習氏の天皇陛下拝謁は完全なルール違反!!!

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鳩山由紀夫首相が14日に来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見について、1ヶ月前までの会見要請というルールを破り、11月26日過ぎに申し込まれた要請を受け入れた。宮内庁側のルール違反であるとの反論にもかかわらず、無理にこれを押し付けた。天皇陛下の前立腺がんの手術以来、このルールは厳重に守られてきたそうである。自民党政権がこのルールを作ったのであるが、それを無視した。しかも小沢一郎幹事長は143名の民主党議員を引き連れて、11月10日に胡錦涛・中国国家主席と面会し、これ等各議員とツーショット写真を撮らせるという愚を犯した。中国はこれと引き換えに、習国家副主席と天皇陛下との会見を要求した。胡錦涛・中国国家主席は、いずれ交代するであろう次期政権の国家主席の席には、自分の息のかかった習氏を付けたいという思いがある。その箔付けに習氏と天皇陛下との会見を願った。そしてこれを小沢一郎幹事長に依頼した。

結局、天皇陛下との習氏の天皇陛下との会見が、「小沢一郎幹事長と143名の民主党・新国会議員の胡錦涛国との面会という箔付けを得る」ための政治的思惑と、「習副主席が次期国家主席の道を容易にする」ための政治的思惑に使われることになる。これは明々白々の天皇陛下との会見の政治利用である。

これまでのルールに従うならば、中国とのこのような約束はすべきでなかった。これから天皇陛下との習氏の面会を断れないとすれば、これを進めた、小沢一郎幹事長、鳩山由紀夫首相および平野博文官房長官は厳しく批判され、その責任を問われねばならない。sくなくともこの3人はその職を辞するべきである。

筆者に近い考え、または同じ考えを持つ人は少なくないと思う。(参考1)~(参考4)の記事には、そのような人々の非難発言が報道されている。それらの詳細はこれ等の記事に譲ることとし、批判者の氏名のみを次に列挙する。

①安倍晋三元首相、②渡辺周総務副大臣、③谷垣禎一自民党総裁、④阿部知子社民党政審会長、⑤亀井亜紀子国民新党参院議員

安倍氏や渡辺副大臣および谷垣自民党総裁らの批判の内容が、それぞれ(参考1)、(参考2)および(参考3)に示してある。特に谷垣・自民党総裁の厳し批判は重く受け止めねばならない。

********************(終わり)************************


(参考1)安倍元首相、陛下の政治利用を批判 メールマガジンで (2009.12.12 20:13) 産経
 政権の暴走は危険水域に入った-。自民党の安倍晋三元首相は12日付のメールマガジンで、鳩山由紀夫首相が14日に来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見について、通常の手続きを踏んでいないにもかかわらず実現を指示したことを強く批判した。
 安倍氏は、陛下が前立腺がん手術以降、期限1カ月を切った会見要請は受けないとのルールを小泉、安倍、福田、麻生の歴代自民党政権は厳守してきたと主張。「(会見を要請してきた中には)日本にとって重要な要人もいたが、例外なく断ってきた。陛下のご日程に政治的、外交的思惑を入れてはいけないと自制してきた」と記した。
 その上で、鳩山首相が会見を無理強いした理由について「胡錦濤国家主席の小沢一郎幹事長訪中団に対する異例の大歓待を引き出すための約束だったからではないか」と指摘。「陛下を自分たちのために政治利用した」と批判した。

(参考2)渡辺副大臣が首相批判 天皇陛下と中国副主席会見「今からでもやめた方がいい」 (2009.12.13 18:23) 産経
 鳩山由紀夫首相が、天皇陛下と中国の習近平国家副主席との特例的措置による会見を指示したことについて、民主党の渡辺周総務副大臣は13日、テレビ朝日の番組で、「天皇陛下の政治利用と思われるようなことを要請したのは誠に遺憾だ」と述べ、批判した。副大臣が首相を批判するのは異例のことだが、天皇陛下にかかわることだけに、問題を深刻にとらえているとみられる。
 渡辺氏は「やめていいなら、今からでもやめた方がいい」とも指摘した。
 さらに、1カ月前までの申請ルールが守られずに会見が設定されたことに関して「国の大小、経済力、政治力の大きさで優劣をつけることは絶対あってはいけない。(会見設定は)大国、小国に差をつけず公平にやってきた。民主党内でもまずいと受けとめている人間は多い」と強調。中止できない場合でも「1回限りの特例にしないといけない。二度とこんなことはしてはいけません」と述べた。
 同じ番組で、社民党の阿部知子政審会長は「特例でも認めてはならない」との認識を表明。国民新党の亀井亜紀子参院議員は「(政治利用への懸念を示した)羽毛田信吾宮内庁長官の話はもっともだ」と語った。

