「16年東京五輪招致委設置に反対する!!!!」について
「16年東京五輪招致委設置に反対する!!!!」について
筆者の記事「16年東京五輪招致委設置に反対する!!!!」(参考1)に対して、小山内氏よりTB(参考2)が寄せられた。ここでは同氏のご意見に対して筆者の見解を述べる。
(1)「万博とは違い、期間は短い。観光客を何人見込んでいるのか、また日本人の観客の総人数の想定を考えての上の立候補か?」について
例えば東京都の人口と同じ1000万人が、観光客や日本人の観客として、10万円/人をオリンピックで支出したとしても、1兆円にしかならない。諸施設の整備に3兆円かかると言われているのをカバーするには、はるかに及ばない。収支の上から引き合わないのは、始めから目に見えている。
(2)「確かに交通アクセスはどの国よりも、どの都市よりも優れていることは確か、<中略>どの程度の黒字が見込めるかなどを検討した上の立候補なのか、採算度外視の開催立候補なのか理解できない」について
果たして交通アクセスは他の国、他の都市よりも本当に優れているだろうか。必ずしもそうは思わない。仮にそうであったとしても、人口の密集地では、電気、ガス、水道、通信、交通、放送などのライフラインに関する都市計画とその信頼性の問題がある。この信頼性は平常状態でのものではなく、非常事態での信頼性であって、それがどのように確保されているかということが問題である(参考3)。このように考えて来ると、観光で見込める黒字など問題にならない。 これは、観光のためのシステム造りとか、採算の問題以前の問題なのである。
(3)「東京都は、国や周辺地域の財政からの借り入れが増えるような気がするが、その辺を考えているのだろうか」について
石原都知事は東京五輪開催招致委員会を11月22日に立ち上げた。この時の挨拶で「招致委は今後、NPO法人の認証を受けた上で、企業などからの寄付を幅広く募り、国内外のPR活動や海外での働きかけの先頭に立つ」と言った。そして同日の昼、首相官邸で安倍晋三首相と会い、施設面での国の支援を求めた。石原都知事は既に借入金が膨大なものと成ることを予期し、その対策に乗り出している。
彼は始めから採算のことなど全く念頭になく、危険な船出に乗り出した。彼は、「国のために東京招致に勝たなければならない。 総力戦を展開したい」と意欲を語ったそうであるが、この考えは全く間違っている。石原氏の考えは全く消極的発想である。この際、「国のために東京招致を避けなければならない」のである。これこそ真に勇気ある積極的発想である。
安部首相も一体何を考えているのか。国のために危機管理―筆者の記事「東京オリンピック誘致の問題点(参考3)」を参照されたい―を最も重視せねばならないこの時に、石原氏に口裏を合わせている。後世に無能の宰相として汚名を残すかもしれない。
(4)「唯、都知事の名誉欲のためのような気がしてならない」について
正にその通りである。さらに付言すれば、彼は東京五輪招致を口実にして、3期目の都知事選に立候補しようとしている(参考4)。絶対に彼を勝たせてはならない。今回の都知事選こそ東京都民の賢明度を計る絶好の機会である。
(5)「基本的に反対である」について
筆者は、小山内氏は控えめに、「基本的に反対である」と言っておられるが、本心は「全面的に反対である」と考えておられるものと確信し、かつ筆者の意見にご賛同を得たものとして、心から謝意を表するものである。
最後に、「東京五輪招致に反対」について、読者諸氏の全面的なご賛同を得たい。
06/11/26 東郷 幹夫
(参考1)http://mikitogo.at.webry.info/200611/article_20.html
(参考2)http://38055421.at.webry.info/200611/article_25.html
(参考3)http://mikitogo.at.webry.info/200609/article_4.html
(参考4)http://mikitogo.at.webry.info/200609/article_1.html
筆者の記事「16年東京五輪招致委設置に反対する!!!!」(参考1)に対して、小山内氏よりTB(参考2)が寄せられた。ここでは同氏のご意見に対して筆者の見解を述べる。
(1)「万博とは違い、期間は短い。観光客を何人見込んでいるのか、また日本人の観客の総人数の想定を考えての上の立候補か?」について
例えば東京都の人口と同じ1000万人が、観光客や日本人の観客として、10万円/人をオリンピックで支出したとしても、1兆円にしかならない。諸施設の整備に3兆円かかると言われているのをカバーするには、はるかに及ばない。収支の上から引き合わないのは、始めから目に見えている。
(2)「確かに交通アクセスはどの国よりも、どの都市よりも優れていることは確か、<中略>どの程度の黒字が見込めるかなどを検討した上の立候補なのか、採算度外視の開催立候補なのか理解できない」について
果たして交通アクセスは他の国、他の都市よりも本当に優れているだろうか。必ずしもそうは思わない。仮にそうであったとしても、人口の密集地では、電気、ガス、水道、通信、交通、放送などのライフラインに関する都市計画とその信頼性の問題がある。この信頼性は平常状態でのものではなく、非常事態での信頼性であって、それがどのように確保されているかということが問題である(参考3)。このように考えて来ると、観光で見込める黒字など問題にならない。 これは、観光のためのシステム造りとか、採算の問題以前の問題なのである。
(3)「東京都は、国や周辺地域の財政からの借り入れが増えるような気がするが、その辺を考えているのだろうか」について
石原都知事は東京五輪開催招致委員会を11月22日に立ち上げた。この時の挨拶で「招致委は今後、NPO法人の認証を受けた上で、企業などからの寄付を幅広く募り、国内外のPR活動や海外での働きかけの先頭に立つ」と言った。そして同日の昼、首相官邸で安倍晋三首相と会い、施設面での国の支援を求めた。石原都知事は既に借入金が膨大なものと成ることを予期し、その対策に乗り出している。
彼は始めから採算のことなど全く念頭になく、危険な船出に乗り出した。彼は、「国のために東京招致に勝たなければならない。 総力戦を展開したい」と意欲を語ったそうであるが、この考えは全く間違っている。石原氏の考えは全く消極的発想である。この際、「国のために東京招致を避けなければならない」のである。これこそ真に勇気ある積極的発想である。
安部首相も一体何を考えているのか。国のために危機管理―筆者の記事「東京オリンピック誘致の問題点(参考3)」を参照されたい―を最も重視せねばならないこの時に、石原氏に口裏を合わせている。後世に無能の宰相として汚名を残すかもしれない。
(4)「唯、都知事の名誉欲のためのような気がしてならない」について
正にその通りである。さらに付言すれば、彼は東京五輪招致を口実にして、3期目の都知事選に立候補しようとしている(参考4)。絶対に彼を勝たせてはならない。今回の都知事選こそ東京都民の賢明度を計る絶好の機会である。
(5)「基本的に反対である」について
筆者は、小山内氏は控えめに、「基本的に反対である」と言っておられるが、本心は「全面的に反対である」と考えておられるものと確信し、かつ筆者の意見にご賛同を得たものとして、心から謝意を表するものである。
最後に、「東京五輪招致に反対」について、読者諸氏の全面的なご賛同を得たい。
06/11/26 東郷 幹夫
(参考1)http://mikitogo.at.webry.info/200611/article_20.html
(参考2)http://38055421.at.webry.info/200611/article_25.html
(参考3)http://mikitogo.at.webry.info/200609/article_4.html
(参考4)http://mikitogo.at.webry.info/200609/article_1.html
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