日本のEEZラインの中で我が物顔に行動する中国艦隊

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海上自衛隊艦艇「あさゆき」(写真奥)(注)

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沖縄本島の南方海域で海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」に接近した中国海軍のヘリコプター=21日午後(防衛省提供)(注)


筆者は、先に、記事『中国艦隊の日本EEZライン内での目に余る行動 (2010/04/15 02:13) 東郷幹夫の思いつくまま日記http://mikitogo.at.webry.info/201004/article_30.html)』で、
潜水艦2隻を含み、ヘリコプターを搭載した10隻よりなる中国艦隊の艦載ヘリコプターが8日、東シナ海で警戒監視中の護衛艦「すずなみ」に距離90m、高さ30mまで接近して飛行したことや、この10隻よりなる中国艦隊は、10日夜、沖縄本島と宮古島の間の海域(排他的経済水域)を通過して日本領土である沖ノ鳥島方面へ向かった。
ことを述べた。

さらに記事 『「中国艦隊の日本EEZライン内での目に余る行動」について .(2010/04/15 15:46) 東郷幹夫の思いつくまま日記http://mikitogo.at.webry.info/201004/article_31.html)』で、
中国の新聞 環球網』のネット記事にたいして寄せられたネット上の反応は、ヘリコプターの危険な行為にたいし、
①疑問視する意見はなく、逆に操縦士を讃えている、
②中国艦隊を追跡・監視していた日本側の責任を問うている、
要は自国軍の行為を賞賛し、日本側の監視を非難しているのである。開戦すべし という意見まであったそうである。日本にたいして挑戦的なのは、中国の人民解放軍だけかと思ったら、中国の民衆自身がかなり挑戦的なのである。
と述べた。

続いて、記事 『「「中国艦隊の日本EEZライン内での目に余る行動」について」について .(2010/04/22 12:59) 東郷幹夫の思いつくまま日記http://mikitogo.at.webry.info/201004/article_46.html)』では、
10隻の中国艦隊は東シナ海を通過して以後、四六時中、常に公海ではない日本の排他的経済水域内を航行した。公海は沿岸から200海里以上先と定められているから、中国艦隊の行動した範囲は我が国の排他的経済水域内である。排他的経済水域内では、他国の艦船の航行は許されてはいるが、その海域の資源調査や資源採取は許されていない。筆者はこの海域を航行できる艦船の種類についてどの程度の制約が課されているかは知らない。しかし常識的に言って、他国の軍用艦船がどの程度に頻繁に航行してよいかは、大よその想像は付く。少なくとも排他的経済水域所有国に軍用艦船の行動計画を事前に通告するのが礼儀である。一方、排他的経済水域の領有国は、その水域を航行する軍用艦船への監視を怠らないのが、国防というものである。
と述べた。

ところが中国艦隊は、日本の排他的経済水域の中で、全くそれを意識せず、傍若無人の振舞をする。21日の産経新聞の記事『(参考1)』は、
21日夜、同日午後3時37分から40分ごろまでの間、沖縄本島の南方約500キロの海上で、中国艦艇を警戒中だった海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」に対して、中国軍のヘリコプターが約90メートルの距離に接近し、2周ほど周回した。
ことを報じている。8日にもあった事件が、又起きている。前回のヘリ接近では、外務省から抗議したはずである。にもかかわらず、同じことが又起きた。中国側の意図的行為である。彼らの行動は、我が国の排他的水域内での行動である。我が国の自衛艦が出動して10隻の艦隊の行動を監視するのが当然である。本当なら、追い払いたいところである。

(参考2)によれば、ヘリの異常接近にたいする外務省を通じた抗議にたいし、中国は、
「日本の警戒監視活動に対する必要な防衛処置をとった」との反論を北京の日本大使館に伝えた。
そうである。
彼らは日本の排他的経済水域を全く無視して行動している。

彼らにこのように横暴な振る舞いを許しておくのは、何故であろうか。やはり、鳩山政権の生ぬるい安全保障政策の結果、中国に足元を見られている。このような状態になっても、鳩山内閣は南西諸島、なかんずく沖縄の地政学的かつ戦略的重要性をどうしても認めようとはしない。とすれば、このような内閣には退陣してもらわなくてはならない。

