放出セシウム137の量の深刻さを伝えるオーストリア気象当局?

画像

セシウム137の放散

24日の産経の報道『(参考1)』は、
オーストリア気象当局は23日、福島第1原発の事故後、3~4日の間に放出された放射性物質セシウム137の量は、旧ソ連チェルノブイリの原発事故後10日間の放出量の20~50%に相当するとの試算を明らかにした。
と伝えている。

仮に、福島第1原発の事故後、10日間にわたり、毎日同量のセシウム137を放出し続けているものと仮定し、さらにこの報道が真実を伝えているものとすると、この報道から試算できる10日間のセシウム137の量は、チェルノブイリの原発事故後10日間の放出量セシウム137の

{(10日)÷(4日)}×20%~{(10日)÷(3日)}×50%(50~167)% となる。

さらに簡単に言うと、原発の事故後、10日間に放出されたセシウム137の量は、福島第1原発では、チェルノブイリの原発の、良くて 1/2、悪くて1.7倍となる。これでは大問題である。

一説(『(参考2)』)によると、セシウム137で比較した場合、チェルノブイリ原発事故では広島に投下された原子爆弾の数百倍もの放射能が放出されたと言われている程である。したがってこれを信用し、オーストリア気象当局の発表を信用するとなると、福島第1原発は早急に運転を停止し、チェルノブイリで処置されたように、現在行われている水の雨ではなく、融かした鉛とコンクリートの雨を降らせて発電所をコンクリートで覆い隠して埋めつくさねばならないことになる。

ここで疑問とするのは、オーストリア気象当局が、福島第1原発の事故との比較の基準としたチェルノブイリの原発事故後の放出セシウム137の量である。もしこの量が正真正銘のものであれば、今回の福島第1原発の事故は極めて深刻なものであると言わねばならない。

もしそうでないとすれば、(参考1)はいかにも人騒がせな偽りの報道ということになる


なおチェルノブイリ原発事故の詳細は(参考3)を参照されたい。

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(参考1)【放射能漏れ】福島原発の放射性物質、チェルノブイリの2~5割 (2011.3.24 00:37) 産経http://sankei.jp.msn.com/world/news/110324/erp11032400380000-n1.htm
 オーストリア気象当局は23日、福島第1原発の事故後、3~4日の間に放出された放射性物質セシウム137の量は、旧ソ連チェルノブイリの原発事故後10日間の放出量の20~50%に相当するとの試算を明らかにした。
 同当局は双方の事故現場から1日当たりに放出されたセシウム137の量は「大差がない」とする一方、放射性物質の影響を総合的に判断した訳ではなく、福島の事故規模がチェルノブイリよりも大きいとは「決して言えない」としている。
 同当局は、包括的核実験禁止条約(CTBT)機構の暫定技術事務局が日本や米国、ロシアなどで集めたデータを基に試算したとしている。(共同)

(参考2)世界を震撼させた、チェルノブイリ原発事故 http://www.cher9.to/jiko.html
(参考3)チェルノブイリ原子力発電所事故http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85

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