事もあろうか!オバマ大統領への会談を要求するとは?

昨日(8日)の夜のロイター通信のネット報道『(参考1)』は、小沢氏のそれよりも少し前の記者会見の内容を伝えている。これには、小沢氏が「訪米についても 、意欲的である」ことが報じられている。この報道内容に従って筆者の見解を述べる。

①小沢氏の幹事長続投への理由付け:
小沢氏は、『同日昼に官邸で行われた鳩山由紀夫首相との会談で、首相から幹事長続投の了承を得たことを明言した。<中略>鳩山首相に対して「この仕事(幹事長職)を続けていいのか」と尋ね、首相から「一生懸命頑張ってほしい」と了承された』ことを明らかにした。
●筆者見解:
小沢氏は、国民世論の70%以上が、彼の民主党幹事長続投に反対であることを知って愕然としたが、鳩山首相から幹事長を続けるように言われたことを続投の理由にした。そしてそれを国民に発表した。

彼は、鳩山首相が何も言わないのでしびれを切らして「続投してもよいか」と尋ねた。鳩山首相は、政治資金規正の問題では、収支報告書の虚偽記載を、小沢氏と同じように秘書のせいにしている。全く同じように脛に傷を持つ身である。野党の質問への答えでは、「小沢氏に政治責任はある」と答えている。また小沢氏の議会での説明責任については、「与野党間で話し合って決めてほしい」などと言っており、小沢氏は心配になってきた。そこで、小沢氏は鳩山首相に幹事長続投を迫ったに違いない。

そのニュアンスはどのようなものであったかは知らない。恐らくは小沢氏の方が強圧的であったものと筆者は考える。小沢氏は、鳩山首相に「一生懸命頑張ってほしい」と言われたと言っているが、鳩山首相の行った別の記者会見では、小沢氏の要求にたいして、鳩山首相は「はい」と答えたとしか言っていない。明らかに小沢氏は嘘を言っている。

②小沢氏不起訴の説明:
小沢氏自身が不起訴になったことについて、「私は従来から一貫して不正なお金は受け取っていないと主張してきた。そのことが明白になった」とし、「そのことについて皆さんの理解と認識をいただきたい」と語った。
●筆者見解:
小沢氏は、不起訴の理由を『自分が不正な金を受け取っていないことが明らかになったからだ』と言っている。しかし今回、3人の秘書が起訴になったのは、政治資金収支報告書が虚偽記載であったことが明らかになり、この虚偽記載には、小沢氏は全く小沢氏は関与していないと主張して小沢氏は不起訴になった。
起訴と不起訴の境目は、政治資金収支報告書の虚偽記載に関与したかしなかったかである。小沢氏は虚偽記載と金銭授受を取り違えている。と云うことは、彼が余程金銭授受の漏洩を恐れていたということを裏書きする証拠である。語るに落ちたというところであろうか。

③石川議員の取り扱い:
「石川自身は国会議員の職務に関して責任を問われているわけではない」と指摘いるが。
●筆者見解:
石川議員の議員職務よりも、小沢氏の秘書時代の罪が問われていることは確かである。しかしこの問題では国民の選良である国会議員の品格が問われているのである。その立場から石川議員は明らかに国会議員の品格を損なうものである。

④小沢一郎氏の訪米問題:
小沢氏は、2日のキャンベル国務次官補との会談で要請された大型連休中の訪米に関して、「訪米団を組織するのも結構」と前向きに検討する考えを示し、同次官補に、「1)政策議論は政府間で行うものであり、目的は友好・親善とする、2)オバマ大統領との会談の時間をつくる」ことを、訪米の前提条件とすることを伝えたことを明らかにした。
●筆者見解:
この時期に小沢氏は何故この様なことを発表するのか。自分は米国からも訪米を要請されるくらい日本にとって重要な政治家であることを誇示したいのかもしれない。幹事長の席が危ないこの時期、特にそれを誇示したいのであろう。
しかし彼が米国に示した内容は、もしこれが本当であるとすれば、滅茶苦茶だ。目的は政策議論ではなく友好親善だという。その反面、「オバマ大統領とはぜひ会わせろ」と要求しているらしい。一体何を考えているのか。
去年末に、600人で中国を訪れた旅行を再現させるつもりなのであろうか。小沢チルドレンを喜ばすだけのこのような企ては誠に愚かであり、ますます国民の顰蹙を買うだけである。

