日本は、東シナ海にガス田を作らないのは何故か?

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日本は東シナ海で、中国に対抗し独自でガス田開発を進めるべきであった。日本は中国のガス田開発を見ていながら、このような対抗手段を採らなかった。故・中川昭一氏の帝国石油採掘案を実行すべきであった。

中国は東シナ海で着々と中国の利権を拡張している。これに対して、我が国は、相対的にその利権を減らしている。我が国は、まんまと中国による戦略的互恵関係の罠にはまってしまった。中国は数年以上前から、東シナ海上の日中間の排他的経済水域の数ヶ所の海域で、ガス田掘削を始めている。

小泉内閣の時に、これが明らかになり、しかも海底の掘削範囲が、我が国の側にも及ぶことが明らかになった。このために、日本政府は、中国と局長クラスの対話を続けながら、共同試掘の交渉を進めた。しかしこれは失敗であった。中国は本音と偽りの顔を持っている。偽りの顔で日本と交渉しながら、実は裏では着々とガス田試掘を進めた。そして今や、試掘を終り、実際の採掘の本作業に移ろうとしている((参考1)、(参考2)参照)。

今になって思えば、故・中川昭一氏は賢明であった。2003年に組閣された小泉再改造内閣で、同氏は経産相に就任し、2005年(平成17年)10月まで止まった。このとき彼は、『法的・理論的根拠を崩さず、帝国石油に初めて試掘権を与えた。中国が要求した共同開発についても、日中中間線より中国側でも日本の試掘を認めることを前提にするよう再三要求した(注)』。 しかし、中川氏は、何故か経産相から農水相に変わり、二階俊博氏が経産相になった。不思議なことに二階氏は帝国石油の試掘はご破算にして、もっぱら中国との対話路線に切り替えてしまった。

この二階氏の行為と、当時の小泉首相がそれを容認した行為は、今でも筆者が疑問に思っている事柄である。さらには、当時の小泉首相が、何故、最大媚中派の二階氏を通産相に据えたのか、大いに疑問とするところである。
そして小泉首相の次に福田康夫氏が首相の座に座ったのも、不幸なことであった。何故なら、同氏も媚中派で、靖国反対派であるからである。

中国は、歴史問題や靖国問題で、我が国を責め立て、我が国の政治家やメデイアの心理を抉る作戦を採り、その自虐史観を煽り立てた。中国は、この作戦に見事に成功した。福田康夫氏はその罠にはまった首相の一人である。

中川昭一氏のような政治家には、短命で終わらず、もっと長生きして、日本の政治を導いてほしかった。同氏は、天国で、現在の日本の政治の混迷や、外交の停滞をどのように見ているであろうか?

(注)(参考3)参照。

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(参考1)枝野氏、東シナ海ガス田・中国企業生産報道に「大変遺憾なこと」強い不快感 (2011.3.9 12:28) http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110309/plc11030912280014-n1.htm
 枝野幸男官房長官は9日の記者会見で、中国国有企業幹部が実名で東シナ海ガス田の白樺(しらかば)(中国名・春暁)で「石油が出ている」と生産段階にあることを明らかにした朝日新聞の報道について「こうした報道が出ること自体、大変遺憾なことだ。改めて中国側に確認を行っている」と強い不快感を示した。
 日中両国政府は、東シナ海ガス田での共同開発に向けて交渉中で、日本は中国に対し一方的に開発を進めないよう求めている。
 枝野氏は「これまで繰り返し中国側に説明を求めている。補修作業であるとの説明を受けている」と指摘した。中国政府への抗議などについては「まずは確認に対する答えを待った上で対応を決めたい」と述べるにとどめた。

(参考2)松本新外相は中国政府に抗議を ガス田生産報道で自民・石破氏 (2011.3.9 17:22 ) 産経http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110309/plc11030917230024-n1.htm
自民党の石破茂政調会長は9日の記者会見で、日中双方が権益を主張する東シナ海のガス田「白樺」で中国側が「生産段階」に入ったとの一部報道に関し「松本剛明新外相や丹羽宇一郎駐中国大使が目に見える形で中国政府に抗議し、正式な回答を求めることが必要だ」と強調した。
(参考3)中川昭一 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B7%9D%E6%98%AD%E4%B8%80
(参考4)政府が抗議 中国ヘリが海自艦に異常接近、ガス田「白樺」付近 2011.3.8 00:45 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110308/plc11030800460001-n1.htm
 7日午後1時25分ごろ、東シナ海の日中中間線付近で、中国国家海洋局所属とみられるヘリコプターが海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」に水平距離約70メートル、高度約40メートルまで異常接近し、さみだれの周囲を1周した。日本政府は外交ルートを通じ、事実関係の確認と危険行為に対する抗議を行った。
 防衛省統合幕僚監部によると、中国ヘリが異常接近したのは沖縄本島北西約500キロ。東シナ海の中央部にあたり、日中共同開発の協議対象であるガス田「白樺(中国名・春暁)」の近く。日本領空の外側に設けられた防空識別圏の内側だった。
 接近したヘリの機体には中国国旗が描かれ、「中国 海監」との記載もあった。海監は中国国家海洋局の海洋調査船であるため、ヘリも海洋局所属の可能性が高い。
 ヘリは警戒監視任務に就いていたさみだれの周りを1周した後、西方に飛び去ったという。母船である海監は確認されていない。
 今月2日にも中国海軍の情報収集機など2機が尖閣諸島の北50~60キロまで接近。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した。
 中国は昨年4月、キロ級潜水艦とソブレメンヌイ級駆逐艦など10隻の艦艇を沖縄本島と宮古島の間を通過させ、沖ノ鳥島西方の海域に進出させた際、東シナ海と太平洋で2度にわたり、海自護衛艦「すずなみ」「あさゆき」に対し水平距離約90メートル、高度約30~50メートルにヘリを接近させている。






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  • 左翼反戦運動家の正体 Part1

    Excerpt: 反日勢力と政治、マスコミなどに関して、いろいろとネット検索していると、あることに気づく。 Weblog: 風林火山 racked: 2011-03-10 01:34
  • 「この海域は公海であるから、中国には抗議しない』は大間違い!

    Excerpt: 筆者は、古い記事『海自は中国潜水艦を監視できないのか? (作成日時 : 2006/10/09 00:059) 深山飛水の思いつくまま日記 (http://mikitogo.at.webry.info/.. Weblog: 深山飛水の思いつくまま日記 racked: 2011-06-17 20:29
  • 東シナ海ガス田は、果たして戦略的互恵関係をもたらすか?

    Excerpt: 東シナ海ガス田開発(注1) 13日の朝日新聞の記事『(参考1)』によれば、野田佳彦首相は12日午前(日本時間13日早朝)、米ハワイで、中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席と初めての日中首脳会.. Weblog: 深山飛水の思いつくまま日記 racked: 2011-11-13 11:45
  • ガス田共同試掘は無理、日本は単独試掘せよ!!!

    Excerpt: 東シナ海ガス田問題は、2000年代の初期には、既に発生している。筆者は2007年の古い記事『(参考1)』で、今になって思えば、故・中川昭一氏は賢明であった。2003年に組閣された小泉再改造内閣で、同氏.. Weblog: 深山飛水の思いつくまま日記 racked: 2012-04-01 15:18