八ッ場ダム建設中止に『こだわる』前原さん?

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昨9日のネット記事『(参考1)』によれば、
前原・民主党政調会長は、八ッ場ダムの再検証について、「党から出された疑問について、明確にならない間はダムの本体工事に入ることは容認できない。中止に追い込む布石として、検証やり直しも考える」と述べ、前田国交相が検証結果を追認しないよう
牽制したそうである。前原氏は、最初から『八ッ場ダム建設中止』の立場を堅持しており、2009年医民主党が政権を奪取したとき、最初の国交省として、選挙のマニフェストに記載された『八ッ場ダム建設中止』を実行に移そうとしたが、建設地域の住民や、1都5県の知事連合や自民党にに激しく反対され、再検証を国交省に指示した。ところが、八ッ場ダムの「建設継続が妥当」とする検証結果と、『計画推進』という国交省の結果が出てきたところで、前原氏は、『党から出された疑問について、明確になっていない』と難癖をつけて、飽くまでも反対する立場をとっている。如何にも頑迷である。大体、事前検証などと云うものは、反対の目で検証すれば、いかにも建設推進が非合理で無意味かという作文はいかようにも作成できる。『建設中止に反対』という検証結果が出たからと言って、今更、文句を言うのは、男らしくない。

9日や今日10日のネット記事『(参考1)、(参考2)』では、前田国交相も
、「八ッ場ダムは長年議論され、流域自治体の合意を得て、完成に近付いている事業。流域や国にとって、非常に重要な安心、安全の施設」
などと述べ、事実上、ダム建設が必要との認識も示したそうである。そして藤村修官房長官は9日午前の記者会見で、
八ッ場ダム(群馬県)の建設再開について、「国土交通省で(検証の)手続きをしており、それを重視する。政治的判断はしない」と述べ、建設再開の方向で検証を終えた同省の方針を尊重し、本体工事を容認する考えを示した
そうである。

このような状態でも、前原民主党政調会長は、飽くまでも、『八ッ場ダム建設中止』にこだわるのであろうか。民主党の2009年のマニフェストに飽くまでもこだわろうとする姿勢は、鳩山元首相が、2008年の民主党インデックス(政策集)に書かれた『沖縄基地の県外移設』に拘泥した頑固さによく似ている。これによって鳩山元首相は、いかに事態の解決を困難にしてしまったことであろうか。

前原氏のように頑迷では、この人は矢張り総理の器ではないと思われる。


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(参考1)八ッ場再検証 前原氏「政府は疑問に回答を」 .意見書に同調国交相追認「待った」( http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20111209-OYT8T00004.htm)

記者会見する民主党の前原政調会長(8日午後7時23分、衆院第2議員会館で) 民主党の前原政調会長は8日、党政調役員会後の記者会見で、八ッ場ダムの再検証について、「党から出された問題(疑問)について政府から回答を求め、明確にならない間はダムの本体工事に入ることは容認できない」と述べ、「建設継続が妥当」とする国交省の検証結果を前田国交相が追認しないよう待ったをかけた。将来的に中止に追い込む布石として、検証やり直しも視野に入れており、9日にも藤村官房長官に党としての意見を伝える。
 党政調役員会は、同省関東地方整備局の検証結果に対する党の意見として、▽国交相の判断に際し、党の国土交通部門会議や(八ッ場ダム問題)分科会の議論を勘案して対応されることを望む▽「十分な検証の結果」とは納得できない物が多かった▽(国交相は)「再検討を行うことを指示」という判断もあり得ることを考慮されたい――など4項目を了承した。
 それを受けて会見した前原政調会長は、4項目の党意見や、建設反対派の議員が個々に提示した疑問点に回答するよう政府に求める方針を表明。ダム建設の是非の判断について、「政権交代前に議論を積み重ねた中でつくったマニフェスト(政権公約)にかかわる。仮に変更するなら、政治的な判断が加わるべきだ」と語った。
 建設反対派議員は同日、党政調役員会に先立ち、ダム中止を訴える独自の意見書を前原政調会長に提出。マニフェストに掲げた中止方針の堅持を要請した。この意見書は「八ッ場ダム等の地元住民の生活再建を考える議員連盟」や同党群馬県連所属の国会議員6人などの連名。国交省関東地方整備局の検証結果について、「旧政権下と全く同じ官僚主導の決定。容認すれば民主党支持者の失望と離反は必至で自殺行為だ」と批判し、八ッ場ダムの治水効果を過大評価しているなどと指摘している。
 提出後、記者会見した県連会長代行の中島政希衆院議員は「県連は前回の総選挙でも、八ッ場ダムの中止は、ローカル(地域)マニフェストの第一に掲げた。これを翻せば、県民の信頼を失う」と説明。同議連会長の川内博史衆院議員らによると、前原政調会長は「大変、勇気をいただいた。国交相としっかりと話し合いをしたい」「思いは全く一緒だ」などと応じ、同調する考えを示したという。(2011年12月9日 読売新聞)