いずれにしても、小沢の民主党・幹事長続投には反対である。筆者は、場合により、小沢氏は議員辞職ものの汚れた政治家のように思えてならないないのである。

******************(終わり)********************


(参考1)小沢民主党幹事長が続投、オバマ大統領との会談を要請 (2010年 02月 8日 19:39 JST)東京 8日 ロイターhttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-13780820100208
 民主党の小沢一郎幹事長は8日夕に会見し、同日昼に官邸で行われた鳩山由紀夫首相との会談で、首相から幹事長続投の了承を得たことを明言した。 また、小沢幹事長は、2日のキャンベル米国務次官補との会談で要請を受けた訪米について、前向きに検討する考えを示すとともに、オバマ米大統領との会談を条件として伝えたことを明らかにした。 小沢幹事長は会見の冒頭、自身の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で、石川知裕被告(民主党衆院議員)らが起訴されたことについて「国民や同志に迷惑をかけたことを心からおわびしたい」とあらためて陳謝。一方で、自身が不起訴になったことには「私は従来から一貫して不正なお金は受け取っていないと主張してきた。そのことが明白になった」とし、「そのことについて皆さんの理解と認識をいただきたい」と語った。 鳩山首相との会談では、次期参院選における候補者の選考状況などを報告するとともに、鳩山首相に対して「この仕事(幹事長職)を続けていいのか」と尋ね、首相から「一生懸命頑張ってほしい」と了承されたことを明らかにした。 また、今回の事件で起訴され、野党から議員辞職勧告決議案が提出されている石川衆院議員については、近く本人と会って「その後のことについて話をしたい」としたが、「石川自身は国会議員の職務に関して責任を問われているわけではない」とも指摘。議員辞職勧告決議案自体の取り扱いには「与野党で話し合うもの」と述べるにとどめた。 2日のキャンベル国務次官補との会談で要請された大型連休中の訪米に関しては「訪米団を組織するのも結構」と前向きに検討する考えを示したが、訪米の前提条件として、1)政策議論は政府間で行うものであり、目的は友好・親善とする、2)オバマ大統領との会談の時間をつくる--ことを同次官補に伝えたことを明らかにした。




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この記事へのコメント

2010年02月09日 21:44
筆者は本文中で、
小沢氏は、鳩山首相に「一生懸命頑張ってほしい」と言われたと言っているが、鳩山首相の行った別の記者会見では、小沢氏の要求にたいして、鳩山首相は「はい」と答えたとしか言っていない。明らかに小沢氏は嘘を言っている。
と書いた。これを裏付ける記事が、今日の朝日新聞の夕刊に記載された。それによれば、今日、9日の朝、鳩山首相は再度、念を押す記者会見をやっている。この新聞記事は、
 「『頑張ってください』という言葉は使ってない。  『このまま続けてよいか』と言われたので、『はい』 と申し上げた」。鳩山由紀夫首相は9日朝、民主党の 小沢一郎幹事長が記者会見で紹介した首相の発言を否 定した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。」
と記載している。小沢一郎氏が如何に出鱈目を言うかが如実に示されている。

2010年02月09日 22:31
1月29日7時56分配信の産経新聞のネット報道『小沢氏、沖縄に土地 辺野古から9キロ投機か 17年購入
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100129-00000055-san-soci)』によれば、
小沢氏は、平成17年11月、沖縄県宜野座(ぎのざ)村で約5200平方メートルの土地を購入していたことが28日、登記簿や衆院の資産等報告書で分かった。建物もない「原野」で、使途は分かっていない。土地は米軍普天間飛行場の移設予定地に近く、購入直前に移設を盛り込んだ在日米軍再編の中間報告に合意していることから、投機目的の不動産取得と受け取られかねず、小沢氏の政治家としてのモラルが問われそうだ。
と述べている。当時の金額で5000万円で、丁度その頃、小沢氏にさる建設会社から同額の献金があったと言われている。
小沢氏の政治姿勢が問われかねない土地購入である。


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