限りなく危険な国!唯一、核を生産し続ける中国!

5月15日の日テレnews24『(参考1)』によれば、
韓国を訪問中の岡田外相は15日、中国・楊潔チ外相に対し、中国の核兵器について「保有数を減らすか現状を維持するよう」促し、核軍縮を求めた。しかし楊外相は「中国は非核国に対しては核を使用したり威嚇したりせず、日本が心配する必要はない。いかなる形でも核軍拡を行うつもりはない」と反論した
そうである。確かに5つの核保有国、「米、ロ、英、仏、中」の中で核兵器を増やしているのは中国だけである。米、ロが、それぞれ4000~5000発の核弾頭を減らそうとしている最中、中国だけは、現在の核保有量の400発をさらに増やし続けている。そして図1に示すように中国本土の幾つかの場所に弾道ミサイル基地が設けられており、図2に示すように、弾道ミサイルの到達領域は、余裕を持って日本列島全域をカバーする。これらの弾道ミサイルは何処を狙っているのであろうか。因みに中距離弾道ミサイルDF3については、そのペイロードは2,000kg、射程は3,000kmないし4,000kmと言われる。
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図1 中国弾道ミサイル基地

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図2 中国弾道ミサイル到達領域

にもかかわらず、ヨウケッチ外相は、『非核国である日本に対しては、核を使用したり、威嚇したりしないので、安心しなさい』と言っている。しかしこれは真っ赤な嘘である。もし本当にそうであるとすれば、図1 に示すように、中国の北朝鮮側から始まって、黄海沿岸、東シナ海側の内陸部に、弾道ミサイル基地を林立させる必要はない。その目標とする所は、日本列島、南西諸島、ハワイ、米国東海岸であると考えるのが、常識的判断である。

さらにヨウケッチ外相は『いかなる形でも核軍拡を行うつもりはない』と言っているが、これも真っ赤なウソである。

その後、5月18日の日テレnews24『(参考2)』によれば、
中国のヨウケッチ外相は、岡田外相の要求を無責任などと批判する中国外務省談話を発表し、岡田外相との会談で『中国は国際的な核軍縮プロセスの推進に貢献している』と述べたことを強調している。そして岡田外相は「『核兵器を増やしていない』との話はなかった」と反論し、核兵器を増産しているとの見方を示した
と述べている。要は中国は世界の核軍縮とは逆に核軍拡を行っているのである。「核軍拡を行っているのに、行っていない」と言う。これは中国の常套手段である。

なお、共同通信の5月29日の記事『(参考3)』は、国連本部で行われていた『核拡散防止条約(NPT)再検討会議』の最終日、28日に採択された最終文書には、
日本が主張した核軍縮・不拡散教育の促進などが盛り込まれたが、濃縮ウランなど兵器級核分裂物質の生産モラトリアム(一時停止)などは中国の強い抵抗で残すことができなかった
ことを述べている。

中国は一体、何を考えているのであろうか。このような中国の態度は、明らかに米国やロシアが主導し、英仏が追随しようとしている核軍縮に反対し、核軍拡を行おうとするものである。上述したように中国の弾道ミサイルの威力を考える時、我が国の国防は、地政学的にどうあらねばならないかということは、自ずから明らかである。少なくとも、『普天間基地移設問題で大騒ぎしている様な時ではない』ことだけは明らかである。

