東郷 幹夫の思いつくまま日記

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help リーダーに追加 RSS 日本は中国のサイバー攻撃に耐え得るのか?

<<   作成日時 : 2008/03/05 22:07   >>

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サイバー攻撃(注:クリックして拡大して下さい

筆者は昨年の10月11日にこのブログ記事に、何とも困ったハッカー行為!!! (作成日時 : 2007/10/11 23:56 )と題して、個人的なハッカー被害の経験について書いている。さらにその翌日の10月12日のブログ記事に、日本政府内ネットシステムの再点検を (作成日時 : 2007/10/12 06:19)と題して、当時、諸外国が中国から受けているハッカー被害に鑑み、日本政府内の計算機システムの再点検が必要であることを訴えた。これらの記事は、【付録】の欄にそれぞれ(参考1)および(参考2)として付記する。

(参考2)では、昨年の8月前に、米国の政府内(国防省−ペンタゴンなど)の計算機システムが第三国のハッカー攻撃を受けたが、幸い機密情報に影響はなかったこと、さらに同じようなハッカー攻撃が英国政府機関の計算機システムに発生した事を述べている。さらに昨年の9月頃、ドイツ政府の首相府、経済省、外務省、教育研究省に中国からのハッカーの侵入があったことを報じている。ハッキング元を追跡すると、中国の広州と蘭州からで、この二都市には中国人民解放軍の軍事行動センターがあるそうである。 昨年の8月末にドイツのメルケル首相は、中国を訪問した折、温家宝首相に、この件で抗議したそうである。

中国の昨年の9月前後ののハッカー行為のさらに詳細は、CNET JAPAN の記事(2007/09/06 15:52 )(参考3)や10月9日の産経新聞第一面の評論記事(参考4)に明らかである。

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

次に、前述の(参考2)の筆者のブログ記事を執筆した時には、参考にしなかった参考文献として、昨年の9月15日のiza ニユースの記事(参考5 )がある。これをを下記に引用する。この記事は、英王立統合防衛安保研究所(RUSI)のアレックス・ニール・アジア安全保障部長へのインタビューの内容である。

(1)英外務省や米国防総省などのコンピューター・ネットワークが中国のハッカーに狙われた。中国人民解放軍の関与の可能性が極めて大きい。
●筆者見解:ドイツ政府の首相府、経済省、外務省、教育研究省に中国からのハッカーの侵入があったと報じられた。ハッキング元を追跡すると、中国の広州と蘭州からで、この二都市には中国人民解放軍の軍事行動センターがある。人民解放軍からの物であることは間違いない。昨年 8月末にドイツのメルケル首相は、中国を訪問した折、温家宝首相に、この件で抗議したという事実もある。

(2)2007年8月末から、独首相府、米国防総省、英外務省などのコンピューターが中国からのハッカー攻撃を受けていたとの欧米メディアの報道にたいし、中国側は「悪質なうわさ」などと全否定している。
●筆者見解:中国は自分が犯人である時には、必ずそれを否定する。今回のメタミドホス入り餃子の事件とよく似ている。自分が犯人なのに、お前の方だろうと言う。確信犯なのである。

(3)中国によるサイバー攻撃は以前からあった。最近、その攻撃が広域的でかつ激しくなってきた。各国の被害が忍耐の限界を超えたので、マスコミに情報を流すようになった。
●筆者見解:日本にたいするサイバー攻撃の度合いはどの程度の物なのであろうか。日本政府は、ただでさえ、野党や国民から激しい攻撃に晒されている。日本政府、特に防衛省の計算機システムが受けた被害について全く語られていない。余りにも被害が甚大なので国民に発表できないのではないか。イージス艦などの通信システムがサイバー攻撃を受けたらどういうことになるのであろうか。

