「国連までノーベル平和賞・授賞式に欠席とは狂っている!!!」について

国連までノーベル平和賞・授賞式に欠席とは狂っている1!!」について

筆者の先の記事『国連までノーベル平和賞・授賞式に欠席とは狂っている1!!』の中で、中国の脅迫的説得工作の効果であろうか、劉暁波氏(54)に対する今年の平和賞授賞式典を欠席すると伝えてきた国が、19か国に上り、それらの国々は
中国、ロシア、カザフスタン、キューバ、モロッコ、イラク、コロンビア、チュニジア、サウジアラビア、パキスタン、セルビア、イラン、ベトナム、アフガニスタン、ベネズエラ、フィリピン、エジプト、スーダン、ウクライナ

「国連」

 未回答=アルジェリア、スリランカ
であり、これらの国々には上海協力機構が大きく関与していると述べた。しかしその関与は、19ヶか国中8ヶ国に止まることを確認した。この点については読者の方々に謝罪せねばならない。なお、それらの8か国は下記の通りである。

上海協力機構への正規加盟国の中では、中国、 ロシア、 カザフスタンのみが欠席し、キルギス、 タジキスタン、 ウズベキスタンは出席する。
オブザーバー国では、パキスタン、イランが欠席し、モンゴル、インドは出席する。
対話パートナー参加国である>ベラルーシ、 スリランカは出席である。
客員参加国では、アフガニスタンは欠席、エカテリンブルクは出席である。、
また、独立国家共同体としての東南アジア諸国連合の中では、インドネシア、 シンガポール、 タイ、マレーシア、 ブルネイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアはすべて出席で、 フィリピン、ベトナムのみが欠席である。

ここで意外と思われるのは、中国との間で、重大な領土問題を抱えているベトナムとフイリッピンが、中国の説得に応じたことである。これらの両国は、中国に対する安全保障の問題を、どう考えているのか、重大な危惧を感じる。中国というのは、ここで恩を売っておけば、領土問題で譲歩させることができるような甘い相手ではない。ベトナムやフイリッピンの将来を深く憂慮する。

なお、さらに追記せねばならないのは、欠席国に名乗りを上げたセルビアが、EUから非難を浴びていることである。
10日の読売の記事『(参考1)』と9日の朝日の記事『(参考2)』がそれを述べている。セルビアはEUへの加盟を悲願としているが、EU当局は、『加盟希望国は「人権保護など、EUの基本的価値観を共有していることが必要」であり、今回の人権問題を蹂躙する中国に加担するのでは、EUの参加する』資格がないと避難しているそうである。

セルビアには、旧ユーゴスラビア時代から自国領であった(アルバニア人の多く住む)モンテネグロの独立を絶対に許さないという使命感がある。これに賛同したのが中国やロシアである。欧米や日本はモンテネグロの独立を認め、国際司法裁判所も実質的にアルバニア人の国としてモンテネグロの独立に賛意を表明している。そのような中で、中国やロシアのセルビア支持は、セルビアにとって、地獄で仏に会ったような思いなのであろう。

中国は、自国内に独立を表明しかねない、あるいは表明しているチベットや西彊ウイグルがある。セルビアと事情がよく似ているのである。しかし両国の重大な相違は、セルビアの場合には、元々、セルビア(元のユーゴスラビア
領)のモンテネグロ地域に、アルバニア人が住み付いて、モンテネグロ国を作ってしまったのに対し、中国の場合は、チベットや西彊ウイグルは、中国が60年前に侵略・略奪した国である。両国では事情は全く180度異なる。

EUや米国のように人権を重んじる国々としては、中国の人権無視の体質が許せないのである。

********************(終わり)************************


(参考1)平和賞授賞式を欠席のセルビアにEUが警告 (2010年12月10日09時19分) 読売新聞(.http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101210-OYT1T00180.htm?from=y10
【ザグレブ=佐藤昌宏】セルビアがノーベル平和賞授賞式への大使欠席を決めたことに対し、欧州連合(EU)で拡大問題を担当するフューレ欧州委員の報道官は8日、セルビアのEU加盟に影響を与える可能性があると警告した。
 ブリュッセルで、加盟希望国は「人権保護など、EUの基本的価値観を共有していることが必要。セルビアの動きを懸念する」と述べた。
 セルビアは昨年、EUに加盟を正式申請。現在、EUは加盟交渉を開始するかどうかを検討している。セルビアの欠席の決定については、国内でも人権団体などから批判があがっており、イェレミッチ外相は地元の民放テレビで、「中国は重要な友好国で、(欠席)決定は国益に基づいたものだ」と述べ、国民に理解を求めた。
(2010年12月10日09時19分 読売新聞)

(参考2)平和賞授賞式欠席「対中関係重視のため」 セルビア外相2010年12月9日10時36分 (http://www.asahi.com/international/update/1209/TKY201012090107.html)
. 【ウィーン=玉川透】セルビアのイェレミッチ外相は8日、オスロで10日にある中国の人権活動家、劉暁波(リウ・シアオポー)氏へのノーベル平和賞授賞式にセルビアが欠席することについて「中国との2国間関係を極めて重視している」と記者団に語り、欠席は中国への配慮が理由だと説明した。AP通信などが伝えた。
 一方で外相は「我々は人権侵害問題に最大限の注意を払っている」とも語り、加盟申請している欧州連合(EU)にも配慮を見せた。
 授賞式には各国の駐ノルウェー大使らが招待されているが、授賞に反発する中国政府が各国に欠席を要請。中国をはじめセルビア、ロシアなど19カ国が欠席を決めた。
 セルビアは、2008年に同国からの独立を宣言したコソボを国家として認めておらず、中国はセルビアを支持している。一方、EU加盟を悲願とするセルビアの授賞式欠席には、人権問題を重視するEU内から批判もあり、セルビアは苦しい立場だ。

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