護衛艦衝突防止強化だけでなく、防衛体制強化を!

画像

前方破損の「くらま」(注)

画像

コンテナ船「カリナスター」(注)

27日夜、北九州市沖の関門海峡で護衛艦「くらま」と韓国のコンテナ船「カリナスター」とが衝突事故を越した。(参考1a)と(参考1b)のネット記事がこれを報じている。昨年、東京湾でイージス艦「あたご」と漁船が衝突し、漁船が沈没するという事故が起きた。このときは、漁船の船員2名が死亡した。この事件は、海上交通が輻輳する海域で起き、漁船が右に舵を切るのが遅すぎたことと、イージス艦の周辺漁船への監視不十分というミスが重なった。

今回の事故は、国内有数の海の難所と言われている関門海峡で起きた。筆者の想像では、
(1)事故の発生箇所での実質航行可能海域が狭かったこと、
(2)護衛艦「くらま」と韓国のコンテナ船「カリナスター」との間に、先行する船があったこと、
(3)コンテナ船が前の船を追い越そうとしたこと、
などが重なって衝突事故につながったと考える。

(1)について考える。海峡の海岸付近は航行不可能である。海底にまで及ぶ複雑な地形によって船舶の航行が疎外されるため、海峡の実質航行可能範囲は、地図上の幅より、はるかに狭くなっているはずである。しかも両岸の地形の複雑さは、この海域の航行に慣れていない艦船の航行をより困難にする。このような海域で先行する船を追い越そうとした韓国コンテナ船「カリナスター」の行動は、軽率、かつ不遜なものとして非難されねばならない。

仮に国際的な航海法なるものによって許されていたとしても、他国の領海内である。もっと慎重に航行すべきであった。韓国の艦船は日本を侮り過ぎているのではないか。これは日本側にも責任がある。竹島を不法占拠されていても何も言わない。対馬の土地を買い占められても何の反応をも示さない。地方参政権付与についても寛大である。このような日本側の態度が韓国側に驕りを招いている。

(2)について言えば、韓国コンテナ船の前方に別の船があったことは不幸であった。この先行する船は、前方の護衛艦「くらま」を意識し、「くらま」とすれ違う時の航行に配慮して、最初から海域の右寄りを航行していたのかもしれない。仮にそうであったとすれば、不幸なことであった。これはコンテナ船「カリナスター」の行動範囲を狭くしたと考えられるからである。

(3)について考えてみる。(2)のような状況で、「カリナスター」が前の船を追い越そうとすれば、左側に舵を切らざるを得ない。そして左側に舵を切って前に出た時、右側には先行していた先程の船が、先方には「くらま」が現れた。公海上のルールに従い、右側に舵を切れば、追い抜いた船との衝突は避けられない。やむを得ず、「カリナスター」は左側に舵を切った。ところが「くらま」はルール通り右に舵を切った。これでは衝突が起こるのは当然である。
「カリナスター」の右舷に衝突痕があったことが、これを物語っている。

今回の事件の原因は、「くらま」ではなく、明らかに、「カリナスター」にある。それなのに、この事件に関して、鳩山首相が陳謝した。(参考2)がこれを報道している。敢えて想像すれば、韓国コンテナ船の予測しえない行動も含めて管理体制を厳重にせねばならないということなのであろう。

筆者は今回の事故を踏まえて事故防止管理体制だけではなく、日本の防衛体制をもっと強化するように、民主党は舵を切りなおすべきであると考える。

*********************(終わり)***********************


(注)(参考3)より借用。「Wet-IB 北九州企業特報」に謝意を表する。
(参考1a)コンテナ船、護衛艦の針路にはみ出す? 衝突事故(1/2ページ) 2009年10月28日8時5分 朝日
その瞬間、暗い海峡を火柱が照らし、爆発音が周囲を揺らした。27日夜、北九州市沖の関門海峡で起きた護衛艦とコンテナ船の衝突事故。国内有数の「海の難所」で何が起きたのか。
 防衛省や海上保安庁などによると、護衛艦「くらま」の艦首とコンテナ船「カリナスター」の船首右側がぶつかったとみられる。コンテナ船の船長(44)は、事故直後に朝日新聞の取材に応じ、「前の船を追い越そうとしていた」などと話しており、コンテナ船が護衛艦の針路にはみ出す形になって衝突を引き起こした可能性が出てきた。
 コンテナ船は韓国・釜山から大阪に向かっており、事故で船首右側が大きく損傷した。船長の説明によると、コンテナ船は前方からの護衛艦には気づいていて、早めにかじを切ったが避けられなかったという。
 海上保安庁によると、海峡での船の航行は海上衝突予防法により、互いに右側を通ることがルール。前方に相手船を発見した場合は、互いに右へ回避するのが原則だ。このルールを互いに守っていれば、船首右側が相手の船とぶつかることは考えられない。
 コンテナ船がどのようにして前の船を追い越そうとしたかははっきりしないが、船長の証言や双方の船の衝突部位などから、海保関係者は「コンテナ船がかじを左に切って追い越そうとして左側に膨らみ、左前方から来た護衛艦の針路に入った可能性も考えられる」と話す。
 衝突事故があった関門橋付近は関門海峡のなかでも幅が約600メートルと狭く、大型船同士がすれ違うには危険が伴う。特に、北九州市側からせり出す部分があり、西から東に向かうコンテナ船からは視界が悪く、向かってくる船が直前まで視認できないケースがあるという。

