福島や小沢は普天間について一体何を考えているのだ

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鳩山首相は、普天間基地の移設先の決定について、オバマ大統領には、Trust me!などと言って、お茶を濁し、今年中にそれを決めることを怠った。そして2006年の日米合意の移転先である名護市・辺野古を含め、沖縄県外、国外に候補地を求め、来年5月までに決定することを米国側に申し入れた。米国はそれに対し強い反発と苛立ちを示している。鳩山首相の決断を迷わせている最も大きな原因は、連立与党である社民党・党首の福島瑞穂特命担当相のグアム移設への固執であった。

ところが最近になって、鳩山首相は、日米同盟の重要性を認識したのか、 26日、普天間基地の移設先について「抑止力の観点から見て、グアムに普天間のすべてを移設させることは無理がある」と述べ、米領グアムへの移設の可能性を否定し、移設先からグアムを排除する考えを初めて示した。詳しくは(参考1)を参照されたい。ところが福島瑞穂・党首がこれでは治まらない。彼女は早速27日、東京で「社民党はグアムが極めて有力だと考えているので、可能性を最大限追求する」と表明した。さらに鳩山首相の言う決定期限5月に対し、「大事なのは期限でなく解決策だ」と反論している。詳しくは(参考2)を参照されたい。

同じ内閣の中の一閣僚が、首相に対する反論を国民に公表する。このようなことが許されてよいのであろうか。福島瑞穂によって、鳩山内閣の内部不一致と統制の乱れが、国民に公表された。第一、平野官房長官は何をしているのか。このような閣僚の不謹慎な言動は取り締まるべきであるのにそれすらできない。何か狂っている。この状況は国内だけではなく、国外にも筒抜けである。我が国は、ますます諸外国から侮られるばかりである。福島瑞穂が女性であるからと言って遠慮することはない。こういう場合にこそ男女同権の立場で福島の不謹慎な発言を封殺すべきである。

そこへ来て、またまた奇妙なことが発生した。 民主党の小沢一郎幹事長が28日午後、新党「大地」の鈴木宗男代表に、普天間基地の移転先として、辺野古には否定的であることを述べたそうである。詳しくは(参考3)を参照されたい。鳩山首相は、米国の主張通りに、辺野古へ移すと言いかねないのを見計らったかのように見える小沢一郎のこの反対発言は、更に鳩山首相の選択肢を狭めようとするものである。民主党の代表であり、首相でもある人の行動を阻害する発言は、与党の幹事長ともあろう者が言うべき言葉ではない。小沢一郎の発言は非難されるべきである。

鳩山首相は、小沢の発言を知ってか、知らずか、28日、出張先のニューデリー市内のホテルで記者団と懇談し、普天間基地の移設問題について、「当然、米国の意向を無視した与党合意はありえない。日米同盟、安全保障にとって、最も望ましい解決策を何としても見いだしていく」と述べ、米国の主張に耳を傾けながら与党間協議を進める考えを表明したそうである。さらに『最終結論は「来年5月」を改めて表明した』そうである。詳しくは(参考4)を参照されたい。

しかし
○「米国の意向を無視した与党合意はありえない』のであれば、米国の意向は既に明白に辺野古に決定している。直ちに辺野古に決めるべきである。何故、すぐに決めないのか?

○「日米同盟、安全保障にとって、最も望ましい解決策を何としても見いだしていく」のであれば、それは自民党政権のときに既に決まっている。自民党政権が決めたことを何故もう一度洗い直さねばならないのか?

○そして期限を来年5月とした理由は何であろうか?

その辺の説明が足りない。辺野古に決めるのであれば今直ぐに決めるべきである。自民党の石破茂政調会長も、29日に同じことを言っている。遅くとも来年年1月の名護市長選までに結論を出すことを主張している。詳しくは(参考5)を参照されたい。

筆者は、先に記事『辺野古移転が決定のできない鳩山内閣は直ちに総辞職を!!! (作成日時 : 2009/12/04 11:45 ) ( http://mikitogo.at.webry.info/200912/article_2.html)』で、
社民党と与党を組んでも碌なことはない。これが好機である。言う事を聞かない社民党を切り、政府内の意見の集約をもっと加速するようにすべきである。

この際、鳩山内閣は
(1)選挙マニフェストや、選挙用のキャッチ・フレーズへの拘泥から早く脱却する、
(2)最左翼・社民党との連立政権を解消する、
(3)内閣の政策立案実行に政局を反映させない、
(4)官僚主導よりも政治家主導を優先することに拘らない、
と述べた。筆者は、これにさらに追求することを、鳩山政権に要望する。特に(3)、(4)の主導者である民主党幹事長・小沢一郎と、その第一側近である民主党国会対策委員長・山岡賢次 の排除を提案する。


