原発安全性の向上と原発事業の益々の振興と発展を!

画像
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111023/t10013444171000.html

筆者は、先の記事「『日本とヨルダン間の原子力平和利用協定締結』の国会承認を急げ!!! (作成日時 : 2011/10/24 11:58 )http://mikitogo.at.webry.info/201110/article_15.html)」の中で、
日本とヨルダンの政府間締結済みの原子力平和利用の協定が、議会で承認されない可能性があることを、ヨルダンは心配している。
日本の将来の原子力行政の、なお積極的な推進が望まれる時に、A新聞やN放送の宣伝が、国会議員にまで浸透しているとすれば、我が国の政治家には、自分で思考判断できないほどに、物を考える能力が失われてしまっていることを意味する。
一体、我が国『日本』の将来はどうなるのであろうか?
と嘆いたものである。現在の政治家、特に民主党や社民党の政治家のなかには、意識的に、原子力重視行政を嫌う人の集団がいる。彼らが生きて来た年月はA新聞やN放送が発行され続けてきた年数よりは、はるかに短い。このような生存の歴史の長さから視て、現在の50歳前後の政治家が、これらのメデイアの影響を受けていないとは、断言できない。いや受けているはずである。上記の筆者の嘆きには、このような考え方が、背景にあることは、ご理解頂きたい。

ただ、このような原子力拒否の真下(さなか)にもかかわらず、原子力事故の発生時への対応や、原子力事故の発生を未然に防ごうととする取り組み、特に国際協力を行おうという動きがあることは、喜ばしいことである。(参考1)
の23日のNHKの報道や、(参考2)の読売新聞の23日のネット記事、及び(参考3)の24日付・読売社説がそれを伝えている。それによれば、

 野田首相と来日したフィヨン仏首相が23日に会談し、『原子力とエネルギー政策に関する日仏首脳共同宣言』を発表した。日本とフランスが連携し、原発の安全強化のための具体策を提案している。
その要点は次のとおりである。
①福島第一原発の事故後、フランスは専門家派遣や機材提供等で日本を支援した。日仏両国が原子力発電の安全性を世界最高水準に高めるために協力する。
②原子力事故が発生した際に現場に速やかに派遣して当事国の取り組みを支援する国際緊急対応チームや、原子力の危機管理に関する専門知識を有した人材の育成に当たる国際センターを創設する。
③除染の分野で協力を推し進める。原発周辺地域に放出された放射性物質の除染についても、一層の協力を行う。首都圏内についても、高濃度の放射性物質の必要な除染作業のため、日仏両国の知見を生かす。
④原子力エネルギーに関する両国の協力を強化するための委員会を設立する。

筆者は、これらの日仏首脳の上記の共同宣言は、今後も原子力発電を推進するための重要な宣言として評価はする。この宣言は、原子力発電について、発生してしまった事故への事後処置の方法に多く言及している。たしかに福島第一原発の事故収束時に発生した水素爆発や、それを封じ込めるために、散々、試された種々の技法を基にしたや水素爆発封じ込め機器システムや燃料棒冷却システムの改善は行われれるだろう。さらには放射線汚染処理にも技術の進歩は見られるだろう。

ただ、問題は、このような事故発生後の、終焉させるための様々な技術開発よりも、このような事故は、絶対に発生しないようにすることが最重要なことである。専門家は、この面の安全性を第一に優先すべきである。もはや『想定外』という言葉は許されない。同じ津波と地震に襲われながら、福島第一原発にそれほど遠くはない宮城県の東北電力・女川原発には、福島第一原発のような事故は発生しなかった。これは何故か。それは、女川原発には、想定外という言葉は通用しないような安全処置が施されていたからである。

福島第一原発では、信頼性工学の冗長性による安全度の向上に重大な不備があった。楊枝で重箱の隅をほじる類の安全性の工場の前に、安全性への理念を確立しておく必要がある。


************************************************


(参考1)日仏 原子力安全強化で宣言へ (10月23日 4時26分) NHK
野田総理大臣は、日本を訪れているフランスのフィヨン首相と23日に会談し、原子力事故が発生した際に、当事国の取り組みを支援する国際緊急対応チームの創設を検討することなどを盛り込んだ原子力の安全強化に向けた共同宣言を発表する見通しです。
22日に日本に到着したフランスのフィヨン首相は、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市を訪れ、「フランスは、日本とともにあり、精神面でも物質面でも必要な協力を惜しまない」と述べ、復興に向けた支援を続けていく考えを示しました。フィヨン首相は、23日、総理大臣官邸で野田総理大臣と会談し、東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえて、原子力の安全強化に向けた共同宣言を発表します。関係者によりますと、共同宣言では、日仏両国が原子力発電の安全性を世界最高水準に高めるために協力することを確認したうえで、原子力事故が発生した際に現場に速やかに派遣して当事国の取り組みを支援する国際緊急対応チームや、原子力の危機管理に関する専門知識を有した人材の育成に当たる国際センターの創設を検討するとしています。このほか、除染の分野で協力を推し進めることや、原子力エネルギーに関する両国の協力を強化するための委員会を設立することなども盛り込まれる見通しです。野田総理大臣としては、こうした共同宣言を発表することで、原子力先進国であるフランスとの協力関係を深め、国際的な原子力の安全向上に貢献していきたいとしています。