(参考1b)コンテナ船、護衛艦の針路にはみ出す? 衝突事故(2/2ページ) 2009年10月28日8時5分 朝日
護衛艦の監視態勢について、元海上自衛隊潜水艦隊司令官の西村義明さんは「狭い水道を通過するときは、艦橋の見張りや指揮所の人員など、通常の当直態勢よりも強化した状態で、細心の注意を払って航行するはずだ」と話す。
 軍事ジャーナリストの神浦元彰さんは「関門海峡は狭く、潮流も国内では最も速い場所。船の通行も多く、本来は追い越しをするような場所ではない。潮流の激しいところで追い越しをしようとしたコンテナ船がコントロールを失った可能性もある。護衛艦も船の行き来が多い中で身動きが取れなかったのではないか」と分析する。
 海保は、レーダーなどで両船の航跡を確認し、衝突の状況を詳しく調べる。

(参考2)鳩山首相、「国民に迷惑かけた」と陳謝=北沢防衛相、再発防止を指示。(2009/10/28-12:47) 時事通信
 鳩山由紀夫首相は28日午前、海上自衛隊の護衛艦とコンテナ船の衝突事故について「責任を明らかにしないといけない。国民の皆さんにご迷惑をかけたと思います」と陳謝した。都内の私邸前で記者団の質問に答えた。
 北沢俊美防衛相は、幹部職員・自衛官に対し、「さらなる規律、技術の錬磨に努め、再び国民に心配や迷惑をかけることがないよう、誠心誠意心を込めてほしい」と再発防止を指示した。防衛省では、北沢氏ら幹部が今後の対応を協議。その後、長島昭久政務官が首相官邸で平野博文官房長官と会い、これまでの経緯を報告した。
 また、現地を視察中の榛葉賀津也副大臣は、北橋健治北九州市長、麻生渡福岡県知事を相次ぎ訪ね、事故を謝罪した。
 一方、平野氏は記者会見で「政府としては、危機管理に万全を期した。初動対応は、首相の指示の下、万全の対応ができたと認識している」と述べた。(2009/10/28-12:47)

(参考3)無残な姿 ~海上護衛艦、関門海峡で衝突 [発信!北九州] 2009年10月28日 11:48 更新




トミーテック1/150 ザ・トレーラーコレクション 日本郵船コンテナセット 日本郵船株式会社特注
コレクターズショップ サザン
トミーテック ザ・トレーラーコレクション 日本郵船株式会社特注 日本郵船コンテナセット日本郵船株式会

楽天市場 by ウェブリブログ

三船美佳ママもお気に入り♪全米でギフトチョイスBEST10入り!【 ZEVRO 】ゼブロシリアルサーバー(コーンフレーク容器) ブラック
チアーズ(インテリア雑貨)
■全米で大人気!!シリアルサーバーコーンフレークやペットフード、キャンディーなどなんでも入れて適量だ

楽天市場 by ウェブリブログ

トミーテック1/150 ザ・トレーラーコレクション第2弾 日本コンテナ輸送 日野プロフィアハイルーフ+日本郵船[20ftコンテナ]
コレクターズショップ サザン
トミーテック ザ・トレーラーコレクション第2弾 日本コンテナ輸送日野プロフィアハイルーフ+日本郵船[

楽天市場 by ウェブリブログ




コンテナ船の話
成山堂書店
渡辺 逸郎

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

発泡容器 船皿大 VK-22 200x110x17mm1ケース 3600枚 1枚当り4.08円
アシストワン
材質:発泡ポリスチレン入り数:3600枚外寸:200x110x17mm

楽天市場 by ウェブリブログ




プラ舟ジャンボ 180
厨房卸問屋 名調

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 捏造された南京大虐殺

    Excerpt: 前回の記事、「マッカーサーの遅すぎた悔恨」で紹介した「侵略の世界史」の内容で、 南京大虐殺に関する部分を下方に貼り付けておこう。 Weblog: 風林火山 racked: 2009-10-28 21:53
  • 護衛艦くらまと韓国コンテナ船衝突の別の理由

    Excerpt: 筆者は先の記事 『護衛艦衝突防止強化だけでなく、防衛体制強化を! (作成日時 : 2009/10/28 16:38) 東郷幹夫の思いつくまま日記 』の中で、海自護衛艦「くらま」と韓国コンテナ船「カリナ.. Weblog: 東郷 幹夫の思いつくまま日記 racked: 2009-10-29 22:54