(4)東アジアでは、日本や韓国など米国と関係が深いすべての国がサイバー作戦の標的になっている。
●筆者見解:それは当然のことである。

(5)日本政府も被害を受けている。日本の防衛省関係者も政府の計算機ネットワークが日常的に中国のハッカーに攻撃されていることをと認めている。
●筆者見解:このような事実は国民には余り語られない。国民は、中国、ロシア等の軍用機が日本の領空を侵犯し、その都度、戦闘機が緊急発進していることは知っている。しかし潜水艦が領海を侵犯したり、ハッカー攻撃が行われた時、自衛隊はどのような対応を行っているかはよく知らない。ある程度は国民に明かすべきではないのか。

(6)ハッカーによるサイバー攻撃には、
(A)計算機ネットワークに忍び込んで一定期間残留して、動き出し計算機動作を麻痺させる悪質ソフトウエアを植え付ける攻撃
(B)隠密裏に情報を抜き取るスパイ活動
に大別できる。今回のものは(B)のスパイ活動画趣であった。
●筆者見解:サイバー攻撃には、ウイルス、ワーム、トロイの木馬、コンセプトウイルス、ロジックボム(爆弾)、ボット 等が使われるそうである。個々の端末機やサーバにこれらの攻撃要素に耐え得る防御ソフトを設置する以外に、システムとして防御をすることを考えねばなるまい。
この技術は同盟国に頼ることはできない。自ら開発する以外にない。

(7)中国人民解放軍はサイバー戦争の専門部隊を持ち、中国政府当局もサイバー作戦を最先端の戦術と考えている。解放軍の行動は、中国共産党政権内部の政情に強く影響される。第17回共産党大会を前に、反米勢力がサイバー作戦を活発化させた可能性がある。
●筆者見解:人民解放軍の行動は、中国共産党政権内部の政情に強く影響されることはあるかもしれない。しかし人民解放軍の力が強くなり過ぎると、軍優先で事が運び、政権自身が軍に引っ張られて、先軍主義になると危険である。

(8)中国共産党政権には、米国との関係を必要と考える現状肯定勢力と、米国が太平洋を支配する現状を好ましくないと考える反米勢力がある。衛星破壊実験、中国潜水艦による米空母追尾など一連の行動は、中国共産党政権の反米勢力が米国に損害を与え得る能力を持っていることを誇示するものである。
●筆者見解:筆者は、中国の政情は、先軍主義的な反米勢力が力を得て来ているように思える。中国は、人民解放軍の方が中国政権よりも力を得て、先軍主義的な軍事政権に変わって行きつつあるように思えてならない。

(9)来年(2008年)には、台湾の総統選や北京五輪が行われるが、今回のサイバー攻撃は米国が台湾海峡問題で中国に対し強い立場を取ることを牽制する狙いがある。
●筆者見解:これは困った問題である。台湾問題は日本にも直接影響する。中国は尖閣諸島を侵略する計画を持っているように思える。日米同盟をもっと強固な物にして、台湾が中国に奪取されるのを防がねばならない。

○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

(参考6)と(参考7)はそれぞれ舞日新聞と時事通信の3月4日のネット記事である。次の内容を報じている。ここでは(参考7)の内容を検討してみよう。米国防総省は3日、中国の軍事力に関する年次報告書を発表している。その内容は次のようなものである。

(1)過去1年間に中国から世界各国の計算機システムへの侵入が相次いだと指摘した。「中国人民解放軍や中国政府の承認のもとで行われたかどうかははっきりしない」としつつ、サイバー攻撃能力の増強は軍の方針に合致する、と警鐘を鳴らした。
●筆者見解:民間のものと人民解放軍によるものと両方混在している家も知れない。しかし人民解放軍によるものであるとの推定が可能な根拠があるようだ。

(2)国防総省の計算機システムが昨年6月にハッカーの侵入を受け、国防長官室の電子メールシステムが一時的に停止した。セドニー国防次官補代理によれば「侵入の手口は実際のサイバー戦争にも使えるものだ」そうである。
●筆者見解:セドニー氏の発言からすると、ハッカー攻撃は人民解放軍によるものであることは確実である。

