原爆投下について感覚の異なる米国人の頑迷さ?

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エノラ・ゲイ

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広島原爆投下


6日の読売新聞のネット記事『(参考1)』は米国人の対日感情を表す記事を紹介している。勿論、これが米国人の全体の考えであるとは思わないが、一部分の感情であることは間違いあるまい。

例の広島原爆投下機「エノラ・ゲイ」の機長の故ポール・ティベッツ氏の息子、ジーン・ティベッツ氏が、
①広島平和記念式典へのルース駐日大使の出は、日本への謝罪と受け取らる、
②原爆投下は戦争終結を早め、多数の命を救った、
と主張しているそうである。

上記①は、「米国の日本に対する謝罪」を忌避していることを如実に表す言である。米国が原爆投下という非人道的な行為を行ったことは事実である。米国人がこれを「非人道的であるとして受け入れない」ところに問題がある。彼らは謝罪した結果、日本によってその見返りを求められることを嫌う。彼ら、欧米人やロシア人、中国人などは、謝罪には、物的・金銭的見返りが伴うと考えるのが常識なのでありそしてまた、その見返りの提供に関してはい恐ろしく吝嗇(りんしょく)なのである。

上記の②は、これまで米国がとって来た米国側のみから考えた極めて一方的で、かつ彼らの犯したホロコストを糊塗しようとする主張である。彼らは大量殺りく兵器を使ってその効果を確かめたかった。しかも彼らは広島だけではなく、長崎にまで原子爆弾を投下している。1回で十分であったのに2回まで繰り返したのである。しかもこの爆弾による殺戮効果は極めて残虐性に富んでおり、爆発の瞬間の殺戮だけではなく、長期間にわたって生命を奪うという悪質なものであり、非人道的なものの極致をゆくものである。そして両都市で瞬間的に奪われた人命は計30万人の非戦闘員であった。これにたいして米国は何の感情も持たないと云ううのは、これもまた奇妙なことである。

以上は、米国に対する筆者の率直な気持であるが、これは必ずしも嫌米や反米を意味するものではない。

*********************(終わり)*******************


(参考1)原爆投下機長の息子、大使派遣に不満あらわ (2010年8月6日12時08分 読売新聞)
 【ワシントン=黒瀬悦成】広島に原爆を投下した米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の元機長ポール・ティベッツ氏(故人)の息子、ジーン・ティベッツ氏は5日、オバマ政権が広島平和記念式典にルース駐日大使を出席させたことに、「行かせるべきではなかった」と不満をあらわにした。
 ジーン氏はCNNテレビの報道番組に自ら電話をかけ、「(日本に対する)無言の謝罪と受け取られかねない」と政権の決定を批判し、「原爆投下で戦争終結が早まり、多数の命が救われた。我々は正しいことをした」との父の生前の主張を述べた。(2010年8月6日12時08分 読売新聞)

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  • 広島原爆に対する米政府の精一杯の返答か?

    Excerpt: 昨日の筆者の記事 『原爆投下について感覚の異なる米国人の頑迷さ? (作成日時 : 2010/08/07 10:24) 東郷幹夫の思いつくンくまま日記(http://mikitogo.at... Weblog: 東郷 幹夫の思いつくまま日記 racked: 2010-08-08 09:30