「国連の人権委で北朝鮮非難に賛成しなかった国々」について

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国連の人権委で北朝鮮非難に賛成しなかった国々」について

筆者の最近の記事『国連の人権委で北朝鮮非難に賛成しなかった国々 (作成日時:2011/11/22 18:09)』の本文では、
ロシアが北朝鮮の人権侵害を非難する決議案に反対したのは、『中朝友好協力相互援助条約によって北朝鮮と密接な関係にある中国への、ロシアの義理立てである。このような義理立てをする理由は、中ロ間に上海協力機構を通じた安全保障上の協力関係保持という協定がある』からである
という主張をした。すなわち、『ロシアの北朝鮮への配慮は中国を介した間接的なものである』という主張であった。

しかしロ朝間には、昔から現在に至る協調関係がある。塩台の北朝鮮総書記・金日成はロシアの前身であるソ連のスターリン等の庇護の下に、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を樹立したという歴史がある。特に最近、金正日総書記は、中国ばかりでなく、ロシアとの接近を図っており、中国を介さない直接の密接な経済協力が醸成されつつある。北朝鮮と中ロの3カ国の国境に位置する「羅新港」は日本海に面した優良港であり、ロシアはこの港の使用権を北朝鮮から獲得している。

22日の朝日新聞の報道は、
最近、北朝鮮からロシア極東地域への労働者派遣が急増し、ウラジオやアムール洲などで計画も含めて5千人以上が増えた。北朝鮮にとり、少なくとも毎月400万ドル(約3億円)の外貨収入増につながった模様。中国の北朝鮮への影響力拡大を嫌うロ朝両国の思惑が一致した形だ。ウラジオでは来年9月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場建設や付近の道路整備などの現場で、昨年から北朝鮮労働者約3千人が働いている。以下略。
と述べている。

このような最近のロ朝間の関係を見ると、国連の安保理の北朝鮮非難で、ロシアが、拒否権を持つ常任理事国として、北朝鮮側に付くのは、当然過ぎる程、当然と言えよう。

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(参考1)What's new (2011.11.22) 日本軍事情報センターhttp://www.kamiura.com/whatsnew/continues_1133.html
 北朝鮮労働者、ロシアへ ロシア極東に派遣 5千人以上増加 (カテゴリ北朝鮮出典 朝日新聞 11月22日 朝刊) 
記事の概要
  北朝鮮からロシア極東地域への労働者派遣が最近急増し、ウラジオやアムール洲などで計画も含めて5千人以上が増えた。
  北朝鮮にとり、少なくとも毎月400万ドル(約3億円)の外貨収入増につながった模様。
中国の北朝鮮への影響力拡大を嫌うロ朝両国の思惑が一致した形だ。
ラジオでは来年9月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場建設や付近の道路整備などの現場で、昨年から北朝鮮労働者約3千人が働いている。
  また、北朝鮮貿易省とアムール洲は10月、貿易経済協力で合意。同州の推力発電と鉄道関連施設の建設のため、北朝鮮が労働者500人を送る。
北朝鮮労働者が同州の遊休地を借りて農業もする。ハバロスクに近いユダヤ人自治州でも、北朝鮮労働者が伐採や製材現場で働いている。
韓国の市民団体「北韓人権改善会」の金事務局長によれば、北朝鮮は6万~7万人の労働者を海外に派遣し、うちロシアへは2万人程度とみられていた。
ロシアでは働く北朝鮮労働者の平均月給は1千~1500ドルで、北朝鮮当局がまとめて受けとる。政府や現地公館が徴収した後の150~200ドルが個人の収入になるという。
水力発電建設を進めるアムール州は、余剰電力を北朝鮮に送電する案を検討。
ロシア政府は最近、天然ガスを北朝鮮経由のパイプラインで韓国に送る計画や、北朝鮮との鉄道連結事業なども推進している。
国際社会で孤立する北朝鮮は中国への経済依存を深めている。
中国は北朝鮮の港の埠頭使用権や鉱山の採択権などを次々と獲得しており、北朝鮮とロシアの接近は中国のこうした動きをけん制する狙いがあるとみられる。

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