東郷 幹夫の思いつくまま日記

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help リーダーに追加 RSS シンガポールでの日中韓首脳会議の裏は?

<<   作成日時 : 2007/11/21 21:27   >>

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11月21日の朝日新聞の記事『ガス田開発、解決に努力で一致 日中首脳会談
2007年11月21日00時17分
』によれば、
……………………………………………………………
 福田首相は20日、シンガポールのホテルで、中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と相次いで就任後初の会談をした。日中首脳会談では福田首相が年内か来年早々に訪中する意向を表明。両首脳は東シナ海の天然ガス田の共同開発問題の解決に努力することで一致したが、具体的な時期には触れなかった。日韓首脳会談では、未来志向で両国関係を発展させることで合意。福田首相は拉致問題の解決と過去の清算を通じて日朝国交正常化を目指す意欲を示した。
……………………………………………………………
とのことである。

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次に、この記事が続いて述べている問題について考えてみたい。
(1) 日韓中首脳会談出席者の問題
この記事ではこれに触れていない。
【筆者見解】日本と韓国共にその国のトップが出席しているのに、中国はトップである胡錦涛国家主席が出てこない。温家宝氏は首相に過ぎない。

(2)日中首脳会談・東シナ海ガス田共同開発問題
温首相はこの問題を、「高度に複雑で敏感な問題」としながらも、4月の訪日の際に合意した「比較的広い海域での共同開発」に、「双方が勇気を持って取り組み、解決のために努力したい」と述べたとのことである。
【筆者見解】高度に複雑で敏感な問題を作っているのは中国である。日本の排他的経済水域EEZ内で海底ガスを盗掘しようとしている所に問題がある。比較的広い海域での共同開発とは何か。『比較的広い』とは曖昧な表現である。中国はこの曖昧な表現の海域に、日本の領土であり、かつ石油資源が豊富と言われる尖閣諸島を含ませようとしていると推定される。
「双方が勇気を持って取り組む」と言うのも変な話である。勇気を持って譲歩せねばならないのは中国側である。
4月の合意に基づき、日中間で局長級の協議をしているが、一向に埒があかない。筆者は、戦略的互恵関係などは中国側の言う欺瞞であると考える。中国はガス田開発に名を借りて、領土の拡張と台湾を北から攻撃できる足場造りを進めていると考えねばならない。
日本は当然、自衛をもかねてEEZの内側でガス田開発を進めるべきである。共同開発が嫌だと言うのであればやむを得まい。

ただ、中国側はこれまでの局長級協議で、日本側が中間線の日本側水域で試掘に踏み切れば軍艦を出動させると脅したと言われる。由々しい問題である。

結局、今回の首脳会談では、今秋までに具体案を練ることになっていた共同開発問題の解決時期は示されなかったそうである。 中国は本気で日本に取り合うつもりは全くない。要するに中国は嘘つきなのである。 


(3)日中首脳会談・首脳の相互訪問
温首相は福田首相の早期訪中を要請し、福田首相は国会の状況を見ながら、早期に訪中する考えを伝えたそうである。
【筆者見解】これは一寸おかしい。安倍前首相から福田首相に代わったのであるから、中国へ交代の挨拶に来るように要求しているのと同じである。順番としては、今度は胡錦涛国家主席が訪日すべき番である。日本に朝貢外交を要求しているのと同じである。福田首相は既にして中国の術中にはまってしまった。

(4)日中首脳会談・歴史問題と台湾問題
温首相は「歴史と台湾について、適切に処理することが日中関係を維持する政治的基礎だ」と指摘。来年3月の台湾総統選を念頭に、「日本側が台湾問題を適切に処理することを希望する」と述べた。福田首相は「台湾については両岸の平和を維持することが重要であり、この考えは一貫して変わっていない」との考えを示した。
【筆者見解】温氏の言い方は極めて侮辱的である。歴史問題とは何か。日本は過去の双方にとって不幸な戦争のことは悔いている。30兆円に及ぶと言われる膨大なODAを中国に与えてきた。この上更に何をセよと言うのか。にもかかわらず、江沢民は反日教育をやった。首相の靖国神社参拝までも内政干渉して来た。この上、何をせよと言うのか。

台湾問題をこれ以上どのように処理せよと言うのか。中国指導部は日本の首相に会う時には必ず台湾問題を持ち出す。そして日本の首相は、その都度、馬鹿の一つ覚えのように、『1972年の日中共同声明の精神を尊重する』と答える。これを言わなかったのは、小泉首相くらいのものである。福田首相はこれを復誦しなかっただけましである。

(5)日中首脳会談・その他
中国海軍と海上自衛隊の艦艇の相互訪問など安全保障分野での協力強化で一致した。
【筆者見解】全くナンセンスである。日中間のどこに安全保障上協力できる部分があるのか。
狂気も沙汰としか言いようがない。

(6)日韓首脳会談
盧大統領が、先の南北首脳会談の中で「金正日総書記が、北朝鮮が平和と繁栄に向かうためには米朝、日朝の関係改善が必要だとはっきり認識していた」と指摘した。
【筆者見解】それにしては、北朝鮮は、日本に対して誠意を見せない。実に不思議である。

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以上、今回のシンガポールでの日中韓首脳会談に関する筆者の見解を箇条書きに述べた。
相手が正常な相手ではないので、まともな神経では付き合えない。福田首相としてはまずまずの出来栄えというところであろう。日米同盟とアジア外交を共鳴させると言うが、そのような巧い芸当は可能なのであろうか。今回の首脳会談には高村外相も同行したと言われる。
福田・高村外交戦略の行方はどのように展開するのであろうか。

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