*********************(終わり)************************


(参考1)「普天間のグアム移転は無理」 鳩山首相、ラジオ番組で (2009.12.26 17:57) (http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091226/plc0912261758011-n1.htm)
 鳩山由紀夫首相は26日、ラジオ日本の番組収録で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設先について「抑止力の観点から見て、グアムに普天間のすべてを移設させることは無理がある」と述べ、米領グアムへの移設の可能性を否定した。連立与党の社民党が有力な移設先とするグアムを首相が排除する考えを示したのは初めて。
 これに対し、社民党の照屋寛徳衆院議員(沖縄2区選出)は同日夜、「移設先は与党3党で協議して決めると(3党首で)決めた矢先に、そういう発言をする真意が理解できない」と述べ、首相を非難した。
 普天間移設に関する社民党プロジェクトチーム座長の照屋氏は、年明けにグアム視察を予定している。28日には普天間移設に関する政府・与党の実務者級の協議機関が初会合を開くが、検討作業は難航しそうだ。
 また首相はラジオ収録で、普天間問題で関係閣僚の発言が食い違ってきたことを「本来なら首相あるいは防衛相だけにするとか、1人だけが発言するようにとどめておかなければいけなかった」と振り返った。
 憲法問題では「9条の話ではなく、地方と国のあり方を大逆転させる地域主権に関する憲法改正をしたい気持ちはある」と述べ、9条を改正しない形の改憲論議に意欲を見せた。「首相が憲法改正を声高に主張するとうまくいかない。党で指導力を発揮して(一定の結論を)まとめ、連立や超党派で議論するのが大事だ」とも語った。
 また、自身の政権が掲げる政治主導について事務次官会議廃止や事業仕分けを実績として挙げたうえで、「私は今まで大臣を1つもやっていない人間で、官僚任せの部分が見えてなかったところもある」と述べ、経験不足を認めた。

(参考2)首相の普天間・改憲発言に福島党首が反論 (2009年12月27日18時45分) (http://www.asahi.com/politics/update/1227/TKY200912270235.html)
社民党の福島瑞穂党首は27日、沖縄県の米軍普天間飛行場の移設先として、鳩山由紀夫首相が米領グアムは困難との認識を示したことに対し、「社民党はグアムが極めて有力だと考えているので、可能性を最大限追求する」と表明。首相が5月までに移設先を決めるとしていることにも「大事なのは期限でなく解決策だ」と反論した。東京都内で記者団の質問に答えた。
 首相が26日のラジオ収録で憲法改正に触れたことについても、福島氏は「連立3党合意は改正ではなく、憲法の理念の実現を目指すということだ」と語った。
 一方、前原誠司国土交通相は27日のフジテレビの番組で「国民新党、社民党に引っ張られているんじゃないかというのが支持率下落の一つの要因だ。総理はご自身のカラーを前面に出されたらいい」との見方を示した。

(参考3)
普天間移設、現行案に否定的=「海汚してはいけない」-民主・小沢氏 (2009/12/28-19:36) (http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009122800765)
 民主党の小沢一郎幹事長は28日午後、国会内で新党大地の鈴木宗男代表と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について意見交換した。鈴木代表によると、小沢氏は「基本的には首相官邸の判断を待つが、沖縄の声は踏まえないといけない。きれいな海を汚してはいけない」と述べ、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)へ移設するとした現行計画に否定的な考えを示した。 
 政府・与党は同日、「沖縄基地問題検討委員会」の初会合を開き、2010年5月をめどに新たな移設先について結論を得る努力をすることを確認している。鳩山政権の最大実力者である小沢氏が現行計画に否定的な考えを示したことは、今後の議論に影響を与えそうだ。(2009/12/28-19:36)

(参考4)鳩山首相、普天間移設で「米国の意向無視しない」5月までに結論 (2009.12.28 22:439 ( http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091228/plc0912282244015-n1.htm)
 【ニューデリー=田北真樹子】インド訪問中の鳩山由紀夫首相は28日、ニューデリー市内のホテルで記者団と懇談した。首相は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、「当然、米国の意向を無視した与党合意はありえない。日米同盟、安全保障にとって、最も望ましい解決策を何としても見いだしていく」と述べ、米国の主張に耳を傾けながら与党間協議を進める考えを表明した。
 また、結論を出す時期について「来年5月」と改めて表明。「日米の中でも、5月という目標設定設定の下で、最終的な結論を出す」とした。
 さらに首相は「普天間問題では、私は常に一貫した発言を続けている。それを皆さん(マスコミ)が一部分だけとらえて(いる)。全体を聞いてもらえば何も揺れていない」と述べ、異例のメディア批判を展開した。

(参考5)「首相は意味不明」 普天間問題で石破氏 (2009.12.29 11:44)  ( http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091229/plc0912291146005-n1.htm)
 自民党の石破茂政調会長は29日、鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場移設問題で「米国の意向を無視した与党合意はありえない」と述べたことに対し「意味不明だ。首相の言葉はどれが真実か分からない」と批判した。都内で記者団に語った。
 日米合意に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市)への移設を米側が求めていることを踏まえ、石破氏は「米国の考えが変わることはない。意向を重視するのなら、現行案で決着すると理解する」と表明。その上で「5月まで引っ張る理由はなく(来年1月の)名護市長選までに結論を出すべきだ」と指摘した。

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