まるで出鱈目、落第の鳩山首相の参院所信表明演説!!!

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29日の午前中の参議院・本会議で鳩山首相は所信表明演説を行った。その概要は(参考1)に示す日経の記事によって明らかである。しかし衆議院の場合と同様に、その演説の表現が抽象的で具体性に欠け、かつ曖昧である。

鳩山首相は、「日米同盟は日本外交の基軸だ」と述べた。彼は敢えて「基軸」という用語を使っている。「基軸」という言葉は、「基本、中心」という意味であるから、確かにこの発言は間違いではなく、その通りの当たり前のことである。ならば、何故、今ここで、その当たり前のことを強調せねばならなかったのか。

鳩山内閣が発足してから、自民党政権の時代と比べて、極端な反米的外交や発言が目立った。たとえば
(1)日米間の核密約の検証と公開への意思表明、
(2)インド洋給油活動の永続の忌避と、アフガニスタンの民生支援の重視の表明、
(3)北朝鮮船舶への海自による公海上立ち入り検査の法制化の拒否、
(4)『「東アジア共同体」への参加国から米国を除外する』発言、
(5)『米国は核の先制不使用を宣言せよ』発言、
(6)普天間基地の県外移設発言、
などである。

これらの発言は、主に岡田外相らよって行われたが、鳩山内閣の本音であることは間違いない。明らかに鳩山内閣は、自民党政権とは違って、著しく反米的である。自民党の作った親米的外交路線を踏みにじろうとしている。一体、民主党は、日本の外交・防衛をどう考えているのか。一国の外交や防衛の大方針は、政権与党が変わったからと云って、容易に変わるべきものではない。連立を組む社民党の意思を尊重せねばならないからと云って、外交・防衛の国家の大方針が変わってよいというわけがない。

さらに、鳩山首相は、日米安保条約の締結後、50年経ったので、「日米同盟のあり方について包括的なレビューを進め行く。 中長期的な視野に立ち、(同盟を)重層的に深化させる」と言っている。

「包括的なレビュー」とは何事か。「包括的」とは何か。何と何を包括して考えようとするのか。曖昧模糊とした表現である。「レビュー」とは何か。日本の首相が日本の国会で演説するのである。日本語を使え。

何故、今さら日米同盟を審査し直さねばならないのか。日米同盟を審査し直すとすれば、そして同盟を深化させるとすれば、それは、これまで日本が極めて不熱心であった集団的自衛権を日本が行使可能とすることを明確にすることである。日本の各地・各層に「9条を守る会」を蔓延らせる重大な過ちを犯した元凶が与党に属している状況では、それもなるまい。とすれば、日米同盟の在り方を再審査する必要など全く無い。

さらに鳩山首相は建設中止を表明した八ツ場ダムのことは、「マニフェストに記述されている。国民との直接の契約に基づいて判断した」と議会で陳述し、中止方針を撤回しない考えを示したそうである。すべて不透明な陳述に終わった鳩山首相にしては、八ツ場ダムの問題だけは、馬鹿に明確に中止を表明した。しかし紛糾しているこの問題を、敢えて参院本会議の冒頭演説に持ち出すのは大げさであり、筋違いである。頭が狂っているとしか思えない。しかもその中断の理由を、マニフェストに書いてあり、国民に約束したことだからと言う。さらに国民との契約だとまで言い切っている。

これはおかしい。国民の大多数は、マニフェストなどは読んでいないし、政権を取ったからと言って、それが忠実に行われるなどとは思ってもいない。鳩山首相の言い分は責任を国民に転嫁する姿勢である。1都6県の知事を初め、八ツ場ダムの現地の住民が、現実に中止に反対している現状を無視する方が余程狂っている。何でも自民党政権のやり残した仕事はつぶそうとしているように見える。そして工学博士ともあろう人物が、八ツ場ダム中止の場合と存続させた場合の作用効果の相違を、学問的に究明し、それを公開しようとする姿勢すら見せない。『初めに中止ありき』である。まるで話にならない。

以上述べて来たように、鳩山首相の参院所信表明演説は、まるで出鱈目で落第である。

*******************(終わり)**********************


(参考)首相「日米同盟を再検証」 参院代表質問 (2009/10/29 14:41) 日経
 参院は29日午前の本会議で、鳩山由紀夫首相の所信表明演説への各党代表質問に入った。首相は日米関係について「日米同盟は日本外交の基軸だ」と指摘したうえで、日米安保条約改定から50年を迎えるのを踏まえ「日米同盟のあり方について包括的なレビューを進めていきたい。(同盟を)中長期的な視野に立ち重層的に深化させる」と述べ、同盟関係を再検証する意向を示した。
 首相は建設中止を表明した八ツ場ダム(群馬県)について「マニフェスト(政権公約)に記述されている。国民との直接の契約に基づいて判断した」と中止方針を撤回しない考えを示した。「いまマニフェストを変えることは想定していない。実現にまい進する」とも語り、あくまで実現をめざす姿勢を強調した。
 元大蔵次官を起用した日本郵政の社長人事については「法律にのっとった手続きを経て選任された」と選考過程に問題はないとの認識を表明。国と地方の協議機関の法制化に関して「早期に実現していく」と語った。(14:41)




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この記事へのコメント

嫌虚
2009年10月31日 10:21
全く出鱈目なのは、外交もそうだけどなんと言っても経済でしょう。子供手当てで景気回復って冗談じゃないかと思ったら本気なんですね。おまけに配偶者控除はなくすって言うので何のことかと思ったら要は税金払ってない人に現金支給ってことなんですね。税金払ってない人たちって5か条の密約とかで在日の人たちですね。
高校無償ってのも何かと思ったら朝鮮学校を含むっていうんだから、何で奨学金じゃいけないのかと思ったらこんなところに理由があったんですね。
何れにしても日本を良くすることが何も無い民主党。益々はっきりしてきました。
2009年10月31日 19:42
嫌虚 様
コメント有難うございました。
民主党のマニフェストに対する貴殿のご着眼には、成程と肯かされるものがあります。
何故か、民主党には親韓派が多いようです。韓国と仲良くするのは良いことですが、親韓派の人々にはそれ以上のものがあるように見受けられます。
小沢氏は秘書が韓国人女性ですし、韓国大統領とも親しく、在日への地方参政権付与を約束した事実があります。
鳩山首相も韓国には特別の配慮をしているようです。最近の護衛艦「くらま」と韓国コンテナ船の関門海峡での衝突には、日本側が悪かったのではないかと怯えているような発言をしています。韓国問題に関しては、何故か内弁慶であるように思えます。
鳩山首相は韓国に対して歴史問題では村山談話を尊重すると言って、低姿勢ですが、韓国は、逆に、竹島と日本海を、それぞれ韓国領有の独島と東海と宣伝し、国連事務総長・潘基文氏初め、韓国系国連職員もそれに手を貸している状況です。鳩山首相は、何故、歴史問題として、竹島は日本領土であることを主張しないのでしょうか。「ラスク書簡」という60年前の証拠書類もあります。不思議なことです。

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