(参考3)自民・谷垣氏、「感覚めちゃくちゃ」と首相批判 天皇陛下と中国副主席会見 ( 2009.12.13 18:37) 産経
 自民党の谷垣禎一総裁は13日、熊本市で記者会見し、鳩山由紀夫首相が天皇陛下と習近平国家副主席との特例的措置による会見を指示したことに関し「権力行使の抑制という感覚を持っているのか。政治のデリケートな問題に権力をどう行使するかの方向感がめちゃくちゃだ」と批判した。
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、米側が18日までの決断を日本政府に求めたことについては「米国の主張は十分理解できる」と強調し、政府に年内の方針決定を求めた。

(参考4)谷垣総裁、首相の天皇陛下会見指示を批判 (2009年12月14日 2:44) 日テレNEWS24
 自民党・谷垣総裁は13日、14日に来日する中国・習近平副主席と天皇陛下の会見を鳩山首相が特例的に指示したことについて強く批判した。
 谷垣総裁は「権力行使の抑制とか、そういう感覚をこの政権が持っているかどうか、最もデリケートな部分に対して権力をどう行使していくか、方向感がめちゃくちゃだと思います」と述べ、「鳩山政権がこういう行動を取ったことが日本の政治を悪くした始まりだったということにならないか、強く危惧(きぐ)している」と懸念を示した。
 鳩山首相の指示については、天皇陛下と外国要人との会見は1か月前までに申請するという政府内の取り決めが守られなかったことに対し、政府・与党内からも「二度とあってはならない」などと批判の声が出ている。


中国国家副主席との会見で、宮内庁長官発言要旨 (1/2ページ) (2009.12.11 23:59) 産経
 天皇陛下と習近平・中国国家副主席の会見が決まったのを受けて記者会見した宮内庁の羽毛田信吾長官の発言要旨は次の通り。
 天皇、皇后両陛下の外国賓客へのご引見は、1カ月以上前に外務省から願い出ていただくのをルールとし、国の大小、政治的重要性によって取り扱いに差をつけず実施してきた。特に2004年以降は、陛下がその前年に前立腺がんの摘出手術を受けられたため、ご負担、ご年齢を考慮しルールを厳格に守ってきた。
 習氏の来日で外務省から宮内庁式部職に、11月26日に内々に打診があった。1カ月を切った申し出は応じかねると答えた。その後官房長官から12月7日に「ルールは理解するが、日中関係の重要性にかんがみ、内閣としてはぜひお願いしたい」と電話があり「政府内で重視されてきたルール。尊重されるべきだ」と申し上げた。
 10日に官房長官から「総理の指示を受けての要請だ」と再度電話があった。宮内庁も内閣の一翼を占める政府機関である以上、直接の上司に当たる官房長官の指示に従うべきなので、誠に心苦しい思いで陛下にお願いした。二度とこういうことがあってほしくないというのが切なる願いだ。

中国国家副主席との会見で、宮内庁長官発言要旨 (2/2ページ) (2009.12.11 23:59) 産経
 -今回の会見設定とルールとの整合性はどう考えるか。
 残念なことをせざるを得なくなった。単なる事務ルールのことではない。陛下の役割は国の外交とは違う。国と国の間に政治的懸案があれば陛下を打開策に、となれば憲法上の陛下のなさりようが大きく狂うことになる。
 -陛下の政治利用につながるという懸念がある。
 大きく言えばそうでしょう。その意見に対して「何を言ってるんだ」とは言いにくいし、つらい。苦渋の思いだ。陛下の国際親善は政治的な重要性や判断を超えたところにある。天皇陛下の役割について非常に懸念することになるのではないか。政治的判断としてお願いするのはどうなのか。

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この記事へのコメント

パーふー
2009年12月14日 19:57
宮内庁のルールを変更できるのはその上司たる内閣総理大臣・・・というからそれもそうだな。天下りも禁止するし、人事権もある。小沢のいうことはいちいちごもっとも。ルールを変える客観性があるかどうかだな。
2009年12月15日 09:36
小沢一郎の今日の記者会見は甚だ横柄、かつ高圧的で記者を極端に見下げた態度であった。「君は憲法を知らないのか」、「天皇陛下への拝謁申し込みは1ヶ月以上前などというのはだれが決めたのか。そんなルールはない」、「憲法上から言えば、天皇陛下が内閣の決めたことに従うのは当然だ」などと数々の横柄な物言いをした。このような乱暴な物言いをされても、参加した記者には全く気にならないらしい。第一、初めから記者を「君たち」と呼んだ。君たちと呼ぶのは、初めから記者を自分よりも下位の相手と視た態度である。このような侮辱的な態度をとられても、記者たちは後難を恐れて黙っている。以前、自民党が政権与党のときには、政権の中の大臣である誰かが記者会見をやれば、どこかに揚げ足取りの隙がないかと探し回り、発言の穴を見つけて徹底的に叩きまくった。
記者の態度も変われば変わるものだ。

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