国にして、この指導者ありという感を深めた。

我が国では、昨年の3月11日の福島第一原発の大事故以来、国内の原発に課された再試験とストレステストのため、原発は順次、停止状態に入り、試験が終わっても、国民の間には、原発忌避感が広がり、再稼働がままならぬ状態である。そして政府は、選挙の人気稼ぎのためか、40年後には原発稼働をゼロにするなどと、迎合発言を行っている。

このような国状にある我が国に対し、グエン・タン・ズン首相は日本の原子力技術に全幅の信頼を置いている。実に有難いことではないかと思うのである。さらには福島原発の事故を、同首相は、逆にプラスに生かすことを希望している。今や、原発技術の重点は、事故が発生した時の事故対策技術、あるいは、さらに進んで、事故発生を未然に防ぐ技術の向上が重視されている。原子炉の燃料棒冷却のための発電所外からの電源の安定的確保、さらにはデイーゼルエンジンなどによる予備電源の安定的確保などが、技術向上の対象になるのであろうが、グエン・タン・ズン首相は、この辺の総合技術に、発揮される日本の企業の実力に信頼を置いているものと期待される。

原発輸出に携わる企業は、日立製作所や東京芝浦電気等であろうが、日本企業の名を辱めないように、全力を傾けられることを期待する次第である。

ところで、国連海洋法で定められた自国沿岸の領線から200海里(=200×1.852km=370km)が自国の排他的経済水域である。にもかかわらず中国は、南シナ海で、その領線から1200km、すなわち650海里の海域を、自国の支配範囲だとして主張を繰り返し、一歩も退こうとしない。この海域は、南シナ海のほぼ全域なのである。国連海洋法条約を、国連の安保理常任理事国が、踏みにじろうとしている。そしてそれをアセアン諸国に押し付けようとしている。これに対し、今のところ、中国に武力をもってしても、対抗しようとしているのは、ベトナムとフイリッピンだけである。

さらには、中国は、南シナ海には、直接には面していないインドネシアやカンボジャを外交的な援助契約などの見返りで、中国に靡かせようとしている。

このような状況の中で法的拘束力のある行動規範を中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の間で早期に策定すべきだとの主張は、まことに当を得ている。我が国は、グエン・タン・ズン首相のこの『法的拘束力のある行動規範』を早急に作成するように、側面援助をすべきではないか。南シナ海が中国に席巻されてしまうと、その次の中国の矛先は東シナ海に向けられることだろう。現に、向けられつつある。南シナ海問題は、そのまま東シナ海に繋がっているのである。

以上のように考ええ来ると、我が国とベトナムとはもっと緊密な協調政策をとっても良いと思うのである。

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(参考1)原発建設「日本の技術信頼」 ベトナム首相、計画続行http://www.asahi.com/international/update/0421/TKY201204210372.htm
 来日中のベトナムのグエン・タン・ズン首相は21日、都内の日本記者クラブで記者会見し、日本が輸出を予定する原子力発電所の建設について、「ベトナムは日本の技術を信頼している。(福島の)原発事故を経験したことで、より高度で安全な技術とすることができるだろう」と述べ、建設方針に変更がないことを強調した。
 また原発をめぐる情報が地元住民らに開示されていないとの指摘について、ズン氏は「住民の同意を得られるよう、政府は必要な情報を国民にきちんと伝えている」と反論した。
 中国と領有権を争う南シナ海問題については、国連海洋法条約などに基づき、平和的な解決を目指すべきだと主張。法的拘束力のある行動規範を中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の間で早期に策定すべきだとの考えを示した。(藤谷健)

(参考2)
南シナ海問題、日本関与を ベトナム首相が会見
2012.4.21 19:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120421/chn12042119070004-n1.htm
首脳会談に臨む野田佳彦首相(左から2人目)とベトナムのグエン・タン・ズン首相(右から2人目)=21日、東京・港区の迎賓館(代表撮影)
 来日中のベトナムのグエン・タン・ズン首相は21日、都内の日本記者クラブで記者会見し、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の一部加盟国が領有権を争う南シナ海問題について「この地域の平和安定のため、日本を含めてさまざまな国が協力すべきだ」と述べ、日本など域外国の積極的な関与を求めた。中国は「領有権を争う当事国間での解決」を主張しているが、対中国強硬派として、米国や日本などを含む多国間での解決を目指す姿勢をあらためて強調した。
 また、ズン首相は、海洋権益拡大を図る中国に対し「大国であり、国際社会の責任ある一員」として隣国に対して友好的、協力的であるよう要求。ベトナムが日本への原発2基発注を決定していることについて「原発事故を教訓に原発技術を新たな段階に発展させると信じている」と指摘した。(共同)





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