李肇星部長の発言(No6)  中国の国防政策

中国外交部の李肇星部長は7日午後3時,人民大会堂で記者会見を開き,国際情勢と中国の外交政策を紹介し,記者からの質問に答えた。 その中で,中国の国防政策について次のように述べた。
 
1.増加した中国の国防予算にしてもアメリカには遥かに及ばない。中国の一人当たりの国防支出は、アメリカのそれの77分の1に過ぎない。最も重要なことは,中国の国防政策は透明なもので,防御的なものである。

2.物事を判断するには,数字のみに注目するのはなく,最も基本的な事実を見極めるべきである。たとえば,比率を示す数字ばかりを気にし,一昨年や昨年のこの比率を忘れてはならない。もしそれを知らなければ,今日の「北京日報」に発表された中国人民解放軍の寥錫竜将軍に対する取材に目を通されることをおすすめしたい。

3.1964年10月16日,つまり,最初の核実験に成功した当日,中国は世界に向けて,いかなる時,いかなる情況の下でも,先に核兵器を使用しないことを明らかにし,その後,さらに核兵器を保有していない国や核兵器のない地域に対して,核兵器の使用や核兵器を脅威の手段とするようなことはしないということを無条件で承諾した。

この記者の方は,中国の国防支出に注目し,細かい研究もしたようだが,核兵器を保有するその他の国が中国のように,世界に向けてこのような透明で真摯な承諾をしたことがあるかどうかという問題について検討したことはないのではないか。

筆者見解:
1.について;
人口比を考慮しても,アメリカの国防予算は52兆円/年(4兆×77×(22/130))ということになる。これは日本の年間国家予算の1/2よりも多いということになる。これは明らかに嘘である。
国防政策は極めて不透明で,かつ侵略的である。言っていることがまるで出鱈目である。


2.について;
一昨年や昨年は,1/x の x の値は,77よりも大きかったと言いたいのであろうが,数字の値など全く当てにならない。第一,本当のことを発表するはずがない。悔しかったら国防支出の明細を示してもらいたい。中国の国防費は全く不透明なのである。日本からのODAは殆ど
国防費に使われたと疑われている。


3.について;
こんなことは国防費と全く関係ない。国防のために核兵器や核ミサイルを沢山作って保有していることを,暗に誇示して脅かしているようなものである。記者会見でこんなことを言ってみせるのは,]一種の脅しである。


以上の点から,中国の国防費や国防の実態については,相変わらず不透明で,不気味極まりない危険な国だという気持ちは全く払拭できない。むしろ疑念は深まるばかりである。

皆さんはどう思われますか?

参考資料:「チャイナネット」/「人民網日本語版」 2006年3月7日
http://www.shikoku-np.co.jp/news/kyodonews.aspx?id=20060307000452
李肇星外交部長、日本トップの靖国参拝を厳しく非難

06/03/08    東郷  幹夫


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