(3)昨年1月の衛星破壊実験を機に高まった中国の対宇宙軍事力について、通信妨害機器やレーザー光線、マイクロ波などを使って衛星を妨害する手段を研究している。中国が昨年、月探査機「嫦娥(じょうが)1号」の月の周回軌道投入に成功したことには「軍事的にもさまざまな意味を持つ」。
●筆者見解:衛星に電波妨害装置(ジャマー)を搭載して、ミサイル誘導ミサイルの電波を妨害し対ミサイル誘導弾の飛行経路を眼蔵にすることができる。確かに脅威である。

(4)中国の指導者は経済発展や国内の安定を守るため、地域情勢の不安定化を防ごうとすると言及。中国軍の展開に影響する地域バランスの変化として、北朝鮮崩壊などの朝鮮半島情勢の変化、日本との関係悪化などを挙げた。
●筆者見解:北朝鮮の崩壊は朝鮮半島の統一に繋がりかねない。その場合、中国は韓国に駐留する米国と直接対峙することになる。そのための兵力の配置換えが必要である。中国は北朝鮮が崩壊する時には、すぐさま北朝鮮に進駐するとまで言っている。
日本との関係悪化と言うが、その大半は中国にある。中国自身が尖閣諸島を領有しようとしたり、東シナ海を占領しようとしているから、日本との関係が悪化するのである。

(5)米国防総省は3日、中国の軍事動向に関する年次報告書を公表、米政府を含む世界の多数のコンピューターネットワークが過去1年間、不正侵入にさらされ「発信源は中国内とみられる」と明記、中国による「サイバー戦争」への危機感を強調した。
●筆者見解:同感である。

(6)昨年1月の中国による人工衛星破壊実験や同10月の月探査に向けた周回衛星「嫦娥(じょうが)1号」の打ち上げ成功は、こうした技術が宇宙での軍事作戦に転用可能なことを意味しているとし、中国の宇宙開発に警戒感を示した。
●筆者見解:同感である。

(7)公式発表をはるかに上回るとされる不透明な軍事費をはじめ、軍事・安全保障分野における中国側の「透明性の欠如」により「誤解や誤算」が生じる可能性が高まっており、地域の安定を危険にさらしていると批判した。
●筆者見解:08年度の中国の国防費は、6兆円だそうである。これは20年連続の二桁伸びなのだそうである。しかしこの額は嘘で、実際には15兆円くらいだと思われる。これでは周辺諸国との間に軍事アンバランスを生じ、危惧の念で見られても仕方がない。

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どう考えても中国の現状は、相手の迷惑を顧みず、自分の思い通りにその覇権主義を貫くために一種の先軍主義を貫き人権を完全に無視して、改革と称する侵略を推し進めようとしているる。胡錦涛国家主席の言う和諧社会などは嘘八百である。


【付録】
(参考1)何とも困ったハッカー行為!!! 作成日時 : 2007/10/11 23:56
(参考2)日本政府内ネットシステムの再点検を 作成日時 : 2007/10/12 06:19
(参考3)独米英の政府コンピュータシステムに中国軍のハッカーが侵入?
(参考4)【やばいぞ日本】第3部 心棒を欠いている(11) 2007.10.9 04:10
(参考5 )中国軍にハッカー部隊か 英専門家が断言 (09/15 23:06更新)
(参考6)「中国発ハッカー続出」 米国防省、サイバー攻撃に警鐘(2008年03月04日19時33分)
(参考7 )中国のサイバー攻撃を警告=欧州情報機関が昨年−米報告書 2008/03/04-12:52)


