聖域なき予算仕分け、遠からず国民の信を失うだろう!

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『スーパーコンピューターが、どうして1位でなければならないのか。2位ではどうしていけないのか。』 日本国民の誇りを傷つける言葉である。そして臆面もなく、テレビが報道している場で、顔色一つ変えず、「しれっ」として平気で言ってのける。しかもはっきりとした歯切れのよい詰問口調である。この人は、眼の大きな、際立った美貌の持主である。予算の仕分け人とか呼ばれる民主党国会議員で女性議員である。この人はTVへの出演歴も多く、TV慣れしているせいもあろうか、TVに写されて全国に報道されていることなど眼中にない。

彼女は、1位というものが、2位以下とは格段に違うことを知らない。2位や3位になれても、1位になるのは容易ではないのだ。科学技術の面で世界をリードすることこそ、我が国、日本の真価を高め、国際的存在意義を高めるものだ。資源の乏しい我が国は、科学技術で立国する以外にない。さらに「自然科学の面でも世界をリードする」、これらは、今後、我が国が生きていくための支えでもある。これ等の科学技術の発展の根幹となり、基礎となるのは世界第1級のスパコンを駆使して、各分野で世界一流の研究開発を行うことである。優れた超一流の計算機の下には、優れた研究者も参集する。

「予算を削るのに聖域はない」と鳩山首相は言っている。鳩山内閣には、国家の科学立国という重要施策を遂行する分野は聖域ではないと言うのか。アフガンの民生支援や、APECの国々へのODAには、それぞれ50億ドルと60億ドルを向う5年間に支出すると云う。どこか狂っている。

鳩山内閣は、ただ辺り構わず、全部一律に予算を削ると云う。民主党の「予算仕分け人議員」の主導的立場の枝野某議員も、ある予算項目の必要性を、立案者側が説明し始めると同時に、それを遮った。この場面がTVで放映された。そして彼は、はっきりと、『細かい説明は無用である。この場は予算の必要性の細かい内容を聞く場ではない。「初めに予算を削るありき」で、ここは予算を削る場だ』だと、切り口上で言ってのけた。如何にも居丈高で鼻白ませる場面であった。彼は東北大学出身の弁護士で、民主党国会議員であり、仕分け人の纏め役でもある。「この人にして、この言ありとは?」と思わせる驚きと怒りを覚える場面であった。

如何に官僚を退け、政治主導を行うとは言え、国会議員が予算削減の監視役まで買って出るのは、三権分立の根本思想を損なうものではないか。法律違反のようにも思える。これは行政の仕事である。従来、財務省で処理していた仕事を、国会議員がやろうとしている。根本から間違っている。しかも民間有識者とか、外国人まで仕分け人に参画させる。これは行き過ぎである。鳩山民主党内閣は狂っている。遠からず国民の信を失うことであろう。




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この記事へのコメント

美人顔、いいえ京劇顔です。
2009年11月21日 06:26
論旨にはまったく賛成ですが、一点だけ「際立った美貌の持主」には不同意です。むしろ「厚く塗られた京劇顔」というべきです。そう思って見るとそう見えてくるでしょッ?
2009年11月21日 15:34
『美人顔、いいえ京劇顔です』様
コメントを有難うございました。
言われてみれば、成程という気がします。当方、女性には少し甘いのかもしれません。いずれにしても、訳の分からない連中が、勝手に掻きまわして、我が国の将来を目茶苦茶にしてしまうのは、視ておれない気がします。
鳩山民主党内閣には少しは国の方針として予算編成にも聖域を設けてほしいものです。

ところで、外交・防衛問題については、鳩山政権はどうするのでしょうか。未だに普天間基地の移転先を明確に決断できず、混迷の度がますます深まっています。日本の将来が案ぜられます。
2009年11月21日 17:13
 はじめまして。
 この女性が今、議員として偉そうに振る舞っていられのは、「クラリオン・ガール」のコンテストで1位になったからなのに・・・・。
 つまらぬコメント、失礼いたしました。
2009年11月22日 02:43
吉桜 様
コメントを有難うございました。ネット情報によれば、この人は、
『音響機器メーカーのキャンペーンガール、「1988年度クラリオンガール」として芸能界にデビューした。当初は日本テレビのバラエティ番組などを中心に活動し、1993年、テレビ朝日の報道番組「ステーションEYE」の司会に抜擢されて以降、ジャーナリスト活動も活発となった』
などとあります。やはりこの人はテレビの申し子なのですね。
正規の大学の法科系を卒業する人よりも、タレントや芸能界出身の人が政治家になる例が多いようです。正規の法律の学習をしていなくても、政治家になれる。政治家の世界は不思議な世界です。
そしてテレビという道具がその魔法の役割を果たす。このような時代はいつまでも続くのでしょうか。
タカラジェンヌで参議院の議長まで勤めて、勲1等旭日大綬章に輝く女性もいる世の中です。当分はテレビの魔力は消えないでしょうね。



嫌虚
2009年11月24日 01:29
日本は資源も土地も無く、科学技術立国しか考えられないのだから科学技術予算を出来るだけ確保するのは当然です。仕分けと言うのは元々膨れ上がった予算の中で仕分け対象を選んでそれを公開選別してるわけですから、片手落ちも甚だしく、全体を遡上に載せなけりゃ無意味です。外交費用とか機密費とか議員歳費とか特別会計等、ともかく国の予算一切合財を何で仕分けしないんでしょう。今のやり方は都合のいいところだけを公開して、隠してるところを見せないためのガス抜きです。
2009年11月26日 15:01
嫌虚 様
仰せのとおりです。
例の女性は、「トップを取るのにどれくらい意味があるのか、2位ではどうしていけないのか」と言ったそうです。そして、スパコンなどへの予算削減は、野依博士を初め、多くの科学者の激しい批判を浴びました。それでも、この女性は、臆面もなく未だに仕分け人の女性筆頭として、相も変わらず、「初めに予算削減ありき」の厳しい無意味な質問を繰り返しています。なぜこのような人物を仕分け人に選んだのか、そしてこの女性への激しい批判を知りながらも、この女性を仕分け人から後退させようとしない。これは何故でしょうか。自分の任命責任を認めたことになるのが嫌なのでしょう。野依博士に「将来、法廷に立つ勇気はあるか」とまで言われながら、何も言わない。これは、我が国は科学立国で世界のトップを走らねばならないという第一線の科学者の必死の思いが、分からないばかりではなく、一種の馬鹿なのですね。スタンフォード大学を出て学位を持っている程度では、この境地は分からないものと見えます。
口惜しいですね。
hiro
2012年02月23日 10:48
2位ではなぜいけないかの明確な反論はあったのでしょうか。
深山飛水
2012年02月24日 05:01
hiro様
明確な反論があったのか、なかったのかは、知りません。
「ノーベル賞受賞者の野依博士の激しい怒りを買った」という事実は真実であり、それだけで十分な回答だと思います。
国の基礎科学技術を重視しないような人物が、そしてそれを世界的視野で考えられないような人物が、国の政治の指導的地位に座ること自体が許されないと思いますね。

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  • 11/20(金) 如何でもいいニュース。

    Excerpt:  秋の空 Weblog: 酔語酔吟 夢がたり racked: 2009-11-21 07:34
  • 日本人の自虐史観

    Excerpt: 「日本は侵略国家であった。」と信じて疑わない人たちは、田母神元航空幕僚長の論文を批判するようだ。おそらく昔学校で習った日本の近代史が絶対に正しいと信じて疑わない輩たちだろう。 Weblog: 風林火山 racked: 2009-11-21 13:04