(参考2)<八ッ場前原氏発言が波紋 政府首脳巻き込み攻防 6都県知事「継続を」声明8http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20111210-OYT8T00086.htm)
 八ッ場ダムの再検証は9日、政府首脳も巻き込み、ぎりぎりの攻防が続けられた。「建設継続」とした国土交通省の検証結果に待ったをかけた民主党の前原政調会長は、党側の疑問に答えるよう藤村官房長官に要請。前田国交相は「最後に決めるのは大臣」とけん制した。「本体着工を容認できない」との前原発言には地元から批判が噴出し、利根川流域6都県知事は、建設継続を求める緊急声明を出した。
■国交相「重要施設」
 「有識者会議がまとめた検証スキーム(枠組み)は、(当時の)前原大臣も設計にかかわり、会議の人選もやっておられた。私もその結果を踏襲してきた」
 9日の閣議後記者会見で、前田国交相は、検証に疑義を唱える前原氏を暗に批判し、自身が最終決断を下す立場にあることを強調した。
 さらに、「八ッ場ダムは長年議論され、流域自治体の合意を得て、完成に近付いている事業。流域や国にとって、非常に重要な安心、安全の施設」などと述べ、事実上、ダム建設が必要との認識も示した。
 ■政府「大臣が判断」
 藤村氏も9日の閣議後記者会見で、政治判断によるダム本体着工阻止に動く前原氏をけん制した。
 首相や党幹事長らがメンバーで、野田政権の最高意思決定機関とされる政府・民主3役会議で八ッ場ダム問題を扱うかを問われ、「これに関してはないと思う。政治判断で検証し、その後は、行政手続きが順に踏まれた。国交相が最終判断するのが正しい」などと述べた。
 その後、藤村氏と会談した前原氏は「最終的に党と政府の考え方が違った場合、マニフェスト(政権公約)の案件でもあるので、政治的な判断が必要ということを確認した」と述べて、食い違いを見せた。
 ■憤る地元
 一方、前原氏の言動に、ダムの地元、長野原町の高山欣也町長は「『またか』という思い。検証を指示した前原さんが異論を挟むのは、つじつまが合っていない」と批判。篠原憲一・水没関係5地区連合対策委員会事務局長は「マニフェストにこだわって、いつまで地元の住民を苦しめるのか」と憤りの声を上げた。
 緊急声明を出した大沢知事は「前原氏は中止とは言っておらず、一種のパフォーマンスだろう」と冷静に受け止めた。自民党を中心とする「八ッ場ダム推進議連1都5県の会」などは15日に上京し、国交相にダム建設を求める要請書を提出する方針だ。
 ■勢いづく反対派
 「八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会」会長の角倉邦良県議は「かなり巻き返してきた。前原政調会長を支援してもらうよう、党代表経験者らにも働きかけを強め、本体着工を阻止したい」と勢いづき、市民団体「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長は「2年前の中止発言も含めて、前原さんには責任を果たしてほしい」と話している。
(2011年12月10日 読売新聞)

(参考3)八ッ場ダム:国交省の方針尊重 官房長官、建設再開を容認http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111209k0000e010146000c.html
八ッ場ダムの建設予定地を視察する前田武志国交相(左)=群馬県長野原町で2011年10月8日、久保玲撮影 藤村修官房長官は9日午前の記者会見で、八ッ場ダム(群馬県)の建設再開について、「国土交通省で(検証の)手続きをしており、それを重視する。政治的判断はしない」と述べ、建設再開の方向で検証を終えた同省の方針を尊重し、本体工事を容認する考えを示した。ただ、民主党の前原誠司政調会長は建設再開に慎重姿勢を示しており、今後調整が難航する可能性もある。
 藤村氏は「党が政治判断されるならそれは重く受け止めるが、政府が政権交代後に順にやってきた手続きは最終段階に至っている」と強調した。また、最終結論は来年度予算編成に関する政府・与党会議で出されるとの見通しも示唆した。
 一方、前田武志国交相は閣議後の記者会見で「八ッ場は長年議論している。既に流域自治体とも協議のうえ、合意を得ている」などと前原氏をけん制した。
 八ッ場ダムをめぐって、民主党は09年衆院選マニフェスト(政権公約)で建設中止を明記。公共事業を大幅に削減する民主党政権の「象徴」の一つとなっていた。群馬県には建設継続の要請が強く、国交省で全国84のダムを再検証する有識者会議を設け、八ッ場ダムについても再検証していた。【小山由宇、樋岡徹也】毎日新聞 2011年12月9日 12時11分(最終更新 12月9日 12時48分)

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