東郷 幹夫の思いつくまま日記

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help リーダーに追加 RSS 五輪招致に関する石原対安部の話し合い

<<   作成日時 : 2006/09/02 03:52   >>

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日本オリンピック委員会の委員の投票により、東京が、2016年(平成28年)夏季オリンピックの国内候補地に決まったことを受けて、石原慎太郎氏は、8月31日の午前中、早々と首相官邸を訪れた。

石原知事は、安倍晋三官房長官に対し、オリンピック招致に向けた協力を要請したそうである。さらに彼は、「国もその気になって、十全の協力をいただきたい」と要請し、さらに五輪誘致の担当相を置くよう要請したとのことである。

安倍長官は「東京に誘致できるよう国としてもバックアップしてゆきたい。全力で取り組みたい」と応じ、記者会見で、「石原知事から要請のあった五輪誘致の担当相を置くよう、次の内閣で検討することになる」と述べたそうである。
参考(産経: http://www.sankei.co.jp/news/060831/sei044.htm

ここで筆者が疑問に思うことがある。
【何故、小泉首相に会わないで、じかに安部氏に会ったのか。】
いやしくも、9月20日までは、現職総理は小泉氏である。最初に小泉首相に礼儀を尽くすのが順序というものだ。
もしいつもの石原氏のように、彼独特の手法であって、気にするに当たらないと思えば、成る程と納得できないでもない。しかしこの場合でも、「小泉総理はもう用済みで、次期総理は安部氏だ」と言っているように見える。
「これは小泉総理にも失礼であると同時に、他の総裁候補の谷垣禎一氏や麻生太郎氏をも無視した傍若無人の常軌を逸した失礼なやり方である」ととられるかもしれない。なぜなら、まだ総裁選挙は終わっていないからである。

石原氏としては、小泉首相よりも安部氏の方が、【話しやすいと思った何か】があったか、小泉首相よりも安部氏の方が【適切だと判断した何か】があった可能性がある。

石原氏は、前から次期総理は安部氏だとして秘かに応援していた可能性がある。それゆえに【話しやすい何かがあった】のかもしれない。
さらに石原氏自身が勝ち組になりたかったのではないか。次期総理に最も近いと言われている安部氏に会ってお墨付きを貰いたかったのではないか。【適切だと判断した何か】とは、このお墨付きのことだったのではないか。事実、彼はオリンピックの東京誘致への国のバックアップと五輪誘致のための担当相の設置までも安部氏に確約させてしまった。しかもあろうことか、記者会見でこれを発表させてしまった。大変な念の入れようである。
安部氏はこの記者会見で石原氏に一種のお墨付きを与えてしまった。次期東京都知事はオリンピック知事石原氏だとの認識を一般人に植え付ける意味で、安部氏は東京都知事選挙で石原氏を後援する立場になってしまった。官邸と都庁の癒着の構図が出来上がってしまったかのような印象すら持つ。

石原氏も相等に非礼であることが明らかになったと同時に、安部氏の相当な軽率さも明らかになった。純真な安部氏は老獪な石原氏に完全に騙されてしまったような気がする。ここで、ますます危険なものを感じる。安部氏は誰にも相談せず、そんなことを決めても良いのか。一寸軽率ではないかと思う。

石原氏は無事に次期都知事になった場合、かりに09年に東京へオリンピックを誘致できないことが確定しても、後1年で任期を終わることになり、痛くも痒くもないのである。それに次期政権が09年まで続く確約は何もないのである。

今回の石原・安部会談は、結果はともあれ石原氏の勝利だと思われる。考えようによっては、国政を餌にしたマガマガシキ行為と受け取る人もいるかもしれない。

疑えば限りが無いが、まさか自民党諸君がよくやる次期政権のポスト狙いのための会談であったなどと憶測するのは、石原氏に大変非礼だと思う。まさか次期内閣の閣僚に石原氏の二人のご子息が入閣されるようなことはないと思うのだが、意外とそうではないかもしれない。入閣の確率は、対象者が二人となると、かなり高くなるので、何とも言えない。

ところで、筆者が思うには、これで石原氏は次期都知事立候補への基盤を固めたし、貴重な政府による財政的支援を得る言質を取ったかのように見える。しかし筆者は,特に安全面からオリンピック誘致自体に反対である。政府は積極的支援の方針を固めているように見えるが、十分な検討がなされていないような気がする。これは極めて危険なことであり、進むべき道を、政府自身が間違えかけているように見える。次期政権は誰にも文句を言わせないそうであるが、これにたいしても、さらに非常に危険なものを感じる。

皆さんはどう思われますか。

06/09/02  東郷 幹夫

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