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
昨日の野村証券のトラブルも、アクセス過剰によるトラフィック攻撃かもしれませんね。な〜んて思わせられました。
一般人
2008/03/06 07:59
一般人様
コメントを有難うございました。
以前に『日本政府のどこかの官庁が、どこかのメーカーへ、計算機システムを発注すると、そのメーカーは碌に内容も検
討せず、その系列会社を通じて、丸投げ同然の形でその計算機システムを中国の下請け会社に発注する』と聞いたことがあります。この話は嘘だと思いますが、ほんの少しでも事実の部分があるとすれば、これは大問題ですね。日本政府の官僚達の危機管理の薄さを物語っています。米国やイギリス、ドイツは、この問題について、対外的に中国から組織的ハッカー行為があったことを、はっきり発表しています。ドイツのメルケル首相は昨年9月頃、中国に乗り込んではっきりと抗議しています。
東郷 幹夫
2008/03/08 05:41
(上に続く)しかし未だ嘗て日本政府が中国のハッカー攻撃を受けたと公表した例がありません。これは何故でしょうか。米英独の計算機システムでは技術的に超一流であって、しかもこれらの国の政府機関はハッカー行為に対しては十分な対応処置を取っていると考えられます。そのような国々がはっきりと中国のハッカー攻撃を認め、中国を非難しているのです。中国の隣国であり、しかも中国が着々とその国への侵略の準備をすすめている国、すなわち日本が、中国のサイバー攻撃を受けないわけがありません。
しかしこれまでただの一度と言えども、日本政府が中国からハッカー攻撃を受けたことを公式に発表し、非難したことを聞いたことがありません。それは何故でしょうか。それには次のような理由が考えられます。
東郷 幹夫
2008/03/08 05:43
(上に続く)
(1)日本政府の計算機システムが中国のハッカー攻撃にびくともせず、ことごとく水際で排除し、システムに一歩も侵入することを許さない、
(2)日本政府の計算機システムがハッカー攻撃を受けても、それを受けたこと自体に気付かない。
(3)日本政府の計算機システムがハッカー攻撃を受けたことに気付いており、その結果が余りにも重大なので、所管の官庁、あるいは政府が発表を指し止めにしている、
もし(2)、(3)の場合だとすると、事は、国家の存立を危うくする重大問題だと思います。日本政府は中国のハッカー行為について、どのような対応をしており、被害の度合いはどうなっているのか明らかにする義務がると思います。

東郷 幹夫
2008/03/08 05:45
1〜3の可能性はありますね。
日本人のインターネットへの過信があることも見落とせませんね。物(製品や本、人)には出入国管理ができますが、インターネットはその管理がありません。もしも私がテロを行うなら、インターネットの麻痺でしょう。PCが麻痺すると、その国のシステムは機能しなくなる可能性があります。独自システムを持ち、国境を作る必要もあるかもしれませんね。
一般人
2008/03/08 10:09
3000万人分の年金照合が出来ないという問題が発覚した時と同様に、意外と中国に国家機密が筒抜けになっているのをまったく知らなかったという可能性があります。中国があのように大胆不敵に東シナ海の権益拡大を主張し、尖閣諸島の領有を主張するのは、何か日本政府の弱みを握っているとしか思えません。もしも日本の国家機密を握っているとすれば、作戦行動には最初から中国に負けていることになります。日本は憲法9条で不戦の誓いをしておりますが、自衛のための戦は許されています。自衛と言うのは、軍艦や航空機等が行動するばかりではなく、情報分野での戦があるのが近代戦です。この分野で自衛も出来ず、最初から負けていると言うのでは、全く話になりません。思い切って政府の計算機システム全部を総入れ替えし、システムを新たに構築し直す
国家的プロジェクトを立ち上げる必要があると思います。中国の年の軍事費が10兆円足らずかどうかは知りませんが、この際、新システム構築の費用は惜しむべきではないと思います。東京五輪招致を止めれば、相当に金が浮くのではないでしょうか。
東郷 幹夫
2008/03/08 15:34

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