政府は拉致被害者全員の氏名とその救出法を明らかにせよ!
今朝の時事通信の報道『(参考1)』は、新任の松原拉致担当相が、特定失踪者問題調査会(『(参考2)』参照)の北朝鮮向け短波ラジオ「しおかぜ」の収録にあたり、同調査会の荒木和博代表らを霞が関へ呼びつけ、松原担当相のメッセージを録音させたそうである。報道では、荒木和博代表らと霞が関で面会しとなっているが呼びつけたことは間違いあるまい。
そして松原担当相が、「私たちは片時も皆さんのことを忘れたことはない。必ず日本の地を踏ませます」という文言を録音させたことは評価できる。この文言は、近く韓国と北朝鮮との国境へ運ばれ、北朝鮮の短波受信機へ向けて放送される。勿論、松原拉致問題担当相の名義でこの文言は放送されるのであろう。しかし、言ったからには、必ず実行してもらいたい。有限不実行では困る。有言実行でなければならない。
ただ従来の拉致担当相は、特定失踪者調査会とは、何となく一線を画していたように思える。そレに関する顕著な事実は、日本政府は、北朝鮮に拉致された日本人の人数を、17人として政府認定し、特定失踪者問題調査会の認定する288人の拉致被害者を、絶対に政府認定しようとしない。これに関する益原担当相の見解を聞きたい。
更にはどのようにして、拉致被害者を救出しようとしているのか、全く見えて来ない。 そして政権が代われば、拉致担当相も変わる。
政府は、どのようにして拉致被害者を救出するのか、国民に明白に説明してもらいたい。
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(参考1)「必ず日本の地踏ませる」=拉致被害者向け放送収録-松原担当相(http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012012300161) 松原仁拉致問題担当相は23日、東京・霞が関で、北朝鮮に拉致された可能性がある行方不明者を調べている特定失踪者問題調査会の荒木和博代表らと面会した。その場で、被害者救出のための北朝鮮向け短波ラジオ「しおかぜ」の収録に臨み「私たちは片時も皆さんのことを忘れたことはない。必ず日本の地を踏ませます」と呼び掛けた。
荒木代表は面会後、報道陣に「拉致担当相から収録をしたいと言ってくれた。一つでも問題を前に進めてくれれば、解決の突破口になる」と話した。(2012/01/23-10:18)
(参考2)特定失踪者問題調査会(http://www.chosa-kai.jp/newbuhin/chosakaitowa.pdf)
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