*********************(終わり)************************


(参考1)岡田外相、中国に核軍縮要求 日中外相会談 ( 2010年5月15日 22:52) 日テレnews24 (http://www.news24.jp/articles/2010/05/15/04159226.html
 韓国を訪問している岡田外相は現地時間15日、中国・楊潔チ外相と会談し、中国の核兵器について「保有数を減らすか現状を維持するよう踏み切ってもらいたい」と核軍縮を求めた。
 会談で岡田外相は「5つの核保有国の中で核兵器を増やしているのは中国だけ」と述べ、核兵器の保有数を減らすか、少なくとも現状を維持するよう求めた。これに対して楊外相は「中国は非核国に対しては核を使用したり威嚇したりせず、日本が心配する必要はない。いかなる形でも核軍拡を行うつもりはない」と反論した。
 また、中国海軍のヘリコプターが先月、沖縄近海で自衛隊の護衛艦に異常接近した問題について、岡田外相は「大きな事故につながりかねない危険な行為だ」として再発防止を求めたが、楊外相は「日本の監視活動が行き過ぎている」と、抗議は受け入れられないという立場を示した。
★楊潔チの「チ」は竹かんむりの下にがんだれと「虎」
(参考2)岡田外相、中国の非難談話に反発 核兵器削減めぐり ( 2010/05/18 17:46 ) 【共同通信】(http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051801000753.html)
 岡田克也外相は18日午後の記者会見で、先の日中韓外相会談の際、中国に核兵器削減を求めた自身の発言を「無責任」などと非難した中国外務省談話に対して「いろいろ述べているが、根拠のない話だ」と強く反発した。
 楊潔チ外相が15日の会談で「中国は国際的な核軍縮プロセスの推進に貢献している」と述べたとの談話の指摘に関しては「『核兵器を増やしていない』との話はなかった」と反論。核兵器を増産しているとの見方をあらためて強調した。
 今後の取り組みに関しては「核軍縮問題については冷静かつ真摯な議論が必要だ。これからも話し合いをしっかり行っていきたい」と述べ、削減を引き続き求めていく意向を明らかにした。
 岡田氏の核兵器削減要求に楊氏は激しく反発、翌16日に中国外務省が談話を発表した。

(参考3)核物質の生産停止に中国が抵抗 日本の主張盛り込まれず (2010/05/29 17:36) 【共同通信】 (http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010052901000531.html)
 【ニューヨーク共同】国連本部で行われてきた核拡散防止条約(NPT)再検討会議が最終日の28日に採択した最終文書には、日本が主張した核軍縮・不拡散教育の促進などが盛り込まれたが、濃縮ウランなど兵器級核分裂物質の生産モラトリアム(一時停止)などは中国の強い抵抗で残すことができなかった。
 日本にとって、数百発とされる核弾頭を抱える中国の核軍縮問題は「北朝鮮核問題と比べても重要な課題」(日本政府当局者)。再検討会議で日本政府代表団を率いた須田明夫・軍縮会議政府代表部大使は28日の記者会見で核物質生産の一時停止を「さらに追求していく」との考えを示した。
 中国は核保有5カ国の中で唯一、核物質の生産を継続しており、一時停止は「絶対に受け入れられない」との姿勢だった。再検討会議で一時停止を訴える日本を意識し、米国が提供する核の傘やミサイル防衛(MD)に反対する意見を表明し、けん制することもあった。
 また会議筋によると、日本が中国を念頭に核戦力の透明性を要求すると、中国が核軍縮教育を削除すべきだと反論、衝突する場面もあったという。




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この記事へのコメント

あっくん
2010年07月15日 15:13
中国の核は危険というイメージをマスコミが植え付けていますが、発想の転換で米・ロが核を独占しないための平和のための核という考え方はできないのでしょうか?
決して日本に向けて撃つことなどあり得ない飛翔体に対して、ミサイル防衛など税金をかけるのは無駄を通り越して犯罪だと思います。
2010年07月29日 15:28
あっくん殿
「中国の核は危険」というイメージはマスコミが植え付けているのではなく、事実である。中国の核は絶えず、日本列島を狙っている。「中国の核は、米・ロが核を独占しないための平和のための抑止力としての核」という発想は、これまで誰も思いもつかなかった極めて安易な発想である。中国の人民軍は絶えず世界制覇を狙い、東シナ海、南シナ海を制覇しようとしており、南沙諸島なども自国領としようとしており、更には、台湾までも侵略・奪取する構えを見せている。中国は、尖閣諸島までも自国領土呼ばわりし、彼等は我が国の南西諸島付近が、中国の排他的経済水域であると主張している。そして中国は、毎年日本の3倍以上の軍事費を使い、軍事力の増強に努めている。
貴兄は中国に関する考えを再検討されることを強く要望する。

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