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zoom RSS 女川原発・無災害は想定外設定値と設計上の余裕度の高さによる!  

<<   作成日時 : 2011/03/31 17:02   >>

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3月24日の産経新聞の報道『(参考1)』を参考にすると、
福島原発への津波の高さは14メートルを超え、想定の5.6メートルを8.4メートル上回った。これに対し、女川原発への津波は17メートルクラスで、想定最大9.1メートルを7.9メートル上回った。女川原発へは想定の1.868倍の高さの津波が、福島原発へは想定の2.5倍の高さの津波が襲ったことになる。

この結果を見ると津波の高さの想定値との差は、福島の8.4メートルに対し、女川のそれは7.9メートルであり、0.5メートルの差しかない。実際の津波の高さと想定値との差は両者ともあまり変わっていない。差が大きいのは、むしろ津波の高さの想定値と実際値との比率である。女川の場合、この比率が1.9倍に達していないのに、福島では2.5倍に達した。要するに、津波の実際の高さと想定値の比が小さければ小さいほど良く、1以下になることが望ましいと云うことが重要であるように思える。

女川の場合には、この数字は、1以下にはなっていなかったが、原発の主要施設の標高が、福島では10メートル前後であったのに、女川では14.8メートルだったそうである。これは31日の朝日の朝刊の報道である。女川では、津波の高さ17メートルと主要施設の高さとの差は2.2メートルであったのに対し、福島では津波の高さ14メートルと主要施設の高さとの差は4メートルであった。2.2メートルと4メートルとの差が、禍福の分かれ道となった。さらに女川の場合は、地下3Fにあった補助用のデイーゼル発電機が水浸しになることはなかったし、さらに東北電力からの送電線による外部電力の送電は完璧であった。送電線の一経路が地震で破壊されたが、非常用の送電線がもう一系統存在していたために、そちらに切り替えて、事なきを得たそうである。送電経路に迂回路という冗長性を持たせることにより、送電の安全を確保したことになる。正にシステム工学上の冗長性による信頼性の向上と言える。

女川原発が生き残った理由は、正に想定外の値への設定の高さと冗長度を持った余裕のある設計による。

今回の福島原発で起こった津波と地震による大事故は、想定が甘すぎた事故であった。『想定外』では済まされぬ事故であった。 

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(参考1a)原発、明暗分けた津波対策 女川は避難所に
2011.3.24 22:32 (1/2ページ) 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032422350077-n1.htm
 東日本大震災の被害では、同じ東北の太平洋沿岸に立地する東京電力の福島第1原発と東北電力の女川原発が明暗を分けた。福島第1原発が多くの住民を故郷から引き離した半面で、女川原発には壊滅的被害となった女川町民が避難所として身を寄せている。2つの原発の明暗が分かれたのは福島第1原発では想定された津波の高さが約5・6メートルだったのに対して女川原発は9・1メートルに設定した立地のわずかな違いだった。
 福島第1原発は過去の事例を参考に津波の高さを最大約5・6メートルと想定して設計されていた。東京電力は「隣の南相馬市の津波の高さは約10メートルにも及んだとされ、今回の津波は想定をはるかに超えていた。揺れは耐震設計の600ガルを下回っていただけに津波にやられました」と説明する。
 一方、女川原発は昭和53年の宮城県沖地震後の59年に運転を開始。東北電力によると、三陸沖地震津波や宮城県沖地震の経験から津波想定は高さ9・1メートル、耐震設計は580ガル、半径5キロ以内に活断層がない−などの地盤条件も含めた総合的な判断で現在の場所に建設されたという。

(参考1b)原発、明暗分けた津波対策 女川は避難所 2011.3.24 22:32 (2/2ページ)産経http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032422350077-n2.htm
 固い岩盤上にある主要施設は海面から14・8メートルもの高さだった。地震の揺れは想定以下となる567・5ガルにとどまり、消波ブロックと芝生の斜面に阻まれた津波は主要施設に達することはなかった。「設計段階の津波と耐震の条件を満たした立地が津波被害を阻んでくれた」(東北電力)
 震災後の停電はなく、水の備蓄もあったため、女川原発は津波で壊滅的被害を受けた女川町民の救いの場所になった。原子炉等規制法で一般住民は許可なく原発敷地内には入れないが、人道上の配慮から開放され、最大で330人が事務建屋の別館と体育館に避難した。 東北電力は「今後も要望があれは避難所として開放したい」と話している。。


(石田征広)





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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
トラックバックをしていただき感謝です。ありがとうございます。感謝感激です。<m(__)m>・・・故に、自分という人間・・米国人等は、己自身のあるべき、生きてる存在や姿を表現するのが、実に上手い事に共明・感銘しながらも、自分は米国人等のマネでは無いのですが、時間が無いのを恨んでもないのですが、今もこれからも、ずうずうしく、自分という18歳で大型な交通事故に遭い1ヶ月間の意識不明の脳挫傷で他人からは、分かりずらい見えにくい後遺症と闘っているつたなき人間をアピールしていく予定です。宜しかったら、また遊びに来て下さい。 <m(__)m>
智太郎
2011/04/01 09:05
智太郎 様
コメントを有難うございました。
交通事故のご経験をお持ちで、後遺症と闘っておられるとのこと、ご同情申し上げます。是非とも、現在の情況に屈することなく、頑張っていただくことをお祈りしています。
ブログをお書きになることが、後遺症の治癒に役立つことと期待しております。
深山 飛水
2011/04/04 05:14

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