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図1 山岳遭難事故・救助作業中に墜落の埼玉県・防災ヘリ「あらかわ1」 ここでは、『埼玉県・防災ヘリ「あらかわ1」の墜落と5名死亡』という2次災害の重大な現実に直面し、最初にこの防災ヘリ墜落の経緯を箇条書きで述べる。 @遭難した女性を含む計9人のグループは7月24日から山に入った。沢登りが目的だったように思われる。グループ・リーダーは三尾彰氏(59)であり、同氏は東京都勤労者山岳連盟理事であった。 同氏は登山の専門家であった。そのような人が今回の災害の元になった危険な登山を推進した。 A上記女性(氏名不詳)(55)=川崎市は、24日午後4時頃、埼玉県秩父市の「ぶどう沢」付近で沢登り中に、滝つぼに転落した。 B三尾氏は、25日午前8時半ごろ、110番し,救助を求めた。携帯電話が通じなかったため、山頂に移動して連絡を行った。それにしても、彼は事故の起きた24日の内に救助を要請しなかったのであろうか。Cこれに応じて埼玉県の防災ヘリコプター「あらかわ1」が救助に向かった。 Dヘリは滝つぼに落ちたこの女性を救助するため、ホバーリング状態でヘリの姿勢を維持しながら、救助隊員2名を地上に下ろした。 Eその直後にヘリは異常状態を示し墜落した。 F地上に降りた救助隊員2名以外の5名の搭乗者が全員死亡した。 死亡された人々は次の通りである。 ●機長(本田航空)・ 松本章さん(54)、 ●副操縦士(本田航空)・ 西川真一さん(32)、 ●県防災航空隊員・ 中込良昌さん(42) ●県防災航空隊員・ 戸張憲一さん(32) ●秩父消防本部隊員・ 大沢敦さん(33) 死亡された5人の方々に深甚なる哀悼の意を捧げる。 G群馬県の防災ヘリは現場近くへ向かった(図2参照)が、上記の5人の人々の遺体収容に当たったのみであった。 H女性はヘリ墜落後に、別の救助隊によって病院搬送されたが、25日夜、死亡が確認された。 図2 墜落ヘリ救助のため現場到着の群馬県防災ヘリ 埼玉県の防災ヘリコプター「あらかわ1」の墜落原因については、(参考1)、(参考2)及び(参考3)にが色々詳しく述べている。山岳地帯の沢付近のような急斜面の山肌の迫った地形の上空でのヘリコプターのホバリングは危険で困難とされている。瞬時に起きる激しい気流の変化や天候変化などによる空気の急激な密度変化はヘリコプターのホバリングを著しく不安定にする。昨年9月に高山市の北アルプス・奥穂高岳では、岐阜県の救難ヘリがホバリングしながら遭難者をロープで引き上げ中にローターが山肌に接触してバランスを崩し、墜落して乗員3人が死亡した。 遭難者救出に向かった救難ヘリ機が二次災害に遭う。考えてみればこのような愚かな話はない。今後は、山岳地帯の地形が狭隘な地域ではヘリコプタによる救出は行わないように法規制したらどうであろうか。 それにもまして期待されるのは、登山者に対する厳重な規制と責任感である。登山者については、登山の日程計画、経路計画、装備、健康状態、登山の経験の程度などをつぶさに検閲する機関を地方自治体ごとに設け、違反する者には厳重な罰則を科する必要がある。 さらには非常事態の場合の対策、あるいは事故に対する自己責任と決意を、登山者に対して厳重に問う必要がある。特に自己の過ちによって自分に生じた災害は、自ら処置し、救援を仰がない。場合によっては、自裁して果てる覚悟を要求する必要がある。 *****************(終わり)***************** (参考1a)【ヘリ墜落】事故相次ぐ山岳救助 空中静止“魔の時間”に何が… (1/2ページ) (2010.7.25 20:37) 産経 (http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100725/dst1007252039029-n1.htm?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter) 救助活動中のヘリコプター墜落事故は、過去にも起きている。気流が不安定な山岳地帯でホバリングで空中静止しながら救助活動する時間は非常に操作が難しく危険な“魔の時間”とされる。その瞬間、ヘリに何が起きたのか−。事故原因究明が急がれる。 墜落が起きた25日午前11時ごろ、現場は天候が悪く約2メートルの弱い風が吹いていたが、防災ヘリの機長からも「特に天候を不安視するような報告はなかった」(埼玉県防災航空センター)。だが、救助隊員2人がロープで地上に降下した直後に事故は起きた。 航空機事故に詳しい航空ジャーナリストの青木謙知(よしとも)氏は「エンジントラブルといったさまざまな原因も考えられるが、メーンローター(回転翼)など機体の一部が切り立った山肌にぶつかった可能性がまず考えられる」と分析する。 防災ヘリの墜落は昨年9月にも岐阜県高山市の北アルプス・奥穂高岳でも起き、乗員3人が死亡した。この際は、ヘリがホバリングしながら遭難者をロープで引き上げ中にローターが山肌に接触してバランスを崩したとみられている。 平成19年6月には、奥穂高岳の長野県松本市側で、荷物をつり上げていたヘリが姿勢を崩し、メーンローターが雪面に接触して墜落した。国土交通省の事故報告書の中で、事故機の機長は「山の風は、地形の違いで風向きや強さが全然違う」と言及。報告書では、風向き・風速の瞬間的な変化が影響した可能性が高いと結論付けた。 (参考1b)【ヘリ墜落】事故相次ぐ山岳救助 空中静止“魔の時間”に何が… (2/2ページ) (2010.7.25 20:37) 産経 (http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100725/dst1007252039029-n2.htm) 山岳地帯でのヘリ飛行について、国交省幹部も「地形が複雑な上、風向きや風速が急に変化するため、操縦も現地に行ってから判断しなければいけないことが多い」と指摘。今回の事故でも墜落約30分後に雨雲が確認されており、天候や風向きが急に変化した可能性も否定できない。 航空評論家の鍛治壮一氏は「山間部では、山に風が当たって上昇気流と下降気流が起きる。気流が不安定になり、空中で静止していること自体技術的に難しく、非常に危険。ホバリング時はちょっとした風でも影響を受ける」。 青木氏も「ホバリングは空中で静止しているように見えても風に流されないように機体を風上に向け動かしている状態。風向きや風の強さが急に変わっても即座に反応できない場合がある」と強調している。 (参考2)【ヘリ墜落】救助しようとした転落女性も死亡 同行登山者「墜落は後で知った…」 (2010.7.25 23:50) 産経 (http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100725/dst1007252352038-n1.htm) 埼玉県の防災ヘリ墜落事故で、墜落したヘリは滝つぼに落ちた女性(55)=川崎市=を救助しようとしていた。女性はヘリ墜落後に、別の救助隊によって病院搬送されたが死亡した。 女性は計9人で24日から山に入った。救助を求める通報をした東京都勤労者山岳連盟理事、三尾彰さん(59)が25日夜に会見。「ご迷惑をおかけしてすいませんでした」と頭を下げた。 ヘリが墜落したときの状況について、三尾さんは「山頂にいてヘリの音が聞こえたが、落ちたことは知らなかった。あとで警察の方から聞いた」とショックを隠しきれない様子だった。 (参考3)埼玉・防災ヘリ墜落5人死亡 遭難救助中、2人は無事 (7/25 23:02) 山陽新聞 ( http://www.sanyo.oni.co.jp/news_k/news/d/2010072501000136/ ) 25日午前11時10分ごろ、埼玉県秩父市大滝の山中で、山岳遭難者を救助中の県防災ヘリコプター「あらかわ1」が墜落した。県警によると、乗っていた機長松本章さん(54)、副操縦士西川真一さん(32)、県防災航空隊員の中込良昌さん(42)と戸張憲一さん(32)、秩父消防本部隊員大沢敦さん(33)の5人が死亡した。 ヘリは県が本田航空(同県川島町)に運航を委託。沢登り中に滝つぼに落ちた女性(55)を救助するため上空でホバリングし、ロープで消防隊員ら2人を地上に降ろした後に墜落した。2人は無事で、うち1人が手の指に軽い打撲。 運輸安全委員会は調査官3人を現地に派遣し、墜落の状況や原因を詳しく調べる。 県警や県によると、墜落場所は山梨県境に近い国道140号雁坂トンネルの南3〜4キロで、山が深く急峻な沢付近。 ヘリは5人が搭乗して川島町の県防災航空センターを離陸した後、いったん現場近くの公園に降りて秩父消防本部の隊員2人を乗せ、救助に向かった。 女性が滝つぼに落ちたのは24日午後4時ごろ。同行者は携帯電話が通じなかったため、山頂に移動して25日午前8時半ごろ、110番した。女性は事故後の25日夜、死亡が確認された。(7/25 23:02) |
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初めて投稿をさせていただきます。 |
I love JA6644 2011/09/28 04:51 |
「I love JA6644」様 |
深山 飛水 2011/10/04 10:51 |
(上に続く)遭難者は、自分の不注意で遭難します。厳しく批判すれば、自業自得であります。しかし遭難に巻き込まれる救難者は、決して自業自得ではなく、救難の一念に燃える人々であります。 |
深山 飛水 2011/10/04 11:02 |
秋桜様 |
深山 飛水 2011/10/04 11:07 |
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