****************(終わり)******************


(参考1)中国艦艇の近海通過問題 中国艦載ヘリが護衛艦にまた接近 (2010.4.21 20:16) 産経http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100421/plc1004212017022-n1.htm
 防衛省は21日夜、同日午後3時37分から40分ごろまでの間、沖縄本島の南方約500キロの海上で、中国艦艇を警戒中だった海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」に対して、中国軍のヘリコプターが約90メートルの距離に接近し、2周ほど周回したと発表した。政府は外交ルートを通じて、中国側に抗議した。
 中国軍の艦載ヘリの護衛艦への近接飛行は8日午前にも発生しており、度重なる近接飛行は日本側の監視を牽(けん)制(せい)するねらいがあるとみられる。
 また、岡田克也外相は21日の衆院外務委員会で、中国艦艇10隻が沖縄近海を通過し、ヘリが近接飛行した問題について、ワシントンでの12日(日本時間13日早朝)の日中首脳会談で取り上げなかったのは鳩山由紀夫首相の判断だったことを明らかにした。
 岡田氏は「ヘリの近接接近は現場で何度も起こったわけではない。中国艦船の日本近海通過も法的には認められた行為だ。そういう中で首相、首相周辺で総合的に判断した結果、首脳会談のテーマにしなかった」と説明した。
 また、外相自身が外務省事務方から報告を受けたのは発生4日後の12日だとした。艦載ヘリの護衛艦への近接飛行は8日午前に発生し、同日夕に防衛省から外務省に伝えられた。岡田氏は自身への報告について「確か9日だったと思う」と答弁。その後、「私に上がってきたのは12日昼ごろ」と答弁を訂正した。
 一方、武正公一外務副大臣は外務省が12~14日に外交ルートを通じて中国側に計4回申し入れを行ったことを明らかにした。近接飛行の事実確認を要請するとともに、ヘリの行為を「護衛艦の安全航行上危険な行為」と指摘し、双方の安全確保の観点から日本船舶に対し今後このような行動を取ることがないよう申し入れたという。

(参考2)外相、防衛相とも中国に不快感 中国艦載ヘリの海自艦への異常接近で再抗議
2010.4.23 18:22
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100423/plc1004231823015-n1.htm
 中国海軍の艦載ヘリコプターが2度にわたり海上自衛隊の護衛艦に異常接近した問題をめぐり、岡田克也外相は23日の記者会見で、「必要な防衛措置だ」とする中国政府に対して、「日本側は必要な監視行為を行っていた(だけだ)。危険なことでもなければ、法に違反することでもない。中国側の説明に、われわれは必ずしも納得していない」と不快感を表明した。日本政府は同日までに中国側へ再度抗議した。
 防衛省などによると、中国政府は22日夕、これまでの日本政府の抗議に対し、「日本の警戒監視活動に対する必要な防衛処置をとった」との反論を北京の日本大使館に伝えた。日本政府は「わが方の活動は正常な行為だ」と反論、改めて抗議し、再発防止を求めた。
 中国艦艇10隻は7日から9日まで東シナ海で演習を実施。10日に沖縄本島と宮古島の間を南下し、沖ノ鳥島(東京都小笠原村)西方海域で活動していた。この間、中国の艦載ヘリが8日と21日の2回、監視中の海自護衛艦の約90メートルまで接近した。日本政府は「安全航行上、危険な行為だ」として抗議していた。
 北沢俊美防衛相も23日午前の記者会見で、「両国の良好な関係を阻害する。お互い偶発的なことが起きないように対応しないといけない」と述べた。





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  • 我が国の領土・沖ノ鳥島周辺EEZライン内で我が物顔の中国艦隊???

    Excerpt: 中国海軍の10隻からなる艦隊は、4月9日には東シナ海で我が国の自衛艦上の高度50mにまで接近し、危険な行動をとった。さらに4月10日にはキケンア行為を取っ10日に沖縄近海を通過した中国海軍の艦艇が.. Weblog: 東郷 幹夫の思いつくまま日記 racked: 2010-05-01 22:04