国連までノーベル平和賞・授賞式に欠席とは狂っている1!!

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受賞者不在のノーベル平和賞

読売新聞の7日の記事『(参考1)』は、
ノルウェーのノーベル賞委員会は7日、中国の民主活動家・劉暁波氏(54)に対する今年の平和賞授賞式典を欠席すると伝えてきた国が、19か国に上ったことを明らかにした。
 中国政府は同式典に出席しないよう他国に要請していた。出席を表明した国は44か国で、2か国はまだ回答をしていない。
と伝えている。そして欠席を伝えた国は、
中国、ロシア、カザフスタン、キューバ、モロッコ、イラク、コロンビア、チュニジア、サウジアラビア、パキスタン、セルビア、イラン、ベトナム、アフガニスタン、ベネズエラ、フィリピン、エジプト、スーダン、ウクライナ
 未回答=アルジェリア、スリランカ
だそうである。それに驚くべきことに、
「国連」
が不参加である。

ノーベル平和賞授賞式に参加しない国が19か国にも及んだことは、前代未聞であり、これは中国による強引な説得、PR工作の結果である。中国の説得に応じた国は、多くは中国を取り巻く国で、上海協力機構に参加、ないしは賛同国が含まれている((参考4)を参照されたい)。説得に応じた国で、上海協力機構と無関係の国は、中国と非友好関係あるいは敵対関係になることを恐れ、警戒する国々である。中国はその弱みに巧みに付け込んだ。

中国は、国民に、平和賞の受賞者「劉暁波」氏を、どうしても悪者、しかも『彼を、中国の体制に逆らう国家反逆罪を犯した大悪人としておかねばならない。』 そのためには、彼のノーベル平和賞の受賞が間違ているという印象を国民に与えねばならない。

さらに中国は、共産党一党独裁を国民に批判されたり、反対者が増えることを極端に恐れている。劉暁波氏は2008年の暮れに、「08憲章」なる憲法案を作成し、中国・国内で賛同者を募った。この憲章は、国民の人権と自由を尊重し、一党独裁を排除する民主化への道をひた走ろうとするものであった。これによって、彼は中国共産主義政権に国家反逆罪を押し付けられた。

このような中国政府の方針は、個人の自由の尊重を標榜する世界の道徳に180度、相反するものである。これは世界的見地から、中国は非難されねばならない。にもかかわらず、人権問題に真剣に取り組まねばならない国連が、全く機能していない。これは国連の事務総長のバンギブン氏が、国連の常任理事国である中国の剣幕に恐れ戦いて、中国に抵抗しないところに原因がある。尤も彼は、国連事務総長の2期目の席を狙っている。かれはここで、中国を敵に回したくないという気持ちがある。かれは中国の指導部には、からきし意気地がない。胡錦涛国家主席のご機嫌をとることに必死である。ロビーマネーをもらっているのではないかと思いたくなるくらいである。

これらについては『(参考2)、(参考3)』を参照されたい。

日本政府は、勿論、授賞式に参列するが、参列申し込みが遅れるなどの躊躇の兆しが見えなかったとは断言できない。中国の激しい抵抗に、躊躇せざるを得なかったのかもしれない。この辺はもっと毅然とした態度が必要である。第一、日本は中国に対して、人権問題是正に関して、もっとl明確な態度を表明すべきである。

日本政府は、何か中国に対して卑屈になりすぎている。

*******************(終わり)*********************** 


(参考1)中国「圧力外交」効果?平和賞式典19か国欠席http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101207-OYT1T00800.htm)
. 【ダブリン=大内佐紀】ノルウェーのノーベル賞委員会は7日、中国の民主活動家・劉暁波氏(54)に対する今年の平和賞授賞式典を欠席すると伝えてきた国が、19か国に上ったことを明らかにした。
 中国政府は同式典に出席しないよう他国に要請していた。出席を表明した国は44か国で、2か国はまだ回答をしていない。
 2008年のアハティサーリ前フィンランド大統領の授賞式典での欠席国は10か国で、今年はそのほぼ倍。中国の「圧力外交」が一定の効果をあげたといえる。ただ、欠席する国には、国連人権理事会などの場で人権状況の問題を指摘される諸国が目立っており、同委への警戒心がうかがえる。
 欠席、未回答の国は次の通り。
          ◇
 欠席=中国、ロシア、カザフスタン、キューバ、モロッコ、イラク、コロンビア、チュニジア、サウジアラビア、パキスタン、セルビア、イラン、ベトナム、アフガニスタン、ベネズエラ、フィリピン、エジプト、スーダン、ウクライナ
 未回答=アルジェリア、スリランカ
(2010年12月7日19時02分 読売新聞)

(参考2)国連の潘事務総長、ノーベル平和賞に歯切れ悪い声明 (2010/10/09 22:39更新) 産経 (http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/worldnews/449626/
 【ニューヨーク=松尾理也】国連の潘基文事務総長は8日、中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授与決定について、「世界中で人権状況の改善を求める声が総意になりつつあることの表れだ」と支持する声明を出した。だが一方で中国に対しても「政治参加を拡大させ、人権に対する実践を順守してきた」と、その人権に対する取り組みに“賛辞”を贈るなど、なんとも歯切れの悪い内容となった。
 声明は、「人権は開発および平和・安定と並ぶ国連の主要な3つの柱だ」と強調しつつ、中国に「過去数年間で、著しい経済発展を遂げ、数百万人を貧困から救い、政治参加も拡大させた」と高い評価を与えるなど、まるで劉氏と中国政府とが蜜月関係にあると錯覚させるかのような内容。
 さらに、「平和賞授与の決定をめぐる意見の相違が、地球規模での人権問題の進展を妨げることのないよう、心から望む」と、中国への配慮をあらわにした。
 国連外交筋は、「中国は強大な権限を持つ安保理常任理事国の一角で事務総長の再選でも影響力を行使できる。声明は、米欧と中国との間でなんとかバランスを取ろうとした結果だろう」と指摘している。

(参考3)国連人権高等弁務官は欠席 ノーベル平和賞授賞式 http://www.usfl.com/Daily/News/10/12/1206_025.asp?id=83995
 中国の民主活動家、劉暁波氏=服役中=のノーベル平和賞授賞式出席をめぐり、妻劉霞さんに代わり中国外の活動家の取りまとめ役となっている在米中国人、楊建利氏は6日、声明を発表し、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR、本部ジュネーブ)のピレイ高等弁務官が授賞式への招待を断ったと明らかにした。

 声明によると、高等弁務官の報道官は欠席を決めた理由として、事前に予定が入っていたことや、歴代高等弁務官が出席していないことを挙げたという。楊氏は「明白な職務放棄であり、中国の圧力によるものだ」と批判した。

 楊氏はこの決定について、国連の潘基文事務総長が先月、中国の胡錦濤国家主席と北京で会談した際「劉暁波氏の問題を取り上げることを拒否した」事態に引き続いてなされており、特に懸念していると強調した。(共同)

(参考4)上海協力機構http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%8D%94%E5%8A%9B%E6%A9%9F%E6%A7%8B
<前略>
関係国一覧
●正規加盟国: 中国、 ロシア、 カザフスタン、 キルギス、 タジキスタン、 ウズベキスタン
●オブザーバー参加国: モンゴル、インド、パキスタン、イラン
●対話パートナー参加(SCO憲章第14条に従って2008年に新設、オブザーバーに次ぐ資格が与えられる)
ベラルーシ、スリランカ
●客員参加
アフガニスタン 、 独立国家共同体、東南アジア諸国連合
●加盟申請国
トルクメニスタン

<後略>

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