(参考2)原子力の安全確保へ日仏協力強化、両首相が一致 (2011年10月23日21時37分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111023-OYT1T00640.htm
 野田首相は23日、フランスのフィヨン首相と首相官邸で会談し、原子力の安全確保に向け、日仏協力を強化することで一致した。
 両政府は近く、原子力エネルギーの幅広い分野で協力する委員会を設置する。両首脳は会談後、「原子力及びエネルギー政策に関する日仏首脳共同宣言」を発表した。
 共同宣言は、安全確保や環境保護に責任を持ちつつ、原子力を安全に使用することが必要だと表明し、そのための具体策を盛り込んだ。
 また、今後のエネルギー政策全般のあり方を協議する政府間の「日仏エネルギー政策対話」も発足させるとした。さらに、原発の安全性向上に向け、国際原子力機関(IAEA)が打ち出した、原子力事故に対応する「緊急事態対応チーム」の創設を日仏が促進することでも一致した。(2011年10月23日21時37分 読売新聞)

(参考3)日仏共同宣言 原発の安全向上へ連携深めよ(10月24日付・読売社説)http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111023-OYT1T00832.htm?from=y10
 原子力発電の安全性を最高水準に高めるため、技術者の育成強化や事故時の即応体制を検討することの意義は大きい。
 野田首相と来日したフィヨン仏首相が会談し、原子力とエネルギー政策に関する日仏首脳共同宣言を発表した。
 宣言は、東京電力福島第一原発事故を教訓に、日本と原発大国であるフランスが連携し、原発の安全強化を図る具体的な方針を盛り込んだのがポイントだ。
 事故後、フランスは専門家派遣や機材提供などで日本を支援した。宣言は、原発周辺地域に放出された放射性物質の除染についても、一層の協力を明記した。
 放射能による人体への影響については、客観的な科学的データに基づき、調査していくことが重要であるとの認識で一致した。
 福島県だけでなく、首都圏などでも、高濃度の放射性物質が検出されている。日仏両国の知見を生かし、必要な除染作業が進展することが期待される。
 いたずらに不安が広がらないよう、政府はフランスの協力も得て安全性をしっかり確認し、国民に丁寧に説明すべきだ。
 原発の安全性に関して、両国は原子力エネルギーに関する委員会を創設することになった。互いに産官学の専門家らを集め、幅広い分野で関係を深化させることが肝要である。
 世界各地での原発事故に備え、「国際緊急対応チーム」の設置や、原子力の危機管理に関する人材育成を目的とした国際的なセンター創設も検討するという。
 国際原子力機関(IAEA)が9月に決めた行動計画の重要性を確認したものだ。
 両首相が、現行の危機管理体制を改善すべきだとの見解を共有したのは妥当である。
 中国やインドなど新興国は、原発建設を進めている。日本は原発の安全性を高め、事故が起きた場合の緊急事態に対応するため、海外に派遣する専門家の養成に力を入れねばならない。
 日本の成長戦略を推進するうえで、原発などインフラの輸出は重要だ。だが、ベトナムなどとの原子力協定の承認が遅れている。
 原子力協定は、核物質の平和利用やIAEAの査察受け入れなどを定めており、原発輸出の前提となる。政府・与党は、今臨時国会で承認を得られるよう努力する必要がある。
 そのためにも、原発の安全性を高め、日本の技術への信頼回復を図ることが急務だ。
(2011年10月24日01時33分 読売新聞)




わが子からはじまる原子力と原発きほんのき
楽天ブックス
クレヨンハウス・ブックレット 上田昌文 クレヨンハウス発行年月:2011年08月 予約締切日:201

楽天市場 by わが子からはじまる原子力と原発きほんのき の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


インフォグラフィクス原発 放射性廃棄物と隠れた原子爆弾 / 原タイトル:DAS ATOMBUCH (単行本・ムック) / エステル・ゴンスターラ/〔著〕 今泉みね子/訳
CD&DVD NEOWING
★書籍商品の購入に関するご注意コチラ↓より、初回盤・特典の詳細、在庫情報・出荷状況をご確認ください。

楽天市場 by インフォグラフィクス原発 放射性廃棄物と隠れた原子爆弾 / 原タイトル:DAS ATOMBUCH (単行本・ムック) / エステル・ゴンスターラ/〔著〕 今泉みね子/訳 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル




「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか
青土社
開沼博

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

インフォグラフィクス原発 放射性廃棄物と隠れた原子爆弾 / 原タイトル:DAS ATOMBUCH (単行本・ムック) / エステル・ゴンスターラ/〔著〕 今泉みね子/訳
CD&DVD NEOWING
★書籍商品の購入に関するご注意コチラ↓より、初回盤・特典の詳細、在庫情報・出荷状況をご確認ください。

楽天市場 by インフォグラフィクス原発 放射性廃棄物と隠れた原子爆弾 / 原タイトル:DAS ATOMBUCH (単行本・ムック) / エステル・ゴンスターラ/〔著〕 今泉みね子/訳 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック