今日(24日)の朝日新聞のねっと報道 『「内閣改造した方がいい」甘利行政改革担当相 (2009年2月24日10時49分)」は、次のように報じている。甘利行政改革担当相は24日の閣議後記者会見で、麻生政権の現状について「麻生首相の良さが素直に発信されていない」と指摘した上で、「首相のメッセージがそのまんま届く環境をつくりたい。内閣改造は首相の専権事項だが、視界を少しクリアにするような手だては、選択肢としてあっていい。人心一新をすることで、国民が内閣を注視することにつながる」と述べた。しかし、この報道の内容が少しおかしい。 麻生首相はオバマ大統領との会談のため、昨日(23日)の夜、政府専用機で、羽田を出発している。とすれば、今朝の閣議は、麻生首相抜きで行われたはずである。首相不在に時は、官房長官が会議を主催するはずである。そして閣議はどのような雰囲気で行われたのであろうか。筆者が奇妙に思うのは、「甘利行革相が、何故、このような発言をしたのであろうか」ということである。 首相不在の時は、首相代行は与謝野与謝野財務・金融・経済財政相と鳩山総務大臣である。与謝野氏は3閣僚の兼任の立場上、又その人柄から言っても人事の発言は控えるだろう。とすれば、鳩山総務相あるいは、河村官房長官がこのような内閣の人事について発言するのであれば、理解できるのである。ところが甘利氏は行革相ではあるが、内閣の人事にまで言及するのは、間違いなく越権行為である。少し思いあがりがが過ぎるのではないか。 首相の専権事項である内閣の人事に、行革大臣が口出しするのは、正に越権行為である。まさか、麻生首相不在の閣議で、甘利氏がこのような発言をすることが、了解されていたとも思われない。 甘利氏は「視界を少しクリアにするような手だては、選択肢としてあっていい。人心一新をすることで、国民が内閣を注視することにつながる」というように、表現力は豊かである。しかし実際は、与謝野大臣が、財務・金融・経済財政 を兼任していることが、気にいらないのではないか。 与謝野大臣は何も好き好んで兼任したわけではない。中川大臣の辞任に伴って麻生首相に請われて三つの大臣を兼務した。最近、(参考1)の記事が示すように、与謝野財務・金融相を「経済総理」などと評価する向きがあったこともあり、そして次期総理の選出が、仮にあるとすれば、現内閣の中では、与謝野、舛添、石破、野田各氏の名前が密かに取り沙汰されたが、甘利氏の名前はどこにも出てこない。この辺に危機感を抱いたのかもしれない。 しかし筆者は、この甘利明なる人物は、総理の器ではないと考える。彼は神奈川県厚木高校から慶応大学の法学部を卒業し、ソニーの社員となった。その途中で衆議院選に当選して国会議員になった。甘利明氏は総裁選では自分の所属する山ア派の石原伸晃氏ではなく、麻生氏を支持し、麻生氏のお友達として大臣になった。ただ彼には数々の金にまつわる不明朗な話がある。消費者金融のグレーゾーン金利問題では廃止に反対したそうである。多額の献金を受けていたからだと言われる。また労働大臣の時には労働者派遣の規制緩和を陳情していた人材派遣会社12社から献金を受けていたし、道路特定財源を資金源とする道路運送経営研究会からも献金を受けており、事務所費問題では高額の事務所費を計上し、処理法も疑問視された人物である。こういう人間は、与謝野氏のような頭脳明晰で清廉潔白の人は嫌いなのであろう。 それにしてもこの人物は何をしでかすか分からない危険人物に見える。要注意人物である。どうも神奈川県出身の政治家には、小泉純一郎氏、河野洋平氏などの要注意人物が多い。何故なのであろうか?なお甘利明氏については(参考2)を参照されたい。 ******************(終わり)******************** (参考1)兼務与謝野氏に「経済総理」 社民・辻元氏ら新戦術?(2009年2月23日21時7分) 民主党の小沢代表をはじめ野党議員が、3大臣を兼務するようになった与謝野財務・金融相を「経済総理」などと評価する場面が目立っている。与謝野氏を持ち上げることで、麻生首相の存在をかすませる戦術との見方もあるが、「ポスト麻生」の売り出しに手を貸すことにもなりかねない。 「与謝野大臣は非常にご見識も能力もお持ちで、どこが政権取っても迎え入れたい人だ」。23日の衆院予算委員会で、社民党の辻元清美氏が与謝野氏を激賞した。厳しい政府批判を繰り返す共産党の佐々木憲昭氏も20日の衆院財務金融委員会で「与謝野氏の『能力はないかもしれないが、体力には自信がある』という発言は逆じゃないか」。 一方の与謝野氏。前日のテレビ番組で「言葉は落第点」と指摘した首相について、この日は「(言葉に)少し気をつければ及第点になる」としつつ、「世の中には言えば言うほど下手な表現で言ってしまう方もいる」。辻元氏からのラブコールには「与党としては今の政権を続けたいというのが自然な気持ち。しかし、最終的には国民の選択に委ねる。それが本来の民主主義」とけむに巻いた。(金子桂一) (参考2)甘利明 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
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改造人事には、案件としての緊急性はないので、代行でも言うべきではないと思います。ましてや内閣大幅改造など、案件内容としても、党内、野党、国民の誰もが疑問を感じるでしょう。 |
tesa 2009/02/25 09:59 |
tesa 様 |
東郷幹夫 2009/02/25 11:39 |
筆者には、甘利氏が首相の専権事項とも言うべき内閣改造を、麻生首相の不在中に言及するのは、極めて不適切で思い上がった発言のように思えた。一閣僚が、自分が現在属している内閣の改造を臆面もなく口にする神経を疑う。聞くところによると、甘利氏は麻生首相の側近なのだそうだ。側近にしても甘利氏の発言は理解できない。それに側近だということが本当だとすれば、麻生首相が側近を作る行為自体を疑う。大勢のグループの中で特定の人物のみを贔屓にするという行為は、全体の和を乱す行為である。もしこれが本当であるとすれば、麻生首相の管理能力と人格を疑う。側近は官房長官のみでよい。会社の社長経験のある人が、このような組織の和を乱す行為を自らに許すこと自身、組織の長としての資格がないことになる。新聞情報だから意外と出鱈目かもしれないが、甘利氏自身も何となく、裏のある陰湿な人間に見えて仕方がない。もし内閣改造をやるとすれば甘利氏を閣僚から外したらどうか。 |
東郷幹夫 2009/02/26 07:13 |
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