「「はやぶさ」,イトカワへ着陸!! おめでとうございます!!」について

「はやぶさ」,イトカワへ着陸!! おめでとうございます!!」について

筆者は、5年前に、記事 『「はやぶさ」,イトカワへ着陸!! おめでとうございます!!』で、
「はやぶさ」は,05年8月15日に地球から3億キロの距離にある小惑星イトカワの撮影に成功した。
その後,「はやぶさ」は(05年9月に)イトカワへの着陸を試み,今回,05年11月26日AM7:00に着陸に成功し,資料の採取をも行った。近来にない朗報である。
日本人として深い喜びを禁じえない。
この上は「はやぶさ」の無事な帰還を願うのみである。
併せて,「はやぶさ」の開発と回収に当たられた技術者の先生方に深い敬意と賛辞をお送りする。
と述べた。

その後、「はやぶさ」は、11月17日 宇宙航空研究開発機構の発表『(参考1)』によれば、その後の「はやぶさ」は、
(1)2005年11月イトカワにタッチダウンし、サンプルを取得
(2)2010年6月13日はやぶさ搭載の帰還カプセル地球大気圏に再突入
(3)2010年6月14日オーストラリアのウーメラ地域にて帰還カプセルを回収
(4)以後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、このカプセルを相模原キャンパス内キュレーションセンターに輸送(5)帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器からの微粒子の採集とカタログ化を進行中。
という経過を辿っている。

そして、現在、はやぶさ帰還カプセルの試料容器から回収された微粒子がイトカワ起源であると判断されたそうである。これは宇宙に存在する自然衛星から、そこの存在する物質を回収したという点で、世界に誇りうる日本が成し遂げた偉大な業績である。この物質の調査研究によって、自然衛星の生成の謎の解明に貢献できるからである。

なお回収された微粒子がイトカワ期限であるとの根拠は、
(1)回収された約1500個の微粒子の鉱物種とそれらの存在割合、及び、それらの鉱物の成分比率が、
●隕石の特徴と一致し、地球上の岩石と合わないこと、
● 「はやぶさ」に搭載されていたリモートセンシング機器(NIRS、XRS)で推定した表面物質のデータ(右図)と整合すること、
(2) 回収された試料容器内からは地球上の一般的な火成岩(玄武岩や安山岩やデイ()サイトなど)の破片が見つかっていないこと、
などによるそうである。

今後より詳細な解明が続くことになるが、今回の「はやぶさ」回収に関し、5年間の長きにわたって努力されたJAXAの川口淳一郎教授をはじめとする多くのスタフの方々のご尽力に深い敬意を表する。
画像

川口淳一郎教授

『(参考2)』によれば、川口教授は、
技術より根性」だ。矛盾するかもしれないが、スピリッツ(意志)とペイシェンス(忍耐強さ)は重要。「はやぶさ」が行方不明になったとき、私どもは神頼みするようになった。「運を天にまかすのか」などといわれたが、神頼みは、きっかけを見失わないためにも必要だ。運や機会をとらえるのも実力のうち。
と言っている。科学技術者の底知れぬ忍耐を表す貴重な言である。

政治家は、科学技術者が少ない予算にもめげず、艱難辛苦に耐えて、いかに努力を続けているかを知らねばならない。スーパーコンピュータで世界一になることの貴重さ分からぬような輩が大臣を務めているようでは、我が国の科学技術の進歩はあり得ない。資源の乏しい我が国には科学技術立国しかありえない。

********************(終わり)**********************


(参考1)委41-1
はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について 平成22年11月17日 宇宙航空研究開発機構
http://www.jaxa.jp/press/2010/11/20101117_sac_hayabusa.pdf
(参考2)川口淳一郎JAXA教授記念講演 NASAでは「はやぶさ」は出せない (2/2ページ)
2010.7.28 20:30
(http://sankei.jp.msn.com/science/science/100728/scn1007282033003-n2.htm





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